ハービー・ハンコックの1973年のアルバム。
僕はファンクをやってるHerbieのことは実は殆ど知らなくて(ジャズをやってるHerbieのことだって決してすごく知ってるわけじゃないけど)、このアルバムについてもまったく何も知らなかったのだが、要はそれまでジャズの人だったHerbieが、突如ファンクな人になってしまい、本気でファンクなアルバムを出してしまった第一弾のアルバム、ということのようだ。
エレキを持ったBob Dylan同様、エレピでファンクを弾くHerbie Hancockもジャズファンからは随分叩かれて騒ぎになったそうだが、そういういきさつを知らずに聴くと、シンプルにすごくカッコ良く仕上がっていて、さすがと感じてしまう。
ファンクなのでもちろん熱くアッパーなノリなのだが、激しいキーボードを奏でつつも、どこかがすごくクールで醒めている感じがして、それが全体の仕上がりをソリッドにしていて、今聴いても古くなくてすごくカッコいい。
個人的には三曲目の"Sly"が一番のお気に入り。
最近ポップスに飽きて、色々新しい分野に進出したい今日この頃なので、気に入ったものを紹介していこうかな、と思ってます。
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