今週号の「週刊ダイヤモンド」がTwitter特集で、僕が仲良くさせてもらってる方達のアイコンも表紙に載っているらしいということで、会社帰りにキオスクで何の気なしに購入したのだが、値段が690円と聞いて正直ビックリしてしまった。高い!
普段まったく雑誌を買わないので相場が分からなかっただけなのだが、この情報量で690円というのは高いなぁというのが正直な印象。
念のため書いておくが、週刊ダイヤモンドが高いと言っているのではない、雑誌全般の価格が高いと感じたというだけで、週刊ダイヤモンドはきっかけにすぎない。
昔から雑誌という形式自体が苦手で、過去にもあまり買ったことがない。何が苦手かというと、自分が選んだわけでもない複数の記事が雑多に入り込んでいる点。
今回もTwitterの記事は読みたかったが、それ以外の記事には興味がないわけで、それを無理に読むのもイヤだし、かといって高いお金を払ったのに読まないのもイヤだし。
確かに津田氏と堀江氏の対談記事や勝間氏の写真入りのインタビューなどの企画物は一般ブロガーには作れないコンテンツなので、もちろん有料コンテンツとしての価値はあると思う。
でも「紙」で「欲しくない情報も一緒になっていて」「690円」は高いと思う。個人的には、やはり電子化して、記事単位で購入できるか、もしくは全体での購入だとしても、印刷コストと物流コストを抑えて,もちょっと安価に配信してもらいたいなぁ、というのが正直なところ。
専門雑誌のように、「この雑誌を読まないと絶対手に入らない情報がギッシリ」というケースは、単価はある程度高くても仕方がないと思うが、それでもやはり電子化は絶対条件だろう。
いまこうして書いていることは、普段まったく雑誌を買わない人間が書く極論である。だが、普段買わないからこそ、その商圏の外側にいるわけで、でも僕は年間100冊以上の本を読み、一日300件以上のRSSをこなす書痴みたいな人間なわけで、だからこそ見えている部分もあるのではないか、とふと感じ、こんなことを書いてみた。
出版不況の嵐が吹き荒れているそうだが、どこかで誰かがコンテンツを作らなければどうにもならないわけで、個人には作れないコンテンツがある限り、出版社に期待される役割はとてつもなく大きいのだと感じている。あとは、その配布方法とプライシングを工夫すれば良いのではないだろうか。いずれにしても今が過渡期であることは間違いない。
10年後に僕達はどのように雑誌と触れているか、楽しみだ。「10年前までは雑誌って、ほとんど紙しかなかったんだよ」なんてことを、10年後の小学生に話す時代がくるのかもなんて考えると,ちょっと楽しみだ。
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