2009年5月アーカイブ
Tumblrにアカウントを作成して早速色々発信し始めてみた。僕のTumblrサイトはこちら。
周囲に何人かTumblrを始めている人がいて、かなり興味はあったのだが、今日ちょっと時間ができたので試してみたところ、これが実に面白い。
Tumblrは、Twitterに近い、とてもゆるやかな人間同士を繋ぐネットワークであり、そこには人間とか土地とか性格とか年齢とかといった、発信源のパーソナリティーを特定させる要素が排除されている点と、情報のオリジナリティがかなりのところまで無視されている点が面白い。
Tumblrを始めるにあたって、こちらのサイトがとても参考になった。で、言われるがままに、どんどん知らない人のページをフォローしていく。どんどんフォローしていくと、どんどん情報が飛び込んでくるようになり、それをまるで「バトンタッチ」するかのように、僕の情報として「Reblog」していく。これは今までになかった感覚だ。
もちろん情報を中継しているだけではダメで、自ら見つけた情報をクリッピングして発信していくことが次のステップなのだろうが、まあとにかく始めてみたらやたら面白くてビックリしてしまった。
TwitterにしろBrightkiteにしろこのTumblrにしろ、iPhoneとの親和性がすごく高くて感動的ですらある。
iPhoneは静かに世界を変えつつあるということを実感する今日この頃。
「大国日本の幻 - バブルの興亡とその教訓 -」は、ノンフィクション作家・塩田潮が、1980年代後半から90年代初頭にかけて日本で発生したバブル経済について、時系列に沿って発生原因とバブルに踊った人々の姿、その後の崩壊の過程、そしてその崩壊後の長期に渡る経済停滞と日本の国力低下の発生原因と責任の所在、さらにはバブルから学ぶべき教訓について追求している。
僕の人生と「バブル」は切っても切れない。時代と場所が同時に激しく、僕をバブルへと巻き込んで行った。1988年というバブルの暴走が本格化した年に大学に入り、住んでいた場所は六本木間近の西麻布、両親はミュージシャン、やっていたバイトは六本木のフレンチとバー、それにモデルと、まあ見事にバブル最前線でありつつも、社会人ではなくまだ未熟な学生であったために、直接バブルによって現金を目の前にして踊った訳ではなく、至近距離で踊る人達を眺めている間にバブルは崩壊し、僕が社会に出た時には平成不況まっただ中という状況であった。
そして僕とバブルとの縁はバブル発生から20年を経た今になってもまだ切れていない。僕がいま背負っている借金は祖母と母がバブル期に西麻布の自宅を改築する際にした借金が焦げ付き、麻布の実家を手放しでもまだ残ったものを、親が返済困難になったため僕が引き継いだものだ。
いつからかはハッキリ憶えていないが、僕の中で「バブルとは一体なんだったのか」、「いつ、誰が、何をしたせいでバブルは起こったのか」、「バブルは何故崩壊したのか」、「バブル後の日本はどうしてこんなにダメになってしまったのか」という疑問が強く沸き上がってくるようになった。
そしてバブルとは何だったのかを時系列順かつ中立的に解説してくれる本を探すようになった。そして本書「大国日本の幻 - バブルの興亡とその教訓 -」に出会い、貪るように読んだ。
読了してみて、感慨は猛烈にあり、それをすべて言葉にすることはとてもできない。僕の人生を振り返るのに等しいような複合的な感情や思い出が一気に押し寄せてくるからだ。さらに、本書が長大であるように、当時起こった事象一つひとつにコメントをしていくことも、やはりあまりにも労力が掛かり、現実的ではない。
だが、本書を読んで、「やっぱり」という思いを強くしたことは確かだ。バブル期の日本をハンドリングした政治家としてA級戦犯と扱われているのは中曽根康弘、竹下登、宮澤喜一であり、他にも官僚機構としての大蔵省、銀行としての住友、富士、日興、証券会社の山一、バブルに踊った企業としての桃源社、阪和興業などが続々と連座している。
ただ、一貫して言えることは、アメリカという強い交渉相手に負け続け、国内においては政治家も官僚も皆利己主義で目先のことしか考えず、目の前に積み上がった札束に目が眩み長期的かつ継続的成長や改善のことなど忘れてしまっている頃に、日本は高度経済成長から続く成長の時期を終え、少子高齢化が始まる成熟期へと突入していたという事実である。
バブル崩壊後に日銀がどんなに公定歩合を下げても景気が回復しなかったのは、バブル後の不況が単なる循環景気の結果訪れた不況ではなく、戦後日本が歩んできた成長モードに基づいた生産システムがもはや機能しなくなったためだということに、日本国民が気付くのがあまりにも遅すぎた。
本書を読むまで、僕の心の中のどこかに、「バブルよもう一度」という願望があったことは事実である。だが、本書を読み終えた今、僕の願望は明らかな間違いであったことを確信している。
僕が望んでいるのは、バブルの再来ではなく、バブルによってもたらされた過酷な現実を乗り越えた後にやってくる可能性がある、持続的かつ安定的な成長の時代である。それは間違いないし、二度とその思いは揺らがないであろう。
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ずいぶん前から出るか、出るかと言われていたMac OS Leopardの最新リリース、10.5.7が今日リリースされました。
