今週のミュージック・レビューは、トッド・ラングレンの「サムシング/エニシング?」を紹介しよう(本文リンクは楽天、アイコンはiTunes、アマゾンは こちら)。
この"Something/Anything?"は1972年に発表されたToddにとって3枚目のアルバムで、収録曲"Hello It's me"が大ヒットとなり、商業的にもTodd最大のヒット作となっている。
実は僕はTodd Rundgrenの音楽をほとんど聴いたことがなく、名前だけ知っている状態だったのだが、昨年暮れにTwitter仲間の@minaquaさんにお薦めアルバムを教えて頂いて聴いたところ、すごく良くて気に入ってしまったのだ。minaquaさんありがとうございました!
この2枚組のアルバムの何がそんなに気に入ったかというと、以下の3点に集約することができると思う。
1. ビートルズの後期を彷彿とさせるような、それを上回るような繊細で織物細工のような、立体的で優しい楽曲。
2. メローだが媚び過ぎていない、とても美しいメロディーライン。
3. 一枚のアルバムの中に様々な表情をモザイクのように詰め込んだ多面性。
曲として特に気に入ったのは"I Saw the Light"、"It Takes Two to Tango"あたり。ジャケットも繊細で美しく、まさにこのアルバムにぴったりという感じで、今までこのアルバムを知らずにいたのは本当にもったいなかったと思うのと同時に、知り合えて良かったと感動している。
Toddは僕が学生時代にコピーバンドで歌ったこともあるGrand Funk Railroadの"We're an American Band"やXTCなどのプロデューサーでもあるという。そういう人を聴かずにいたのかと思うとお恥ずかしい。
まだ1枚しか聴いていないのだが、@minaquaさんやTobuさんから他にもお薦めを教えてもらっているので、どんどん聴いていこうと思う。
まだ聴いたことがないという方は是非!お奨め!
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