お金は大切だ。
日本では昔から「お金にガツガツしている人はみっともない」という考え方がある。
だが、これを真に受けて「お金なんかどうでもいいや」と思って生活してはいけない。
お金は大事なものなのだとハッキリ自覚して生きるべきだと僕は思っている。
でも世の中にはお金持ちとそうではない人がいる。
みんな同じようにせっせと働いて生きているのに、何故だろう。
たくさん稼ぐ人 = お金持ち ではない。
豪華な外車に乗ってイタリアのスーツを着ていても、実はカードローン地獄だったりしたら、その人はただの「浪費家」だ。
たくさん稼いでもその分を全部使えば差し引きゼロ。一文無しだ。
お金持ちになる人は、お金の貯め方、使い方を知っている人だ。
だから収入が特別多くなくてもお金を増やしていける。増やしたお金を正しく使うから、もっとお金が集まってくる。
でも僕ら普通の人には、どうしたらいいか分からない。そこが悩みだ。
そんな僕らの悩みを救ってくれる素晴らしい本を読んだ。田口智隆さんの「「なぜかお金が貯まる人」がやっていること」という本だ。
以前の田口さんはルーズな生活を続け借金が500万円にのぼり、周囲から借金王と呼ばれていたという。
キャバクラ通い、ギャンブル、酒、タバコ。
そんな田口さんは、「お金の管理ができていない人間は人生の管理ができていない」と一念発起し、見事借金を全額返済した。
そしてその後事業で成功し、経済的自由まで獲得したという。
そんな田口さんの実体験に基づいた、お金が貯まる人の10の「小さな良い習慣」、是非参考にして欲しい。
大げさなことではなく、一つ一つは日々簡単に取り組めることばかり。
是非実践したい。
1. 財布の中がいつもきれい
あなたの財布の中はきれいだろうか?
お札の向きは揃っているだろうか。古いレシートがぎっしりと入ったままになっていないだろうか。
使いもしないポイントカードで財布がパンパンになってしまっていないだろうか。
お金が貯まる人になるには、まずお金を大切に扱うことから始めよう。
そしてレシートが入れっぱなしということは、お金の出入りの管理ができていないこと。
日々のお金の管理はきちんと記録しよう(iComptaがいいよ!)。
財布の中身が整っていない人は、まずは無駄なものを取り除きお札の向きを揃え、小銭もきちんと一ヶ所にまとめよう。
2. 靴の手入れが行き届いている
これは良く聞く話しだ。
「一流の人は靴にこだわる」。
僕も靴に「こだわり」まではないが、きれいな状態を保つように気をつけている。
著者の田口さんが言うには、靴に気を配れるかどうかは、「どれだけ気配りができるか」「どれだけ心に余裕があるか」のバロメーターなのだという。
だからこそ、逆説的に、靴を大切にする習慣を身に付けることで、心に余裕を持たせ、気配りができる人間になろう、ということなのだ。
お金を貯めるためには「本当に必要なものにしかお金を使わない」というスタンスが必要だ。
ついつい「あれも欲しい!」「これも欲しい!」と衝動買いを繰り返しては、お金は貯まっていかない。
そのためにも、一歩引いて構えられる心の余裕が必要なのだ。
3.お金がなくても「お金がない」と言わない
口癖のように「お金がない」と言ってしまってはいないだろうか。
この口癖はすぐに改めたほうがいい。
なぜなら「お金がない」というのは事実ではなく「口実(言い訳)」になっていることがほとんどだからだ。
すぐには買うことができない高額なモノを欲しいとする。
お金を貯められる人は、「貯めて買おう」と貯金を始める。
貯められない人は「お金がないから買えない」と諦めて、他のことで散財してしまう。
失業中の方や病気の方などは別として、会社勤めをしてお給料をもらっている人にとっては、「お金がない」という状態は実際にはない。
自分のお金の使い道をコントロールできる人とできない人、つまり「買いたい」という欲望をコントロールできるかどうかの違いなのだ。
「お金がない」のではなく、身の丈に合わない欲望をたくさん抱えすぎているのではないだろうか?
考えてみて欲しい。
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「「なぜかお金が貯まる人」がやっていること」のチェックはこちらからどうぞ!!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。