2009年2月アーカイブ

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なんともひどいタイトルとジャケットだ(笑)。

サブタイトルが全てを現しているが、これ、時代劇のテーマソングばかりを集めたコンピレーションCDである。

何と言っても一曲目は「水戸黄門」の「人生〜楽ありゃ〜苦もあるさ〜♪」。

そして続く二曲目は「男だったら〜一つに賭ける〜、賭けて縺れた謎を解く〜」の銭形平次。いやはや、何とも。

他にも遠山の金さんや暴れん坊将軍や大江戸捜査網や必殺仕置き人などが目白押し。子供の頃にばあちゃんと一緒にテレビで眺めたテーマ曲がぞろぞろと。

だが、実は僕は本当はこのアルバムを借りたかった訳ではない。このアルバムに収録されている一曲がどうしても聴きたかったのだ。

それはこちらの時代劇のテーマ曲。

 

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そう、知る人ぞ知る名作忍者時代劇、「服部半蔵影の軍団」のオープニングテーマが収録されているのだ。この曲が聴きたくて聴きたくて、でも上の千葉真一が映っているサントラ版はとっくの昔に絶版になっていて、中古でも3万円という超プレミア(誰が買うんだ)。

図書館にもこのサントラは入っておらず、諦めかけていたところ、この「ちょんまげ天国」に収録されていたので、小躍りして借りてきた。

うーん、やっぱりカッコいい。服部半蔵影の軍団。真田広之や志穂美悦子も出てて、JAC絶頂期という感じだったなあ。毎回手に汗握って見てたなあ。最初と最後に樹木希林がやってる銭湯が意味もなく映って、ちょっとだけエッチなシーンがあってね(笑)。

というわけで服部半蔵影の軍団のテーマが聴けて大満足な僕なのだが、それ以外にもやっぱり銭形平次のテーマは名作だなと感慨に耽ったり。

何やってんだか。

 

ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集~
ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集~
アーティスト:テレビ主題歌 
レーベル:ソニー・ミュージックハウス
リリース:2002-09-19
ランキング:4348位
おすすめ度:
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影の軍団 音楽編
影の軍団 音楽編
アーティスト:TVサントラ

レーベル:キングレコード
リリース:1998-03-04
ランキング:159246位
おすすめ度:
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一週間ぶりのランニング。朝はテンションが上がらず走れず、今日もこのままサボりかなあと思っていたのだが、午後になったら元気が出てきたので走ってみた。

平日に全然走れていないので、あまり無理せず5キロぐらいにしておこうかとも思ったが、せっかく時間を気にせず走れる休日なのだからということで脚を伸ばしてみた。

途中から「ずいぶん疲れたな」と思い、体調が悪いのかと思いつつ帰ってきたのだが、戻ってきて距離測定してみたら、7.8キロを56分で走っていた。これってほぼキロ7分ペースってことか。ずいぶん速いな。

あと、帰宅後に体重を計ったところ、ついに87キロ台に突入!これは2000年5月以来の最低記録87.6キロまであと200グラムですよ、奥さん!

昼は週4日はお弁当を作って持って行ってるし、夜も外食は滅多にしないので、体質改善が進んでる感じだなあ。よしよし。

体重が軽いから脚に負担が掛からず、ランニングのスピードも勝手に上がって行くんだね。すげー

でもランニングはもうちょっと頻繁に走れないとトレーニングにならないね。

今週は明日と、平日に最低でも一日走ろう。それが目標ってことで。

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今日の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 7.8キロ/13.2キロ/86.7キロ 
出走日数/トータル日数:13日/59日 出走率:.220('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
東京マラソンまで あと22日 
今日の体重:87.8キロ(07年1月15日: 102キロ、3月末の目標: 86.0キロ、最終目標: 77キロ)

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1954年に芥川賞を受賞した「アメリカン・スクール」を含む8編の短編を収録した小島信夫の初期短編集。

