京都旅行の際に立ち寄りました。
今まで一度も京都で夜を過ごしたことがなく、旅行で訪れる際には是非先斗町か祇園で京料理を楽しんでみたいと思い、事前に食べlogサイトで下調べをして、この店を選びました。
お店選びのポイントは大きく2点、予算と雰囲気でしたが、実際訪問したところ、どちらもとても満足でした。
東京から電話で予約をお願いし、初めての訪問で東京から行く旨説明したところ、丁寧にメニューの説明をしていただき、お薦めの6,090円の京会席の「桜」コースを予約することにしました。コースは京会席ほか湯葉コースや京鍋コースなどがあり、それぞれグレードも分かれているため、お薦めをずばり教えていただき、助かりました。
当日は四条河原町から先斗町を北上する形でお店に到着。初めての先斗町でワクワクでした。お店に入ると一階と二階のどちらの席が良いかと聴かれ、景色が良さそうな二階席をお願いしました。二階席はカウンター6席で、ほりごたつになっており、しかも全席が鴨川に向かって座る形でなかなかの風情です。
ビールをお願いし、コースがスタート。コースは先附、八寸、御椀、造里、焚合、中皿、御飯、香物、留椀、デザートというラインナップでした。
右の写真は先附と八寸の盛り合わせ。ホタルイカと九条ねぎの酢味噌和えはまさに旬の味、フキを炊いたものも、歯ごたえが良くシャキシャキとした食感が楽しめます。ゴリという小魚ははじめて食べたような気がするのですが、佃煮のように辛くない、ふわりとした煮染感が新鮮でした。
御椀はタケノコと白身魚(名前忘れました)を出汁で炊いたもので、これはまさに京の味!東京のとは明らかに異なる淡い色の出汁で頂く旬のタケノコは最高でした。この後もタケノコは何度も登場し、まさに旬という感じでした。
ビールの後はお酒を注文。どうせなら京都のお酒をということで、「英勲」の純米酒を冷やで頂きました。左の写真がお酒です。一号ずつ氷が詰まった器にお銚子とお猪口も一緒に冷して登場します。
英勲の純米は、しっかりとしつつも重すぎない、いかにも春らしい風情のお酒でした。低めの温度が合うように思うので、氷を詰めた器というのがぴったりだったように思います。
造里はマグロとタイ(かな?)。ぼってりとした大きな切り身のマグロは赤味でした。この赤味がかなり美味しくてちょっと感動しました。白身もおいしかったです。焚合はタケノコとタコです。タケノコは二度目の登場。出汁もビシッと決まって美味いです。
中皿はお魚の素揚げです。名前を教えてもらったのですが忘れました。恐らく川魚ではないかと思うのですが、臭みもなく上品に淡い身で、お酢に浸していただくのですが、このお酢がまた上品で良い感じ。付け合わせのレンコンの存在感も悪くなかったです。
御飯とお味噌汁がやってきます。御飯はタケノコ御飯。タケノコは本日何と3回目の登場ですが、飽きないですね。旬の威力ということでしょうか。お味噌汁は赤出しにたっぷりのネギが入って僕好みでした。
すっかり満足してあとはデザートです。本日のデザートはほうじ茶のゼリーでした。ほうじ茶のゼリーに黒蜜ときな粉が掛かっていて、口に入れると冷たいあべかわ餅状でビックリ。予想しない味でした。もう一度食べてみたいです。その後コーヒーが出てコース完了でした。美味しかったです。
お料理、雰囲気、コストパフォーマンスと大満足でしたが、一部接客にはちょっと不満な点がありました。まだタケノコ御飯を食べているのに、デザートとコーヒーが出てきてしまったのです。それまではタイミング良く気配りしてくださっていたので、どうしてそのタイミングだけおかしかったのか不思議ですが、デザートは食事がちゃんと終わってから頂きたかったので、ちょっとだけ残念でした。
でも全般的には非常に満足度の高い食事でした。鴨川の水面に映る京の夜景を眺めつつ頂く英勲は格別でしたよ。夏場は川床もあるようで、その時期にも是非チャレンジしてみたいです。
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京料理 富美屋 (京料理 / 三条、三条京阪、京都市役所前)
★★★★☆ 4.0
なんだぁ、一言言ってくれれば…
うちの娘を案内役にするのに(笑
ああ!そうでしたそうでした。
次回は是非。というかじゅずじさんもご一緒に(^o^)/