iPhoneアプリはApp Storeでしか入手できない。そしてApp Storeから消えてしまったアプリはどんなに素敵なアプリでも、どんなに欲しいアプリでも、もう手に入れることができない。
今日紹介するアプリは、僕がずっと買いたくて買いたくて堪らなかったにも関わらず、長らくApp Storeから消えていたものだ。
その名は"Streaks"。決して高機能ではないし大人気ということもなかったアプリだが、高負荷タスクを自らに課す人間にとっての励みとしては、とても嬉しい「タスク完了の証」アプリなのだ。
Twitter仲間でありランニングにおける同志であるアビさんがこのアプリを紹介していて、僕も欲しいと思ったのはもう半年以上前のことだったか。だがその時点で既にこのアプリはApp Storeから消えていて、入手ができなくなっていた。
類似のアプリとしてDon't Break the Chainなる無料アプリを見つけたが、どうにもモノ足りず、ずっとStreaksの復活を待ち望んでいたのだが、ついにApp Storeに戻ってきたと知り、大急ぎで購入した。ううう、嬉しい!
というわけで、まだ購入したてのホヤホヤだが、早速レビューしてみよう。
そもそもStreaksとは何のアプリかというと、やるべきタスクを設定し、そのタスクを実行できたらカレンダーに「×」印を付けるアプリである。
何日間連続しているかをカウントする機能や、中一日や一週間毎など、予め実施する頻度を設定できるあたりが、いかにもiPhoneアプリという感じで素敵だ。
左が起動画面。"Building Your Calendars"、「自分でカレンダーを作り上げよう」というメッセージがクールだ。
そして右がカレンダー設定画面。このStreakでは複数のタスクを別々のカレンダーに設定できる点が、他の類似アプリと大きく異なる点。
タスクを設定したら、あとは実行あるのみ。そして実行できたらその日のカレンダーに気合いを入れて「×」をつける。これだけ。
一日や二日ではこの行為の意味は分からない。だが、この×印が10日になり、20日になり、100日になった時、この×を途切れさせないために、なんとかして翌日も頑張ろうという力が沸いてくる。それがこのアプリの目的であり、存在意義である。
僕は去年の9月1日から今日まで、一日も休まずにランニングを続けている。これは僕にとって現在進行形で一番大切な継続タスクなので、アプリをダウンロードしてすぐに、9月1日から今日までの日付にチェックを入れた。156日間続いているそうだ。明日走るとこれが157になる。
タスクは毎日のものだけではなく、間隔を設定することもできる。左上の画像は一日置きに設定したもので、その場合、もともと実行しなくても良い日をスキップしても、→マークが出て、連続記録は継続中であることが分かるようになっている。
一方、途中で記録が途切れてしまうとその日は空欄となり、カレンダー下部の日数表示もリセットされてしまう。左上の画像では、1日おきに実行する予定のタスクが、1月28日に実行できず、連続記録が途切れてしまっているが、29日から際チャレンジしていて、それが2月3日まで続いていることを表している。
カレンダーはコルクボードっぽいものと黒板をイメージしたものの二種類。右上が黒板タイプである。僕はデフォルトのコルクポード・タイプが好きなので、こちらに設定した。
カレンダーの右上のボタンをタップすると、左上の画面となり、タスクの進行状況が表示されるが、正直これってあまり必要性が感じられないなぁ(^_^;)。
一方右上の画像では、ホーム画面のアイコンにバッヂ表示がされている。複数カレンダーの中では,一番長い期間タスクの達成が続いている日数が表示されるようだ。ちなみに複数のカレンダーは、上下にフリックすることで切り替えができるようになっている。
というわけで、何てことはないアプリだとは思うのだが、ランニングや禁煙など、負荷が高いタスクを何とか達成しようという際には、視覚的な美しさや機能性、そしてやっていて楽しいと感じられるかどうかが、実は非常に重要なポイントでと僕は自身の体験から感じている。
このアプリに明日も×マークをつけるぞ!そんな小さなモチベーションも、150日を過ぎると猛烈な財産になる。
繰り返すことでしか人間は進歩できない。だからこそ、楽しくワクワクしながら続けられる楽しさが必要だ。とても良いアプリ。これからはずっとApp Storeにいて欲しいものだ。
"Streaks"のダウンロードはこちらから(230円)
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