先日レビューを書いた庄野潤三の「プールサイド小景」との同時受賞であり、僕は庄野潤三と同様、小島信夫という作家のことをまったく知らなかったのだが、村上龍と村上春樹の対談集、「ウォーク・ドント・ラン」の中で二人が小島信夫の「アメリカン・スクール」を「良い」と賞賛していたため、どれどれということで手に取ってみた。

第二次大戦中の陸軍が舞台の話が多く、それが皆神経症的かつ細密描写的である。どれも短編なので、舞台やキャラクターの設定があえて詳細にはされておらず、それが逆に物語を「悪夢」のようなトーンに落とし込んで行く。ある意味芥川龍之介の短編のような、濃密な世界が広がっていく。

どの物語をとっても、共通して流れているテーマは、アイデンティティの喪失と恥という概念である。舞台が第二次大戦中のものも、終戦直後が舞台のものであっても、そこに描かれているのは、敗戦に伴い日本国民が強いられた大きなパラダイム・シフトであり、旧体制への羞恥である。

タイトル・クレジットの「アメリカン・スクール」では、終戦後に、日本人の教師達が地元に開設されたアメリカン・スクールを見学に行くのだが、そこにも「戦勝国アメリカ」に乗り込んで行く「敗戦国日本」の教師という構図がハッキリと描かれ、登場人物達は自分達の服装のみすぼらしさを恥じつつ、アメリカ軍兵士達がひっきりなしにジープで行き来する舗装道路を6キロに渡りトボトボと歩いていく。

じっとりと湿った湿度が貼り付くような世界観は、楽しくスッキリと読む世界観ではないことは確かだ。だが、この世界観こそが、日本が第二次世界大戦後に通過してきた、圧倒的な現実の世界なのだと思うと、不思議と頷けてしまう。

戦争で敵国民を殺して帰国し生き残った日本人の背負った闇とはこのようなものか。忘れ去られる時代なのかもしれないが、この時代の言葉は大切に残すべきだと感じた。

アメリカン・スクール (新潮文庫)
アメリカン・スクール (新潮文庫)
著者:小島 信夫
出版社:新潮社
出版日:2007-12
価格:¥ 580
ランキング:114767位
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以前からケンタロウの料理本が大好きで、既に何冊か持っていたのだが、今回「家でもうちょっとバシッと気合の入った中華を作りたいなー」と思い、「ケンタロウのいえ中華」を買ってみた。これが先日騒いでいた「古本を買ったのにほとんど節約にならなかった本」である(笑)。

ケンタロウの料理レシピは男が好きそうな、濃くてパワーがあるものが多く、作り方もあまりうるさいことを言わないところがとても好きだ。

例えば、普通の料理本なら「小さじ1の塩を加えて2分ほど中火で炒める」と書かれるところが、ケンタロウ本だと、「気合を入れてバシっと焼き目が付くまで強気で炒め、気が向いたら塩をふってもいい」となる。こういう感じ、男は楽だよね(笑)。

で、実際作ってみると美味いので、ますますケンタロウが大好きになっていく。彼がレギュラー出演しているテレビ東京の「男子ごはん」は毎週予約録画しているぐらい好きだ。

 

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到着した本をパラパラとめくっていて、すぐに目について作ろうと思ったのが、「鶏と蓮根のオイスターソース炒め」。で、善は急げとばかりに早速作ってみたのが右の写真。

作り方はとても簡単で、詳しいレシピは書いてしまうとケンタロウに悪いので書かないが、蓮根を輪切りにして、鶏のもも肉を一口大に切って、ニンニクと生姜のみじん切りと一緒に炒め、オイスターソースやその他の調味料で味付ければもう完成。いやー見るからに美味そう。っていうか実際美味かった。

このレシピのページにもケンタロウ節が満載で、鶏を炒めたら、鶏が入ったままのフライパンで蓮根を炒めるのだが、その際に「鶏肉が焦げそうになったられんこんの上にのせとく」という記載には思わず笑ってしまった。「のせとく」という語感がまたいい。

