2009年7月アーカイブ

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武田百合子氏の「日日雑記」を読了。題名はひねりも何もないものだが、中身はタイトルとは裏腹にとても瑞々しく素敵なものだった。

この作品を読むまで武田百合子という作家のことは恥ずかしながらまったく知らずにおり、先日ある方から「日本人でオリジナリティという意味で一番優れているのは武田百合子」という言葉を頂き、それではということで早速読んでみた。ちなみに武田百合子氏は武田泰淳氏の妻であり、写真家の武田花氏の母親でもある。武田花氏の写真はアラーキーと合作の写真集を一度見たことがあった。

武田百合子氏は夫泰淳氏の没後に作品を発表し始めたそうだが、この日日雑記を含めて作品数が5作と少なく、寡作の人であったようだ。泰淳氏との富士山麓の山荘での日々を綴った「富士日記」が処女作で、この「日日雑記」が遺作となっている。

タイトルにある通り、まさに日々の雑記となっており、日記形式(ただし日付は書かれていない)で淡々と作者の日常が綴られていくのだが、これが実に面白い。

身の回りに、飄々としつついつも何か面白いことを考えていて、顔色一つ変えずにぼそっと面白いことを呟くようなタイプの友人がいないだろうか。この「日日雑記」を読むと、著者の文章から、そんなタイプの友人のブログを垣間見ているような錯覚に陥り、つい読みながらニヤニヤしてしまうのだ。

文章の密度が濃くしかも独特のリズム感というかグルーヴ感があり、しかも機知とユーモアに富み、そして多くの場合最後にちゃんとオチがある。著者の観察眼は鋭く、彼女の周囲にいる人々をじっくり観察し、それを面白く活き活きと活字にしてしまう。なるほどねえ、これって本当に天賦の才能なのかもしれないなあ。

娘「H」との生活、富士山の山荘での日々、友人との会話、買い物で出くわしたちょっとした出来事などが訥々と描かれているが、そこには薄い墨で掃いたように、死の影が著者を包んでいることが分かる。それは飼い猫「玉」の死であり、昭和天皇の死であり、旧知の仲だった大岡昇平氏の死であり、富士山麓で近所に住むトガワさんの死であり、そして自らの死に対する予感とそれに対する畏れである。

著者はこの本が出版された年に67歳で亡くなっているのだが、まるで自らの死を予感するかのように、日々の記述は巻末へと向かうに連れて、少しずつ寂しげに、そして悲しげに変化していくのが切ない。

そういった寂しさを振り切るかのように、最後は娘Hとの京都旅行で日々は締めくくられる。母と娘のドタバタ日常記は、いつまでもずっと続いて欲しいという余韻を残して幕を閉じている。

読後感がとても良くて、他のエッセイも是非読んでみたいと思った。そんな素敵な出会いでした。

 

日日雑記 (中公文庫)
日日雑記 (中公文庫)
著者:武田 百合子
出版社:中央公論社
出版日:1997-02
価格:¥ 620
ランキング:62085位
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在庫状況:在庫あり。
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軽く寝不足気味だったので調子が出なかったら短めで済ませようと思いつつ家を出たが、走り始めたら思いの外調子が良く、結局10.3キロ走ってきた。皇居まで辿り着くと、つい一周したくなるのだが、それをすると15キロコースになってしまうので今日は我慢。

湿度が高くじっとりした感じ。

ところで10キロぐらいのランでも水分補給はした方がいいのだろうか。今は特に補給せずに走れているのだが、どうなんだろう。別に苦しくないなら補給しなくてもいいのかな?一応小銭は持って走るようにしているが。

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 10.3キロ/20.7キロ/15.6キロ/303.0キロ 

6月の走行目標(100キロ)まで: あと84.4キロ

今週の走行目標(25キロ)まで: あと4.3キロ

出走日数/トータル日数:86日/185日 出走率:.465('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 

1日連続出走中

今日の体重:85.0キロ(07年1月15日: 102キロ、7月末の目標: 85.0キロ、最終目標: 77キロ) 

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一昨日の朝ランニング中に急に大粒の雨が降ってきて、ランニング・ウェアにiPhoneアームバンド姿だった僕は結構焦ったのでした。アームバンドは表面の液晶部分こそビニールで覆われているものの、ヘッドフォンジャックやスイッチ、それにドックコネクタ部は剥き出しで、まったく防水加工されていなかったからです。

うーん、雨の多い日本でのランニングには、やはり防水仕様のアームバンドというのも必要かもなあ。ということで現在物色中なのですが、ウェブで調べる限り、どうもTrinityというメーカーのAMPHIBX Waterproof Armband for MP3 Players & Phones Largeという機種ぐらいしか完全防水のものはないようです。

