午堂登紀雄氏の「脳を「見える化」する思考ノート」を読了。
本書のレビューをこのブログに書くのは実は二度目で、一度目のレビューは今年の3月30日に書いている。
この本を読んで感銘を受けた僕は、すぐに東急ハンズへと向かい、一冊900円ほどするリング式、厚表紙、無罫線タイプのノートを買ってきて、なんでもかんでもノートに書き殴り始めた。
それから4ヶ月が経ち、僕のノートは4冊目を迎え、その間他にも数冊の「ノート術」、「メモ術」関係の本を次々に読み、自分なりにノート術を強化してきた。
4ヶ月前と較べた時に、ノート術を始めてから明らかに自分自身が進化したと実感できる部分と、まだモヤがかかったように胡乱なままになっている部分があるように感じ、この「脳を「見える化」する思考ノート」を再読し、自分に足りない部分を再発見しようと思い立ったのだ。
再読の結果、やはり色々と面白い再発見があった。いや、再発見というよりは、本来最初に読んだときに頭に叩き込んでおくべき点が幾つも漏れていたのだが(^_^;)。
中でももっとも重要なポイントは、自分自身の「なりたい姿」「目標」「欲望」などを残さず書き出す「ブレイン・ワークアウト」における、「なりたい姿」や「目標」を、次のステップでどのようにToDoに落とし込むかという部分が、抜け落ちてしまっていたことが発見できたことだろう。
「小説で新人賞を獲りたい」「フルマラソンを完走」「数年間ヨーロッパに住んでみたい」など、なりたい自分、達成したい目標を書き出すことは実践できていて、さらにそれを年単位、月単位、週単位のTo Doに落とし込むこともできていたのだが、肝心の、目標を達成するためにしなければないToDoの洗い出しとその優先順位付けが抜けていたために、一番大きな目標と年単位の目標の間にモヤモヤとした部分が残ってしまっていたのだ。
というわけで軌道修正。今週末にこの部分をじっくり補正して、改めて目標をじっくり見直そう。
もう一つ新たな発見だったのは、著者の午堂氏が強調している「思考」ノートとしての使い方が、自分はまだまだできていなかったことを再認識した点で、これは見落としというよりは、ノート術活用の「経験値」が僕自身まだ低く、改善の余地がたっぷりあるということなのだろう。
一冊のノートに仕事もプライベートもすべての情報を時系列順にひたすら詰め込む。議事録、セミナーの内容、レストランの感想、リマインダー、ToDo、スケジュール、日記、怒りのガス抜き、などなど。だが、一番大事なのは自分の夢や目標を書き込み、その目標を達成するための道筋を考えることと、自分に出来ること、つまり新しいアイディアや企画を育成していくことなのだが、その部分の「ぶれ」を修正するのに、今回の再読は非常に役に立った。
もちろん僕は紙のノートだけではなく、MacやPC、iPhone、それにこのブログなど、データ化すべきものは極力データ化して処理をしている。
だが、紙でなければ出来ないこと、髪の方がずっと良くできることというのがたくさんある。それを再発見させてもらった再読であった。
|
||||||||
powered by a4t.jp
|
コメントする