ソフトウェアアップデートからダウンロード可能です。
今回のアップデートでは以下の点が改善されているとのことです。
一般情報
- 最新のセキュリティ修正 が含まれています。
- 一部の他社製カメラの RAW イメージサポートが追加されました。
- NVIDIA グラフィック付きの最新の Mac では、ビデオの再生機能やカーソルの動作が向上しています。
- Mac OS X 10.5.6 における、DVORAK キーボード配列の問題が解決されました。
- 単位換算、株価、天気、ムービーダッシュボードウィジェットの信頼性と正確性が向上しています。
- Gmail へのログイン時に生じる問題に対処しています。
- Yahoo! へのコンタクトを同期させる際の信頼性が向上しています。
- これで Mac Pro 向けの拡張スロットユーティリティから、正しい PCIe スロット設定が報告されます。
- フロー制御対応 Ethernet スイッチに接続中のネットワークパフォーマンスが向上しています。
- Mac OS X Server v10.4 がホストしているネットワークホームディレクトリの安定性が向上しています。
- Mac OS X サーバ v10.4、Time Capsule、および他社製 AFP サーバなどで Spotlight 検索をサポートしていないネットワークボリュームの Finder 検索結果が向上しています。
- ディレクトリサービスおよびクライアント管理のいくつかの機能が向上しています。詳細は、「Mac OS X Server 10.5.7 Update について」こちらの記事を参照してください。
iCal
- CalDav により、システム全体の信頼性が向上しています。
- MobileMe との同期を自動的に行う際の信頼性が向上しています。
- 信頼性および Notes を使用した同期の問題に対処します。
- 送信済メールボックスからメッセージをリダイレクトする際、BCC フィールドが正しく生成されない場合の問題に対処します。
ペアレンタルコントロール
- ペアレンタルコントロールおよびアプリケーション制限との一貫性が向上しています。
- フルスクリーンゲームおよびファストユーザスイッチで、時間制限が正しく機能しない問題に対処します。
プリント
- 他社製プリンタが、誤った紙トレーへ出力してしまう問題が解決されました。
- ペアレンタルコントロールを有効にして「プリンタの管理を許可」を選択すると、非管理者ユーザアカウントからのプリンタの追加/削除ができます。
- その他の印刷機能の信頼性、安定性が向上しています。
さて、インストールの準備はできているのですが、あと一時間で出勤です。今からインストールするべきか、夜に帰宅後にするべきか、非常に悩む時間ですねえ(^_^;)。
一昨日「リズムを作ろう」と言っていたのに早速昨日さぼってしまうという体たらく。反省。
今日は1.2キロ。
「思考するスピードでキーが打てる」「ローマ字入力の倍のスピード」という触れ込みの親指シフト・NICOLAの配列キーボード。
勝間和代氏の本でNICOLAの優位性を知ってすっかりその気になり、さっそくMac OS X用のドライバ、STELAのLeopard対応野良ビルド版を入れたところまで前回紹介したが、その後は地道な反復練習を続けている段階である。地味〜。
だいたい20時間ぐらいの練習でブラインドに持っていけるようなのだが、GWでだらけてたりで、まだ合計5時間にもならない程度。間が空くと忘れてしまうから、学習効率が下がって良くないよなあ。
まだブログみたいな長い文章を書くことはとてもできない。今はキー配列の出力紙をデスクに置きつつ、モニタを睨んでブラインドの練習中。
練習中とは言っても、まだ「あいうえお」とか「かきくけこ」なんてことをやっている段階。
早く自由に文字打ちができるようになりたいなあ。
でも、自分の名前だけはブラインドで打てるようになったのだが、誰が何と言おうとローマ字打ちの倍のスピードは本当に出るような気がする。だって打つキーの数が全然少ないんだから。
今月中には何とか一通りの練習を終えてメイルやブログを書き始められるようになりたい。頑張ろう。
それはそうと、Mac OS 10.5, LeopardでTESLAの野良ビルドを使ってると、TESLAをオンにしてから実際に切り替わるまでに、すっごく待たされませんか?
使っている方、回避策があれば教えてくだされー。
とっても残念なお知らせです。
5月16日にギャラリー渓ピアノラウンジで開催する予定だったライブ・イベントは、諸般の事情により開催ができなくなり、中止となりました。
ご支援いただいていた皆さま、予約してくださっていた方々、開催に協力いただいていた関係者各位に深くお詫びします。
また、ギャラリー渓ピアノラウンジの営業も、6月12日を以て終了することになりました。
やり残したことがないと言えば嘘になりますが、ここまでの皆さまのご支援、本当にありがとうございました。
以上です。ご不明などありましたら、直接私までご連絡ください。ご予約いただいていた方々には直接ご連絡済みです。