WWDCネタが続いていますがもう一つ。
Appleの有料サービスMobileMe、僕も.mac時代から年会費を支払って使っているのですが、年9,800円という金額の割に、いまいち出来ることが少なく、使い勝手もイマイチだなあと感じる部分がありました。
もちろんiPhotoの写真を公開したりWindowsとMacとiPhoneのSafariのブックマークが同期されたりというのはとても便利な機能で使い続けることは間違いないのですが、どこかで「年間9,800円も払ってるんだからもうちょっとレベルの高いサービスが欲しいなあ」と正直思っていました。
そんな僕にとって、今回のMobileMe経由での新サービス"iPhoneを探す"は、Appleならではのサービスで、しかもMobileMeの利点を最大限活かした素晴らしいサービスだと感じました。
どんなサービスかと言うと、自分のiPhoneをなくしてしまった時に、見つけるためのサポートをしてくれ、どうしても見つからない時にはデータを消してくれる、というものです。
自分のiPhoneが見つからない時、ユーザーはMobileMeにMacまたはPCからログオンします。すると以下の操作ができます。
・ iPhoneのGPSを使用してMacまたはPCのGoogle MapにiPhoneの場所を表示できる
・iPhoneのロック画面に任意のメッセージを表示できる「このiPhoneはttachiのものです。XX-XXXX-XXXXまでお電話ください」みたいな
・iPhoneの周囲の人に気付いてもらえるようにビープ音を鳴らせる
・どうしても見つからない時には、リモートでiPhone内のデータを全て削除できる(リモート・ワイプ)
情報を全てワイプしてしまったiPhoneが後から見つかった場合でも、もともとiPhoneをシンクしていたiTunesに接続すると、データを復元できるようです。
これはかなり便利そうです。家の外でなくしてしまった場合はもちろんですが、家の中でちょっと置いてしまい見失った時なんかにもビープ音が鳴らせると便利ですね。
MobileMeのiDiskもiPhoneにも正式対応とのことで、ちょっとずつ値段に見合うサービスに育って来ているような気がします。
さらなる進化に期待したいですね。楽しみです(^o^)/