コグレマサト + いしたにまさき両氏著、「ツイッター 140文字が世界を変える」を読了。
ちなみに皆さんはTwitterを「ツイッター」と発音しているだろうか、それとも「トゥイッター」と発音しているだろうか。僕は後者なので、「ツイッター」とカタカナで書かれると軽く違和感があるのだが、まあそんなことはどうでもいい。あと、Macの「かわせみ」で「ついったー」と打って変換すると、最初の候補に「トゥイッター」と出た。それもどうでもいいことだ(^_^;)。
僕自身がTwitterをかなり積極的にやっている人間なので、本書に書かれていることは概ね理解できるし、広瀬香美と勝間和代が「ヒウィッヒヒー」で大爆発した日はモニターの前にいたので、あの夜のドライブ感がまざまざと蘇り心が熱くなった。
本書ではTwitterの魅力についていろいろと書かれていて、どれも納得なのだが、僕が個人的にTwitterは良くできているなあと感じるのは、設計者が意図したかどうかは不明だが、非常に荒れにくいメディアであるという点が挙げられるだろう。
Twitter開始当初は「いずれTwitterも荒らしに荒らされて芸能人や有名人は皆退場してしまうだろう」と思っていたのだが、これがなかなかそうならない。どうしてそうならないのかを考えてみたところ、以下の3つの点により、Twitterは「荒れにくいメディア」として成立しているのだと感じた。
1. 荒らし行為を行った場合、被害者が相手のIDを容易に特定できる。
荒らし行為を行っている人間がいた場合、その人物の呟きの履歴は他のユーザーからも簡単に見ることができてしまう。IDでTimelineを検索されて発言履歴を見られてしまうというのは、荒らし行為を行っている人間からすると、相当恥ずかしいことなのではないかと思うし、そのような人物は誰からもフォローしてもらえないだろう。
2. ブロックの仕組みが良くできている。
荒らし行為を受けた場合、被害者は加害者のIDをブロックすることができるのだが、ブロックをすると、被害者から加害者が見えなくなるだけではなく、加害者から被害者も見えなくなってしまう仕組みになっている。つまり、荒らしやストーカー的行為をすると、その相手を見失ってしまうようにできている。これはとても良くできていると感心させられる。
3. Retweetで全ユーザーに晒されてしまう。
最近ホリエモンがRTで自分に対する批判的意見を晒しているが、まさにこれが最大の荒らし防止効果を持つのだと思う。たとえばストーカー的発言をする人がいたとしても、被害者はその発言を発信者のIDをつけた状態で全Followerに向けてRetweetすることができる。こういう状態だと、一方的な暴言や荒らし行為などはほぼ不可能になる。まさに抑止力である。
あとは、上記の仕組みの問題以外にも、ユーザーの年齢層が高目であるとか使い始めの敷居が高いためネットリテラシーが相当ある人が多く集っているなどの、人依存的に「荒れにくい」環境が作られているという事実もあるだろう。
僕自身もTwitterではほとんど嫌な思いをしたことがない。日本ではネットと言えば匿名、匿名と言えば陰湿な荒らしや炎上といった負のイメージがつきまとうが、Twitterに限ってはなかなか平和な状況が続いているようである。
2009年に大ブレイクしたTwitterが2010年にどのように進化していくか、とても楽しみである。今朝も5時過ぎに起きてTLを覗いたら、とある日本人DJがUstreamを使って2000人以上を集めてライブをやっていた(トブさんありがとうございました)。またしてもすごい瞬間に立ち会ってしまったと感動したのだった。すごいことがどんどん起こるねー(^-^)。
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