というわけでケンタロウ本で楽しくいえ中華を実践したい今日この頃。次回は麻婆豆腐か春巻、と思っているのだが、ケンタロウの味付けは濃いので、中華じゃないものを織り交ぜても毎日ケンタロウ・レシピを続けていると味の濃さが辛くなってくる。

ちょっと間を空けて、時々「バシッと」ケンタロウ流で作ると、これがとっても美味いんだなー。

 

 

ケンタロウのいえ中華—ムズカシイことぬき! (講談社のお料理BOOK)
ケンタロウのいえ中華—ムズカシイことぬき! (講談社のお料理BOOK)
著者:ケンタロウ
出版社:講談社
出版日:2002-05
価格:¥ 1,365
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今日は朝から忙しかった。朝一番でオフィスを飛び出すと一路西へ。明大前で準特急に乗り換える頃には、朝からの雨は雪に変わっていた。


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目的地はこちら、南武線の稲城長沼駅。降りしきる雪と時折吹く強い風にガタガタと震える。ひえー。


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稲城長沼での仕事を終えてすぐにUターン。お昼ご飯を食べる時間もなくそのままオフィスに戻って会議。会議が終わって5分で昼飯を食い、すぐにまた会議。

さらに会議を終えてすぐに外出。はひー。

今度は東西線に乗って茅場町へ。こちらでもミーティング。

一時間のミーティングを終えて客先のビルを出ると雪は雨に変わっていた。

オフィスに戻るともう夕方。バタバタと一日が過ぎて行く。いやー久々のバタバタだった〜。

 

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今日の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 0キロ/5.4キロ/78.9キロ 
出走日数/トータル日数:12日/58日 出走率:.207('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
東京マラソンまで あと23日 
今日の体重:88.8キロ(07年1月15日: 102キロ、1月末の目標: 91.0キロ、最終目標: 77キロ)

今、明大前なんだけど、朝からの雨が雪に変わったよ。 これから西に向かうので、もっとふってるかも!? 寒いねー。

090226-03.JPG何年前からだろう、年に二度か三度、僕は旅行に行くためでもなく、映画や美術館などに行くためでもないのに、休暇を取るようになった。

何のためか。それは西麻布(旧麻布霞町)の「三河屋」さんでランチを食べるためだ。三河屋さんは平日のランチタイムしか営業していないため、ここで食事をしようと思うと、仕事を休んで行くしかない。だから僕は、年に二度か三度、この店のランチを食べるだけのために休暇を取ることにしている。そしてそれが今日だった。

仕事を休んでまで行く価値がある店なのか。もし誰かに聞かれたとしたら僕は次のように応えるだろう。「少なくとも僕に取っては休暇を取ってでも、電車に乗ってでも行く価値がある店だ」と。三河屋さんは単なる定食屋ではなく、麻布と僕の思い出に直結するとても大切な場所であり、お父さんとお母さんが僕を迎え入れてくれることは、麻布という土地が僕を受け入れてくれていることの証明のように思えてしまうのだ。誰にとっても自分の故郷や思い出の場所に一カ所や二カ所、大好きなお店というのがあったりするものだと思う。僕に取って三河屋さんは、そういう大切な場所の一つなのだ。

090226-04.JPGお店の営業時間は11時30分からなのだが、開店時間の11時30分に行ったのでは、既に行列が出来ていて、その後ろに並ぶ羽目になる場合もある。この傾向は年々強まってきているように思う。僕が最初にこの店に通うようになったのは麻布に戻ってきてからで、当初は11時半に行けば確実に座れたのだが、噂を聞きつけた人が「我先に」とやってくるようになり、徐々に埋まるのが早くなってきているのだろう。

それでも前回までは11時半までは料理は出ておらず、客は席に座って11時半になるのを待っていたように思うが、今日は11時25分に到着した時点で、既にほぼ定食を食べ終わっている先客がいて、空いている席は僕が座ったカウンターの1席だけだったから、開店時刻を早めたか、早くから来た客にも料理を出すようになったのかもしれない。相変わらずの大人気である。

