中谷彰宏さんの「なぜあの人はいつもやる気があるのか」という本を読んだのでご紹介。
この本は2009年に刊行されていて、僕が最初に読んだのは2014年1月なので、かなり前のことだ。
でもこの本のインパクトはとても大きくて、折々手に取ってはパラパラと読み返してきた。
今回自分の中のタイミング的に、「前に進みたい!やる気を出し続けたい」と願うようになった。
「こんなときこそこの本だ」と思い付き、ひさしぶりに通読で再読した。
やはり素晴らしい本だったので、ぜひ改めて紹介したい。
さっそく紹介しよう。
「徹底的」を習慣化して淡々とやる
この本の真骨頂はまさにこの「「徹底的」を習慣化して淡々とやる」のひと言にあると思う。
ある特定の瞬間だけ頑張っても大きな結果は出ない。
やる気も、ある1日だけ出しても、翌日にすっかりやる気が失せていては何も成し遂げられない。
いつもやる気がある人は、めちゃくちゃ頑張って特別なことをしている、という感覚はない。
当たり前のことを当たり前のように、淡々とやっている。
なぜそれができるかというと、「徹底的」を習慣化しているからだ。
普段絶対にできないような過激なことにチャレンジするとき、人はみな無理をしている。
突然無理なことをしても続かないので、挫折してしまうのだ。
いつもやる気がある人は、習慣化して淡々と実行を続けるのだ。
簡単なことで、回数をこなす
「徹底的」を習慣化して淡々とやる。
それは理屈としては分かるが、初心者はいきなり「徹底的」なことなんかできない。
そこに多くの人が問題を感じるだろう。
そう、最初から徹底的なことはできない。
でも、ここに大切なポイントがある。
最初はとにかく簡単なことでいいから、回数をこなすのだ。
難しいことは最初から習慣化はできない。
毎日出来るレベルで良いので、まずは回数がこなせるように設定するのだ。
習慣化されて毎日できるようになったら、PDCAサイクルを回して改善していけばいい。
それを続けていくことで、「習慣化されたまま」「徹底的」へと辿り着くことができる。
好きなことしか、習慣化できない
極端なことをいうと、習慣化できることは、あなたがやっていて好きなことだけだ。
ただ、この場合の「好き」はちょっと幅広く考えてほしい。
「やりがいを感じること」「できたとき達成感に包まれること」「他人がやっていると『自分の方が相応しい人間なのに』と違和感を感じること」など。
これらも広い意味の「好きなこと」に含まれる。
これらの広い意味の「好きなこと」に取り組んでいると、やっていて快適なので、楽に習慣化できる。
そして習慣化していく過程でどんどん改善がされ、上達していく。
上達すると自信がつくし、他人から褒められたりすると、もっとやる気が出る。
そうしていつか我々はその分野で「凄い人」「徹底している人」となっていくのである。
最悪なのが、嫌いなことを「頭で考えて」無理して習慣化しようとすることだ。
嫌いなことは身体が拒否反応を示すので、習慣化できないし、習慣化したら毎日ずっと嫌いなことをやり続ける人生になってしまう。
それではいつもやる気がある人にはなれない。
まとめ
ひさしぶりに通読したが、やはり素晴らしい本だった。
気付きのポイントがめちゃくちゃ多く、視点をひっくり返されたり気付かされたりすることがすごく多い。
これからも定期的に読み返し、自分の行動をチェックしていきたいと思う。
特に僕は無駄にハードルを上げて完璧主義に陥る悪い癖がある。
簡単なことから始めて習慣化し、そのあと改善していく流れを常に忘れないようにしたいと思う。
次のページには、2014年に最初にこの本を読んだときに書いた記事があります。
お時間がある方は、このページの一番下から次のページでご覧ください。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。