ハニードリッパーズは継続的に活動したバンドではなく、既に名声を得ていたスター・ミュージシャンが集結して結成されたユニット・バンドである。
中心メンバーは元Led Zeppelinのヴォーカル、ロバート・プラントで、そこに同じくツェッペリン出身のギタリスト、ジミー・ペイジや、ギタリストのジェフ・ベック、それにChicのナイル・ロジャースらが参加して、このミニ・アルバムが収録された。
アルバムからはPhil Phillipsのカバーで甘いバラード、"Sea of Love"が全米シングルチャート3位にまで上昇する大ヒットとなり、夏のリゾート地を舞台とした映画仕立てのプロモーション・ビデオと相まって鮮烈な印象を残した。
当時僕は中学生で、まだツェッペリンもヤードバーズも知らなかったが、とにかく彼らの大人の魅力にやられてしまい、Sea of Loveのビデオは何百回観たか分からないほどだった。
この曲がきっかけとなり、Robert Plantというミュージシャンを知り、彼が伝説のロックバンド、Led Zeppelinのヴォーカルだったことから、僕は60〜70年代ロックへと傾倒していくことになる。
YouTubeにSea of Loveのプロモーション・ビデオが載っていたのでリンクしておこう。
今でもこのビデオを観ると、いつかこうやって真夏のリゾートで、うっとりした気分で、この曲をオリジナル・メンバーに目の前で演奏してもらいたい、という妄想に取り憑かれる。バンドはこのアルバムでの成功を受け、フル・アルバムを制作するという噂もあったが、結局この一枚だけで活動を終了してしまった。
80年代に残る伝説の一つ。僕はこの曲をとても大切に思う。あの頃の自分も、あの時代も、この曲を聞くと、全てが優しく思えてくる。
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最高のカバーアルバム!!
ザ・プロジェクト
単発企画モノかぁ?
これは本当にカッコよかたねぇ。
アルバムはあげちゃったけど、誰だったんだろう?
カッコよかったよねえ。この頃のRobert Plantはまさに大人の色気という感じですごくカッコいい!
もう26年も前の曲なんだよ~。