改めて説明すると、この「三河屋」さんは、西麻布交差点からほど近い外苑西通り沿いにある、老夫婦が経営する揚げ物定食屋さんである。この場所は僕の小学校時代の通学路沿いで、当時はごく普通の町の肉屋さんで食堂はやっていなかったのだが、バブル期に住民数の減少により肉屋の商売に見切りをつけたご主人が思い切って業態替えをして、それまで肉屋でお惣菜として販売していたトンカツやメンチをメインにした定食屋を始めたところ、これが受けて店は人気店になった。

そして時代は下り、ネットの口コミサイトが全盛となると、この店の口コミが瞬く間に広がっていき、東京レストランガイドの年間最優秀店に選ばれたりするようになり、「町の美味しい定食屋さん」は、東京でも指折りの有名店になり、昼時にはいつも行列が出来るようになった。

僕が麻布十番に戻ってきた頃にはもう店はすっかり有名店となっており、最初は興味本位で「あの三河屋さんがねえ」という感じで行ってみたのだが、一度行ってすっかりファンになってしまい、それ以来年に数回の「三河屋詣で」が続くようになったというわけ。

さて、話を今日のことに戻すが、このところのドタバタもあったりで、今回の訪問はかなり久し振りのことだった。10ヶ月ぐらい間があいたのではないか。そしてここ一~二年ほど前から、揚げ場を担当しているお母さんの脚がかなり悪そうで、しかも腰も深く曲がってきており、ご夫妻のコンディションが気がかりになるようになってきている。

今回も、「まさか閉店してたりしないだろうな」と心の隅で恐れつつも店の前に辿り着き、無事営業しているのを見てホッと胸を撫でおろした。麻布に住んでいた頃は早朝のジョギングで店の前を通ると、6時前からお父さんが厨房に入り仕込みを始めているところを見かけたりもしたが、引っ越してしまった今となっては、店が無事に営業しているかどうかを直接確かめる術はない(電話をしてみるという手はあることはあるが、それも何となく憚られる)。

入店した時点ではお母さんはいつも通り揚げ場にいて次々とトンカツやメンチを揚げ続けていたが、お父さんの姿が見えず一瞬不安になる。「まさかお父さんは病気で休んでいるとかじゃないだろうな」と考えていると、11時半を過ぎた頃に無事お父さんが元気良く登場し、ホッと胸を撫で下ろす。

滅多に来られない店なので、いつも何を食べるか非常に迷う。前回は初めてトンカツを食べた。今回はまだ一度も試していない海老フライかチキンカツにしようかと思いつつも、それだと名物のメンチカツもコロッケも食べられないしなあ、と悩みまくる。

意を決してチキンカツを注文したところ、娘さんが「メンチかコロッケとミックスにします?」と聞いてくれた。え!?前回までそんな組み合わせのサービスなかったよね。これは嬉しいぞ~。というわけで迷わずチキンカツとメンチのミックスにしてもらう。有り難い。

090226-02.jpgそして登場したのがこちらの定食。チキンカツとメンチ、それにコロッケをオマケで付けてくれた。うほー。これまた嬉しい。何を頼んでも小さな「オマケ」を付けてくれるのがこのお店のサービスなのだが、今日はコロッケだった。丁度コロッケが食べたいなあと思っていたので大はしゃぎ。嬉しい。

うーん、やっぱりここのメンチは美味いなあ。チキンカツはあっさり系でこれはこれで悪くないけれど、やっぱり何といってもメンチが美味い。スパイシーでジューシーなひき肉の風味が際立っていて、嬉しくなる。コロッケは小型でジャガイモの食感が残るタイプで、これまた美味い。ホカホカご飯と一緒に口に運ぶと幸せ。

