使えば使うほど便利なiPhoneだが、先日のエントリーに書いたとおり、ToDo管理について悩んでいる。
いま使っているのは、Remember the Milk(RTM)というWebサービスのiPhoneアプリで、このアプリ自体は無料なのだが、アプリを使うには年間$25ドルを支払ってProアカウントにアップグレードする必要がある。
去年の9月にProアカウントを申込み、今月の20日でめでたく一周年になるのだが、$25は約2,300円で、これが毎年課金されるとなると、決して安いサービスではない。そして今月20日でRTMのProアカウントは期限切れとなる。
というわけで、RTMに代わる良いToDo管理アプリ&サービスがないかと探し始めた矢先に、Twitter仲間のhiro45jpさん、abiphoneabさんが絶賛するToDo管理アプリ、domo ToDo+がアップデートされ、Google Calendarと連携したことを知り、どうしても試してみたくなり、購入してみた。お代は350円。
domo ToDo+については、hiro45jpさん、abiphoneabさん、donpyさんのエントリーを見ていただければ詳細なレビューがあるので僕は敢えて繰り返さず、サクッと感想を述べるにとどめておこうと思う。
まず、起動がキビキビと速い点、インターフェースが直感的ですぐに憶えられる点、タグの管理がシンプルな点がとても気に入った。メモを含めたタスクの表示についての工夫や、新たに実装されたGoogle CalendarとのSync状況のバッジなども実にスマートでカッコいい。
一方、年間2,300円を徴収する、いわばプロユース・サービスであるRTMのiPhoneアプリの優位性としては、期限が時刻で設定できる点、その時刻にPush通知してくれる点、タスクに優先順位が付けられる点などがあるだろう。これは使ってみると実に魅力的なサービスではあるのだが、いかんせん料金が高い。
もしdomo ToDo+が仕事場でも十分実用に耐えることが分かれば、高い料金を払ってRTMを使い続ける必要はなくなる。今日職場で色々と試してみた結果、これは何とかなるんじゃないか、という感触を掴んだので、簡単にまとめてみる。
職場はWindows環境である。RTMではiGoogleのガジェットで普段は表示させている。これが実に操作感が良く、終わったタスクをクリックするとサクっと消えて行く感じが良い。
domo ToDo+では、操作感に同等レベルを求めるつもりはないが、自分のデスクでいちいちiPhoneを取り出してToDoを消していくという作業はしたくないので、Googleカレンダーでいかにうまく処理ができるかが重要なポイントである。
上の画面は僕のGoogleカレンダーである。オフィスはMS Exchangeで、自宅はiCalで予定を管理していて、それをMobileMeとBysySyncとGoogle Calendar Syncで同期して、MacでもWindowsでもGoogleでもMobileMeでもiPhoneでmも同期されるようにしている。
そして上の画面で紫のバーで表示されているのがdomo ToDo+でタスクとして追加された項目である。正直言って、こんな状態でタスク管理なんかしたくない。
だが、表示するカレンダーをdomo ToDoだけにして、表示方式を「予定リスト」に設定すると、上記画面のようになる。このTipsはhiro45jpさんが教えてくれたものなのだが、これだとかなりリストっぽくて良い感じである。
domo ToDo+側でタスクを完了させると、Google Calendar側では、タスクに(DONE)という表示が入る。そしてそれは、Google Calendar側でタスクの先頭に(DONE)と入れると、domo ToDo+側でもタスクが完了したという表示になることを意味している。
あと、domo ToDo+側でのタグ管理は、Googleカレンダーでは「場所」の欄に入る。なのでGoogleカレンダーで、タスクの「場所」欄に、domo ToDo+で設定したタグ、例えば「自分」とか「仕事」とか「趣味」とか「お金」とかを入力すると、同期した時点でそのタグがdomo ToDo+に反映される。複数のタグを入力したい時は、セミコロンで繋ぐと連続して入力することが可能だ。
(DONE)をIMEに辞書登録しておけば、「だん」などと打てばタスクが完了したことを簡単に入力できるし(これもhiro45jpさんTips)、Googleカレンダーにタスクが表示されるという特性をうまく活かせば、MMSへのプッシュを使って設定時刻にアラートを出すことも可能だろう。
というわけで、一日職場で使ってみて、こうしてレビューを書きつつあれこれ考えてみたら、相当楽しく便利に使えそうな気がしてきた次第。Googleカレンダー側でかなりいろんなことが出来そうなので、それを逆手に取れば、十分ビジネス環境でも便利に使えるのではないかと感じた。
RTMのProアカウントが切れる20日までの間、併用してさらに使い込んでみようと思う。なんか楽しみになってきた!
コメントする