横浜中華街で、「萬珍樓點心舗」という中華料理屋さんに行ってきました。
休日に横浜へ行く用事があり、当然の流れで夕食は中華街で、ということになりました。僕は横浜の雰囲気が大好きで、横浜に行くと決まると、気分が高揚して嬉しくなります。
中華街での食事は、このところコンサバになって同じお店にばかり通っていたのですが、ここは一つ冒険しようということで、久々に新規開拓してみました。
事前に調べておく時間がとれず、当日中華街の入口付近でMacBookを引っ張り出して、食べlogで検索してみたところ、萬珍樓點心舗なるお店が上位でヒットしました。萬珍樓って聴いたことあるぞ。有名店かも、ということで早速突撃です。
場所は中華街のメインストリートよりも、山下公園側に一本裏手に入ったところにあります。裏通りは表通りとは打って変わって人も少なく、こんなところに有名店があるのか、とちょっと心配になります。
でもお店の前までくればそんな不安は吹っ飛びます。コテコテの外観に圧倒されてしまうからです(^_^;)。いやー、ラブホテルみたいというか何というか。いつも行っていた老舗の「同發本店」が殺風景な分、このコテコテ具合に圧倒されます。
おどおどしつつ入店。階段を上って入口を入ると、今度は店内は下り階段。要は入口だけが高くなっていて、客席はすり鉢状に低くなっています。凝っているなあ。2階にも席があるようです。入店した時間が早かったのでまだお客さんはそれほど入っていませんが、その後しばらくして満席になっていました。やはり人気店のようです。客層は幅広く、おっちゃんおばちゃんから、大学生のカップルぐらいまでが楽しそうに食事をしています。
メニューを眺めてしばし検分。品数が多くて迷います。量が少ない(小)メニューが多くて助かります。窯焼の豚肉、蒸しエビ餃子、フカヒレ貝柱の蒸し餃子、エビ春巻き、レンコンの炒め物を注文。飲み物は青島ビールの後は紹興酒をロックで注文。
お料理はどれも水準が高く美味しかったのですが、特に春巻きがずいぶん良かったです。料理屋さんの春巻きは、具に訳の分からないぐちゃっとしたものが入っていることが多いのですが、ここの春巻きはぎっしりと具が詰まっていて満足です。あのぐちゃっというか、にゅるっというかしたものが入っていない春巻きは貴重ですよね。
あと、レンコンの黒酢炒めはレンコンのボリュームが多くて、これで相当おなかがいっぱいになってしまいましたが、爽やかな味付けで、初めての体験でした。蒸し餃子もプリプリしていて高水準、何を食べても美味しいなあ。
〆に五目炒飯を頼みました。これもとても美味しかったのですが、いかんせんおなかがいっぱいになってしまい、半分残してしまいました。こちらはテークアウトをお願いしました。
接客はとても丁寧です。日本人のスタッフと中国人のスタッフがいますが、どちらもちょっと古めかしいぐらいの丁寧な対応で、安心して食事ができます。とにかくスタイルはコテコテのようです。
お会計は二人で10,500円。このお味とサービスでこのお値段なら満足です。紹興酒を500mlのデカンタで頼んでしまったのですが、多過ぎました。昔ほど飲まないので、これをグラスで飲む分だけ頼めばもう少しリーズナブルだったように思います。
いずれにしても、総合的にとてもレベルが高いお店でした。ソフィスティケートという観点から見れば遠いですが、中華街にそんなもの求めている人、いないですよね(笑)?
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萬珍樓點心舗 (飲茶・点心 / 日本大通り、元町・中華街、石川町)
★★★★☆ 4.5
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