昨夜のエントリーで、メモアプリが使いこなせていないと書いた。
そして今日、早速メモアプリについて調べてみることにした。どれから行こうかとちょっと考えて、たまたまホーム画面の2面に置いていたWriteroomから調べてみようということになった。このアプリ、去年無料になっているときにダウンロードしたものだが、定価は600円である(2010年2月2日現在)。
そもそも何故使ってもいなかったWriteroomが2面などに位置していたかというと、昨日も書いたとおり、どれか一つメモアプリをきちんと使いこなしたいと思っていて、購入したメモアプリの中で一番アイコンがカッコ良かったのがWriteroomだったから、ということ。
そしてあれこれ調べつつ、このエントリーを書くことをテストを兼ねて始めたところ、僕自身のメモアプリに関する考え方を大きく修正する必要を感じることになった。そもそもiPhoneでメモアプリだからといって、iPhoneで全文を入力する必要なんてないじゃないか、と。
iPhoneで長文を書くことが得意な人もいれば苦手な人もいる。RyoAnnaさんなんかはフリック入力が猛烈に速く、iPhoneでブログを書いてしまうくらいだから、長文入力も苦にしないだろう。でも僕はiPhoneでの長文入力はダメだ。どうしてもMacを立ち上げたくなる。だが、それでいいのだと、今回ようやく気づいた。
長文はMacで書いて、それを同期しておいて、移動中にiPhoneからブラウズして校正したり、書き直したりすることで、隙間の移動時間に文章の手直しやブラッシュアップができるではないか。それこそ僕が今まで活用できていなかった分野である。
キーは今回も同期であった。そしてこのWriteroomの凄さの一つも、実は同期にあるのであった。
多くのメモアプリがGoogle Docsとの同期機能を持っているのだが、このWriteroomは独自のアプローチをしており、Google Docs以外の、複数の方法が提供されている。
一つはWi-Fi環境での、Bonjourを使っての同期である。Writeroomで左上の「<」ボタンをタップするとURLが表示される。このURLをMacなりPCなりでブラウザに入力すると、iPhoneのWriteroomとシンクされるウェブブラウザが起動するのだ。
この画面は双方向に同期されているので、iPhone側からでもMac側からでもテキストに修正を加えられるし、加えると瞬時に変更が反映される点が素晴らしい。
Google Docsと同期できるアプリも過去に何度かいじってみたことはあるのだが、「同期」というよりは、「インポート」または「エクスポート」する感じで面倒だなと感じていたのだが、この方法だとシームレスに運用できて素晴らしい。
もう一つの同期方法は、"SimapleText.ws"という独自のウェブサービスを利用するもの。こちらだとWi-Fi環境も不要で、iPhoneは3Gが、MacまたはPC側はネット接続環境さえあれば同期できる。
SimpleText.wsはその名のとおりシンプルなウェブベースのテキストエディタで、書く、保存する、同期する、削除する、ぐらいのことしかできず、タイトルの変更すらできない。また、認証はGoogleアカウントで行うが、サイト自体に"Light Security"と書かれており、個人情報のようなものは書かないよう指示されている。
このSimpleText.wsもなかなか快適で、余計なものが何もないため動作が軽く、視界も広くて書きやすく、しかもショートカットで上書き保存もできる。UIが大昔のSystem 7ぐらいのMacっぽいいのも素敵だ。
iPhoneでWriteroomを起動すると、MacまたはPCで変更が加えられていた場合、起動時に勝手に同期されるので、バージョン管理を意識する必要がない(手動同期にも設定変更可能)。万が一オフライン時にiPhoneで改変を加え、その後同期しないままMac側で変更を加えてしまったとしても、コンフリクトした箇所が表示され、どちらを採用するかを判断できるので、これで充分であろう。
そして肝心のWriteroomだが、シンプルなUIとサクサクと軽快な動作が快適で、いじっていて実に楽しい。デフォルトは黒字に白の文字で、これが潔くて気に入ったのでそのまま使っているが、文字色、背景色、フォントは設定で変更が可能だ。
テキストに集中したい時にはフルスクリーンモードに簡単に変更ができる。画面を拡大するようにスワイプすればフルスクリーンモードに、縮小するようにスワイプすれば元に戻る。
ランドスケープモードにも対応しているので、長文にも重宝する。もちろんランドスケープモードのままでもフルスクリーンモードに移行できる。
実際にこのエントリーは、PCで半分を、残りの半分をMacで書き、そしてiPhone版で校正・修正を加えて最終版としたのだが、このような使い方ができるなんて、昨日までは思い付きさえもしていなかった。便利だなぁ。
というわけで、Writeroom、いきなり大のお気に入りに躍進である。ちなみに、WriteroomにはMac版もあるのだが、現状Mac版とiPhone版では同期などの連動機能は装備されていない。これも将来何かあるかもしれない。楽しみだ。
Writeroomのダウンロードはこちらから(600円)
最近はPCで書く事が多くなりました。WEB版とiPhone版はタチさんと同じような使い分けをしてます。そしてもうすぐiPadでもWriteRoomを使える。iPadの実物を見てしまったらタチさんもMacBookを捨てちゃうかもしれませんね。本当に薄くて滑らかなボディです。触った事ないですが。
いいですよね、Writeroom。
ウェブ版についてですが、タイトルを変更したい場合はタイトル部分をクリックすることで変更できるはずです。ご確認ください☆
いいですよね、Writeroom。
ウェブ版についてですが、タイトルを変更したい場合はタイトル部分をクリックすることで変更できるはずです。ご確認ください☆
おお、最近はPCなのですね。僕はiPadは実機を見てから購入するかどうか決めようと思ってます。
現段階では、iMac、MacBook Air、iPhoneが最強かなと思っています。iMacもAirも持ってないんですけどね。
iPadはすごくポテンシャルが高いデバイスだと思うのですが、個人的にはもうちょっと様子見かな、と思ってます。