iPhone OS 3.0の目玉新機能の一つ、Push Notification Serviceですが、個人的には持っているアプリが一つもプッシュに対応していなかったため、試すことができずにいたのですが、To Do管理のRemember the MilkのiPhone版アプリが昨日バージョンアップし、プッシュ対応になったので、早速試してみました。
まずはおさらいですが、Remember the MIlk(以下RTM)というのは、ウェブベースのTo Do管理サービスです。ウェブベースなので、MacでもWindowsでも使えます。RTMのウェブサイトにアクセスして使用して使うのが基本なのですが、UIがイマイチなので僕はウェブベースではiGoogleのRTMガジェットを利用しているほか、Adobe AIRアプリのRemember the Taskも気が向いた時に使っています。
RTMのアカウントは無料で作成できますが、iPhone版アプリを使用するには、アカウントをPROにアップグレードする必要があります。PROアカウントは年間25ドルです。僕はRTMはなくてはならない必須アイテムなので、iPhone導入後すぐにアカウントをPROにアップグレードしました。
そんなRTMのiPhone版アプリですが、従来はサードパーティーアプリであるためバックグラウンド動作ができず、設定時刻にリマインダーを出すことができませんでした。リマインダーはメールで設定したアドレス宛発信することが可能なので、i.softbank.jpアドレスを設定しており、iPhone OS 3.0が出てMMSが可能になってからは、MMSのsoftbank.ne.jp宛に設定していましたが、通知を出して欲しいだけでメールが欲しい訳ではなかったので、いまいちスマートじゃないなあと思っていました。
そこへPush Notification Service対応の新バージョンが出たとのことで、喜びつつ早速試してみました。
新バージョンのiPhoneアプリをインストールしたところ、iPhoneの「設定」の中に「通知」という項目が出来ていました。開いてみるとRTMの設定ができていて、既にオンになっていました。
Push設定自体はiPhoneアプリではなく、ウェブ版で行うようです。ウェブ版のRTMから「設定」→「リマインダ」の順に開くと、既にPush設定がされていました。
つまり何も設定をしていないわけですが(^_^;)、とりあえずこれで良いようなので、さっそくテストしてみました。新規タスク「テスト」というのを作成し、期限を設定してタスクを保存。もちろんタスクはウェブ版からでもiPhone版からでも作成できます。
で、しばらくして設定した期限になったら、左画面のとおり、待ち受け画面にプッシュ通知が表示されました。MMSの場合はメール到着時に「コロリン♪」という通知音がなりますが、プッシュでは音は鳴らず、画面表示だけのようです。
試してみて気付いたのですが、待ち受け画面のロックを解除すると、RTMが自動で起動するようです。これって地味だけど嬉しい機能ですね。リマインダが出て、「はいはいやりますよ~」と思いつつ解除して通知が消えてしまうと忘れてしまう場合もありそうなので、これだと忘れにくくて良いと思います。
ただ、他のサードパーティ・アプリを起動していたら、そちらが終了してしまうのでは?と思い、これも試してみました。
試しにiTrailを起動したまま画面をロックして、タスク時間になるのを待ったところ、やはりプッシュ通知が到着した後でロック解除をすると、RTMは起動せず、iTrailがそのまま起動し続けていました!これは素晴らしい。
今回のRTMのアップデートは、新機能Push Notification Serviceの特性を十分活かした機能ですね。ますます便利になったRTMを今後も存分に利用していきたいと思います。
しかしiPhoneはどんどん進化していくなあ。本当に素晴らしいです。
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