以前は付け合わせでマカロニサラダが付いたのだが、前回訪問時に、原価高騰のおり、値上げしない代わりにサラダの付け合わせを取り止めた、とお父さんから告げられた。サラダもやっぱり欲しいなあ。

店内は男性客が目立つ。皆黙々と食べ、食べ終わると静かに席を立つ。ランチタイムで満員の店内は思いの外静かで、その店内を張りのあるお父さんの「いらっしゃいませー」という挨拶と、お母さんがカウンターの客が立ち上がろうとすると「ご飯お代わりしなくていいの?」とか「もっと食べなさい、遠慮しないで」なんて話しかける声が良く響く。

食事を終えて店を出て時計を見ると、11時45分。わずか20分の滞在。でも僕はきっと今年、あと1回か2回はこの店にやってくるだろう。その日も特に予定は何も入れず、ただ昼前に三河屋さんへやってくるだけのために休暇を取って、お父さんとお母さんの元気な姿を確かめるために。

11時45分、まだ12時にもなっていないのに、店の外には既に20人ほどの行列が出来ていた。あいにくの曇天からポツリポツリと雨まで落ち始めていたが、並んでいる人達の顔は皆とても嬉しそうで、このお店の近所に会社があったらどんなに素敵だろう、などと妄想しつつ、僕は三河屋さんとの10ヶ月ぶりの短い逢瀬を終えた。



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今日の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 0キロ/5.4キロ/78.9キロ 
出走日数/トータル日数:12日/57日 出走率:.211('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
東京マラソンまで あと24日 
今日の体重:88.8キロ(07年1月15日: 102キロ、1月末の目標: 91.0キロ、最終目標: 77キロ)

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このところ森進一だの美空ひばりだのといった日本の歌手の音楽に新たに興味を持つようになってきた。

で、試しに美空ひばりのベスト盤を図書館から借りてきて聴いてみたのだが、代表的な曲は素晴らしいが、アルバム一枚を通して聴くとちょっと飽きてしまう。

やはり誰か特定の歌手に思い入れるという感じではなく、その歌が流行した時代を味わう、みたいな聴き方が良いのだろう。

ではということで、何か面白いアルバムはないかと探したところ、こちらのコンピレーションに出会った。その名も「昭和の大ヒット大全集(上)」。

上巻は昭和初期から'60年代ぐらいまで、下巻は'70〜昭和の終わりまで、というようなくくり方になっている。上巻だけでCD3枚というボリューム感。いやー素晴らしい(笑)。

上巻を通して聴いて、心に響いたのは淡谷のり子「別れのブルース」、並木路子「リンゴの唄」、笠置シヅ子「東京ブギウギ」、美空ひばり「リンゴ追分」、「お祭りマンボ」あたりだろうか。

この全集、必ずしもその曲の発売当初の音源にはこだわっておらず、淡谷のり子の「別れのブルース」はオリジナルは昭和12年発表だそうだが、収録されているのは昭和40年録音のもの。「東京ブギウギ」もジャズ・ギターが軽快に絡む昭和30年バージョンだし、美空ひばりの「リンゴ追分」に至っては、ジャズのオーケストラがバックについて壮大なスケールで演奏されている強烈なバージョンが収録されていて、これが猛烈にカッコいい。

いずれも歌手ご本人が後年に採録したバージョンなので、バッタものではなく、正真正銘のご本人の歌唱である。

こうやって聴いてみると、昔の唄もカッコいいものは本当にカッコいい。でも退屈なのはとても退屈だったりするので(古賀政男メロディーみたいなのはどうも合わない)、やはり時代の音として聴くのが良いだろう。

この文章を書きながら今もアルバムを聴いているのだが、それにしても「東京ブギウギ」は本当にノリノリだな。「高度成長」って言葉がぴったりで、何だか羨ましくなるぞ。

昭和の大ヒット大全集(上)
昭和の大ヒット大全集(上)
アーティスト:オムニバス 
レーベル:コロムビアミュージックエンタテインメント
リリース:2006-07-19
ランキング:46330位
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