昔から「巨人・大鵬・玉子焼」と、皆が(特に当時の子供達)好きなものを現したり、「江川・ピーマン・北の湖」と、皆(同じく当時の子供達)が嫌いなものを代表して3つ並べたりすることがありますが、僕の最近のキーワードは「鴻池・田母神・朝青龍」です。
どうもマスコミはこの3人を叩くのがお好きなようですが、僕はこの3人を結構応援しています。
鴻池さんというのは、内閣官房副長官の、あの鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)さんです。以前、光市の母子殺害事件についてのコメントを求められた際に、「あんなヤツは市中引き回りのうえ打ち首だ」と発言したとかで、ずいぶんマスコミに騒がれました。あと、最近は写真週刊誌に不倫だなんだと取り上げられているようですが、僕はこの人のことがどうも好きですね。ズバズバものを言う姿勢も、分かりやすいところも悪くない。一昔前の人間っぽい感じが渋い。
まあ、郵政民営化でバタバタしたり、色々あるんですが、それでもキャラクターが好きなんです。
次が田母神サン。航空自衛隊元空幕長の田母神俊雄さんです。この方についてはもう説明はいらないですよね。現役空幕長だった時に、民間の懸賞論文に投稿して、その論文が最優秀賞を獲得したのですが、その内容が日本だけが侵略国家と呼ばれることに対する批判だったことから、マスコミは一斉に大騒ぎしました。
この人もやっぱり好きですねえ。僕は極端な思想は持ち合わせていない人間だと自分では思っていますが、この人の一連の発言は徹頭徹尾首尾一貫していてぶれがない。こういう立派な人が軍隊の現場のトップだったというのは、日本はまだまだ捨てたもんじゃないなと思ったりした訳です。
ご本人もマスコミが散々騒いだおかげで本も出せたり講演に引っ張りだこだったりと、人気急上昇中で、それはそれで良かったのではないかと思ったり。
で、最後は朝青龍です。横綱です。マスコミも横審も朝青龍が大嫌いみたいですが(というかマスコミは面白がって煽ってるだけか)、久々に土俵に上がるとやっぱり強い。まだまだ本調子じゃないみたいですが、それでも抜群の存在感で、世の中にはヒールってのもんが必要なんだとあっさり納得させられてしまいます。
最近マスコミはスポーツ選手にも無闇に品行方正であることを要求しますが、僕はそれには反対です。里谷多英もそうですし清原なんかもそうなんですが、彼等は普段は多少酔っぱらって暴れてたとしても、本番で他の誰も出来ないような高い水準の仕事をしでかしてきたわけですから、それはそれでいいんじゃないかと思うんですよね。
朝青龍にしても、マスコミは散々彼の土俵の外での態度に難癖をつけて叩いてきましたが、彼がいない間の土俵はやっぱり寂しく、この初場所に彼が復帰すると、視聴率も上昇し、国技館も連日満員だとか。
朝青龍だってまだまだ若いんだから、この際徹底的にヒールとして君臨して、土俵の外でぎゃーぎゃー騒いでる論客を黙らせるぐらいの活躍をして、世紀の大悪役として歴史に名を刻んでもらいたいものです。