こういう言い方もどうかと思うが、僕はホリエモンこと堀江貴文氏のことが結構好きだ。
「好き」と言うと、なんだかあっはん♥な感じやうっふん♫な何かを想像する人もいるかもしれないが、そういうことではない(当たり前だ)。彼のノリというかスタンスというか生き様というか、そういう全般的な何かに対して僕は漠然とした好感を持っている、という表現が正しいかな。
いま彼はライブドアの元経営最高責任者として、粉飾決算による損失を賠償するよう求める訴訟を起こされたりしているが、それについて僕は意見を持たない。「ホリエモンは絶対正しい」とも思わないし、「ホリエモンは絶対に犯罪者だ」とも思わない。僕自身ライブドア株を購入して上場廃止になるまで持ち続け、今なお株主であるわけで(笑)、そういう意味では損失を被っている直接関係者であるし、代表訴訟を起こしている人達と利害関係としては同じ。僕は決して傍観者ではない。
僕はただ、勢いがあって反骨心が強い、イキのいい男が好きなのだ。荒ぶる魂を抱えて何かに対して挑戦する男の心意気に共感するのだ。
ホリエモンがライブドアの社長だった頃に書かれた本も何冊か読んだし、当時のブログも読んではいたのだが、去年復活した彼のブログは実に面白い。ブログの内容は刺激的だし示唆にも富んでいてとても勉強にもなる。
政治から家電から漫画からネットからAV女優からオナニーホールまで何でもござれ。しかもそれぞれのエントリーにしっかりアフィリエイトがくっついていて金まで稼いでいる(笑)。
もちろん彼の主張の全てを受け入れている訳ではない。それに正直僕だって大多数の皆が思っているように、彼の人生がどうなろうとどうだって構わないのだ。
だが、彼の言葉には芯があり、そして勢いがある。それを僕は感じる。
そのホリエモンが最近再び活発な動きを見せるようになってきている。ブログにおける政治家に対する批評も日に日に強まってきているし、自らの仕事(どんな仕事かの全容は明らかになっていないが)が忙しくなってきているとの記述もある。
そして先週、彼が「徹底抗戦」という本を出版することがブログで明らかにされた。もちろんその内容は一連の裁判についてのものになるのであろう。麻生政権がいよいよ液状化し、一気に民主党が攻め込むかと思いきや、小沢党首筆頭秘書の逮捕で、何がどうなるか分からなくなってきたこのタイミングでの反撃の狼煙は、まさか仕込んだものではないとは思うが(そんな仕込みができる人間なら逮捕などされないか)、十分に何かを期待させてくれる。
明後日ぐらいに届くであろう彼の新刊をまずは読んでみようと思う。話はそれからだ。
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