類似したカテゴリーのアプリは比較レビューでそれぞれの違いや特徴が際立つことが良くあることは皆さんご存知だろう。
今日紹介するiPhoneアプリ2つも、これまでになかったカテゴリーに属するとともに、極めて似通った性質を持つことが分かったため、比較しつつレビューしてみようと思う。
2つのアプリに共通する特徴として、人間のフィジカルな動作・作法や形式美、それに有効性について図と解説を用いてユーザーに専門的知識をもたらすことを意図している点が挙げられる。
さらにもう一歩突っ込んで吟味すると、単に人間のフィジカルを扱っているだけでなく、「裸で」、「2人の人間が」、「息を弾ませ汗をかきつつ」、「身体を密着させて」行う行為であるという共通項も見つかった。
では早速レビューしてみたいと思うが、その前にアプリの紹介をしておこう。今回扱うアプリは男女のセックス時の体位を解説している"Ananga Ranga"と、大相撲の決まり手を図解している"ザ決まり手"の二つである。
起動画面から。西洋と東洋の価値観の違いがよく現れているが、Ananga Rangaは若干気取りすぎで何のアプリなのかが分からない反面、ザ決まり手はそのまま過ぎて捻りが足りないという、どっちもどっちな状況となっている。
まずはベーシックなところから。左が正常位で右が寄り切りである。左のAnanga Rangaは画像が若干固くCG的であるのに対し、右のザ決まり手はかなりデフォルメされ漫画調というのが全体を通じての特徴である。あと、Ananga RangaはUIが英語だけなのに対してザ決まり手は表示がバイリンガルになっていて、国技としての相撲の奥深さを表す結果となっている。
Ananga Rangaは上図のように基本画面をタップすると、解説文と共に3枚の別構図の画像が表示され、それぞれの画像部分をタップすることで拡大表示される。このあたりはザ決まり手にはないこまやかな心配りで、ユーザー視点に立っている、嬉しい機能だ。
また、Ananga Rangaの画面上部には、自分が実際に試した体位にチェックを入れる"did it"ボタンがあり、これをタップするとその体位の評価を5段階で設定できるようになっているが、ザ決まり手にはこの機能もまだ実装されていない。こちらについても是非次バージョンで実装して欲しい機能だ。
大きな機能の違いはこんなところで、後は両者とも使い方は同じ。カバーフローでフリックして次の技を見ていけるわけだが、この手のアプリの楽しみは何といっても、普段なかなかお目にかかることができないバリエーションを発見することにある。例えばこれとか。
例えばこれとか。
たとえばこれとか。
というわけでざっと見てきたわけだが、結論としてはやはりユーザーの好みというか嗜好によって、どちらのアプリを選ぶかは好みが大きく別れるところなのではないかという気がしている。機能面では若干Ananga Rangaがリードしているような気もするが、Arnanga Rangaは日本語化されていないのと、動作がかなりもっさりしてしまっている点、あと肝心の画像が見にくいという欠点もある。
この二つのアプリがこれからどのように進化していくか、とても楽しみだ。両者とも一面定着を狙う位置にある(^o^)/
Ananga Rangaのダウンロードはこちらから(115円)。
ザ決まり手のダウンロードはこちらから(115円)。
*最後まで読んでいただいてありがとうございました。悪ノリネタですみません。特にザ決まり手アプリ関係者の皆さま、このような紹介の仕方をしてしまってすみません。笑っていただければ幸いです(^_^;)。
コメントする