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これなら、右の写真みたいに完全にぼちゃんと水に浸けてしまっても大丈夫みたいですが、楽天やアマゾンで値段を調べると、1万円弱ぐらいするみたいです。結構な値段だな〜。

でも万が一水濡れさせて故障したらもっとかかってしまうからなあー。ぶつぶつ。

もうちょっとだけ悩んで、どうするか決めたいと思います。

他の製品でお薦めなどあったら、是非コメントください!よろしくです(^o^)/

 

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 2.1キロ/10.4キロ/5.3キロ/292.7キロ 
6月の走行目標(100キロ)まで: あと94.7キロ
今週の走行目標(25キロ)まで: あと14.6キロ
出走日数/トータル日数:85日/183日 出走率:.464('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
6日連続出走中
今日の体重:85.8キロ(07年1月15日: 102キロ、7月末の目標: 85.0キロ、最終目標: 77キロ) 

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 0キロ/10.4キロ/5.3キロ/292.7キロ 

6月の走行目標(100キロ)まで: あと94.7キロ

今週の走行目標(25キロ)まで: あと14.6キロ

出走日数/トータル日数:85日/184日 出走率:.462('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 

0日連続出走中

今日の体重:85.8キロ(07年1月15日: 102キロ、7月末の目標: 85.0キロ、最終目標: 77キロ) 

 

ここ数日夜更かしして寝不足だったせいか、今夜はまだ9時だというのに目を開けていられないほどの眠気に襲われている。

なので今夜はさっさと布団にもぐり込んで本を読みつつ、眠くなったら寝てしまおう。

一ヶ月に一度ぐらい、こういう日があるような気がするな。疲れの取り方があまり上手じゃないのかな?

ぐっすり眠って元気になろう。そしてあとわずか2日ちょっととなった、僕の30代を思う存分享受しようじゃあないか(^_^;)。

というわけでおやすみなさい。ぐー。

6時15分起床。昨夜は夜更かししてしまい寝不足気味で布団の中でじたばた。

起き出して筋トレやって出走。何故か今日は心拍数計が妙に高い値を出し続けてビビる。208とか。死んじゃうよ(^_^;)。途中からいつもの140台に落ちたからいいけど。寝不足のせい?

2.1キロの折り返しを過ぎたあたりから大粒の雨が降って来て濡れてしまった。iPhoneのアームバンドは防水加工ではないので心配だ。これから秋までは雨が多いから、もう一つ防水加工のアームバンドを買っておくべきかもしれないな。

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 2.1キロ/10.4キロ/5.3キロ/292.7キロ 
6月の走行目標(100キロ)まで: あと94.7キロ
今週の走行目標(25キロ)まで: あと14.6キロ
出走日数/トータル日数:85日/183日 出走率:.464('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
6日連続出走中
今日の体重:85.8キロ(07年1月15日: 102キロ、7月末の目標: 85.0キロ、最終目標: 77キロ) 
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勝間和代氏の「起きていることはすべて正しい」を読了。

勝間和代氏の著作に触れるのは二作目。前回読んだ「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」が良かったので、タイトルがもっとも印象的な本作を手に取ってみた。

まず本書が届いて印象的だったのが本の厚みである。350ページ以上あり、これはこの手の実用書としてはかなり分厚い部類に入るものだろう。

で、早速読んでみての感想として、まず思ったことは、これはなんというか、彼女の半自叙伝的成功体験記なのだな、ということ。良くも悪くも。350ページの厚みだけの情報量は確かにあり、価値もある。だが、それを邪魔しているものもたくさん詰まっていて、それが本書の価値を微妙なものにしている。それが僕の感想である。

もう少しノウハウ本的なものだと思って読み始めたので、そういう部分では若干肩すかしだが、成功する人間がまっしぐらに突き進んで行く過程のノウハウを惜しむことなく開示しているという意味ではいかにも勝間氏らしい大盤振る舞いで、その部分では本書に対して好感を感じた。

タイトル「起きていることはすべて正しい」というのは勝間氏の座右の銘だそうで、これは本当に魅力的なフレーズだと思うのだが、本書の内容は必ずしもこのタイトルを中核に据えて進んで行く訳ではない。では何が中核にあるかと言うと、「起きていることはすべて正しい」という言葉を座右の銘に据える『勝間和代』という人物の成功体験と、その過程で学んだこと、感じたことが、参考資料名と共にどばーっと開陳されて渦を巻いている。それがタイトルと内容のギャップとしてある。

