「夢をかなえるメモの習慣」は、『夢習慣ナビゲーター』である佐藤伝氏によるメモ術とメモ術の本。
最近ノート術、メモ術を極めようと良さそうな本を次々と手に取って読んでいるのだが、本書も今までに読んだ本とは異なる新たな切り口を持っており、なかなか勉強になった。
まず、本書ではメモを備忘録「リマインダー・メモ」、人生の夢「ビジョン・メモ」、そして思い付いたこと「アイディア・メモ」の3つに分類している。この中で「アイディア・メモ」というのがなかなか斬新で面白い。
以前読んだ樋口健夫氏の本でもアイディア・メモについて触れられていたのだが、本書ではその部分についてより深く突っ込んでおり具体的で、アイディアとして何を書けば良いのかが分かりやすい。
例えば「Bさんに○○の件連絡」と書けばただのリマインダーだが、「Bさんに、どちらもWin-Winとなるような提案をして、Bさんの感想を聞く。その際に提案は一つだけで良いか?二つあればBさんも選択できるのでは?」と書けば、これは立派なアイディア・メモであり、ビジネスをステップアップさせるのに多いに役立つだろう。
アイディアを出すのは早朝やお風呂が良いなどという点も面白い。確かに朝早く起きてまっさらなノートに、「自分がやりたいこと」のアイディアを次々と書き綴っていると、これから始まる一日がとても充実したものにできるように感じられるし、そして実際アイディア・ノートに書き込まれたアイディアを実践して行くことで、昨日よりも確実にステップアップした一日を過ごすことができるだろう。
他にも自分の周りの人達の記念日を書き込む「アニバーサリーメモ」や食事記録による体調管理、自分の周りを取り巻く人間関係を図式する「ヒューマン・ラジアル・チャート」など、是非実践したいメモ術が目白押しであった。
何事も実践あるのみで、本を読んで感心しただけでは何事も始まらない。今日から従来のノート術に本書の良い点をプラスして、さらに有効なノート術へと進化させていこう。
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