今夜のお酒はドミニカ共和国産のラム、「ロン・ベルムデス・ドン・アルマンド」を紹介しよう。
ドミニカ共和国は野球が盛んなところで、アメリカ大リーグにも名選手を何人も排出しているが、最近では大地震のあったハイチ共和国と陸続きということでも知られている。
そんなドミニカ共和国がどこにあるかはこちら↓。
ドミニカ共和国は旧スペイン領で(ハイチは旧フランス領)、そのためこのラムの名前もスペイン語である。ドミニカ共和国は米州で一番早くヨーロッパ人が植民した地域で、複雑な歴史を持っているが、それについては詳しい資料がそこら中にあるので、そちらをあたってもらうとして、このラムである。
ラベルは見事に金色、そしてボトルの中の液体も琥珀色よりも若干淡い黄金色で、まさに黄金ラムという感じだ。
早速封を切ってまずはグラスに注ぎ風味を楽しむと、焦がしたカラメルの芳香が強く、これは甘口かな?と思わせる。だが実際に一口飲んでみると、これが意外にも辛口で面白い。最初は甘い香りが口に広がるが、遅れてピリリとした味わいが追いかけてくる。
ドミニカのラムは初めて飲んだが、今までのどのラムともまた違う佇まい。マルティニクのラムのような柑橘系の爽やかさはなく、代わりに強さが全面に出ている感じ。地域による特色が出ていて面白い。個人的には結構好きだ。
ロン ベルムデス ドン アルマンド 8年 38度 700ml【10P10Jan25】
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