何故彼女がこのフレーズを座右の銘とするに至ったのかということや、その言葉を座右の銘としてどのような難局を乗り切ったか、というようなエピソードは書かれていないし、「起きていることはすべて正しい」とは思えていなかった時の自分と、それを思えるようになった自分にどのような変化が起こったかというような視点での述懐も特にない。

そして、前回読んだ本のレビューでも書いたことだが、この人の行動の前提条件に対して、僕はどうしても「うん、そうだよね」と素直に頷くことができない、ちょっと躊躇してしまう部分がある。

本を書く時に彼女はその内容についての思い入れを書くより先に、販売部数についての目標をどのように設定し、それが実際にはどれぐらい売れたかという話をする。「どんな内容だったら売れるのか」をいかに徹底的に考えたかについての記述は繰り返し登場するが、「どんな本を書きたいのか」という想いはあまり登場しない。

交友関係についても、あまりにもストレートに「自分を高めてくれない相手とはそれらしい理由をつけて徐々に距離を置け」と書いてしまう。そして「自分を高められる相手」として女優の黒木瞳氏やカリスマ営業で有名な和田裕美氏らとの交友についてのエピソードが列挙されているのだが、人間が誰かを友人として好きになる時に、その判断基準は「相手が自分を高めてくれるから」と、堂々と言ってしまっていいものなのだろうか?それはすなわち、勝間氏のことを高めてくれる価値がなくなった時には、黒木瞳や和田裕美はバサバサと交友関係から切り捨てられるのが前提であると公言してしまっているのではないか?

勝間氏が「努力するなら成果が出なければ意味がない」と言うのは正論である。確かに正論ではあるのだが、人間そこまで割り切らないと成功できないのか、とちょっと切なくなってしまうのだ。すき間時間を有効活用して勉強することやチャンスをものにする心の持ち方について、彼女が本書で書いていることはすべて正しいし、見習いたい。

だが、前作で「収入が増えると幸せになります」と書いた彼女に違和感を感じたのと同じように、本作でもやはり彼女の行動規範に対する前提条件に、僕は戸惑いを感じざるを得ない。

だが、その一方で、勝間和代氏は「とても素直な人間」なのだろうとも思う。僕が「不快」や「怒り」ではなく「戸惑い」や「躊躇」という言葉を使っているのは、「利用できない友達を切り捨てろ」と言う勝間氏の言葉は、本当に成功したい人間からすれば、極めて正しい解釈なのだということを、僕自身も本音では納得しているからなのだと思う。

成長することを止めてしまった友人と愚痴話ばかりして過ごす時間は、成長を求めて上昇する努力を惜しまない人からすれば無駄な時間と感じることもあるだろうし、実際それを「無駄」と感じて疎遠になっていくケースというのもあるだろう。

だが、それを堂々と「無駄」と言い切ってしまっていいのか。その部分がどうしても僕には割り切れないし切ない。だが、勝間氏のような成功を求める人にとっては、それを「無駄」と割り切ることも、成功の一要素なのだろうし、実際この手のノウハウ本をどんどん出版して印税を稼ぐ人達同士の交友関係というのは、相手の利用価値がなくなったら関係も終了するのが当たり前なのかもしれない。

色々と考えさせられることが多い本であることは確かだし、有益な情報もたっぷり詰まっている。そういう意味では、勝間和代氏の持つエゴイズムという「毒」を一旦横にうっちゃってから、もう一度この本を読むと良いのかもしれない。勝間氏が本当に伝えたいメッセージは素晴らしいのだと思う。ただ、それを素直に出せない雑音が、ちょっと多い。

 

起きていることはすべて正しい—運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
起きていることはすべて正しい—運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
著者:勝間 和代
出版社:ダイヤモンド社
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今日から7月。7月は文月っていうそうだ。

というわけで今月の目標は6月より25%Upの100キロにしました。結構プレッシャー。100キロ以上走れたら、それって2年半ぶりってことになるか。あの頃は150キロ以上走ってたので、やってやれないことはない。頑張ろう。

というわけで心機一転気合を入れて筋トレやってから出走。涼しいかと思ったら微妙で、走り始めたら結構ジトジトしていた。3.2キロを21分。

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今日の走行距離/今週の走行距離/今月の走行距離/今年の走行距離: 3.2キロ/8.3キロ/3.2キロ/290.6キロ 
6月の走行目標(100キロ)まで: あと96.8キロ
今週の走行目標(25キロ)まで: あと16.7キロ
出走日数/トータル日数:84日/182日 出走率:.462('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326) 
5日連続出走中
今日の体重:85.8キロ(07年1月15日: 102キロ、7月末の目標: 85.0キロ、最終目標: 77キロ) 

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