習慣書評

「習慣力」を手に入れる7つの大切な法則

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140207-01-1

「人間は習慣の塊である」。これは僕の哲学である。

僕は38歳まで自分の生きる道を見つけられず流されて生きてきた。

38歳で「人生を劇的に変えよう!」と決心し、そこから小さな変化を積み重ねてここまでやってきた。

行動してみて分かったこと。

それは、「人生は一日や二日では劇的には変わらない」ということ。

そしてもう1つ、「一日や二日では劇的に変わらないけれど、日々の行動を変え続けると、5年もあれば人生は劇的に変わる」ということ。

人生を変えるには行動を変えなければいけない。

そして人間の日々の行動のほとんどは習慣で構成されている。

だから、人生を良い方向に変えたいなら、悪い習慣を減らして良い習慣を増やす。

これしかないのだ。

ふと気づけば、僕のことを「習慣の鬼」とか「習慣化の権化」などと呼んでくださる方も出てきて嬉しい限りだ。

そんな「習慣化」について、素晴らしい本を読んだので紹介したい。

この方こそまさに習慣化の鬼、石田淳さんの「行動科学で人生がみるみる変わる! 「結果」が出る習慣術」だ。

さっそく紹介しよう。

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「習慣力」を手に入れる7つの大切な法則

1. 習慣化と意志の力は関係ない

良い習慣が身につかない。

悪い習慣を断ち切ることができない。

多くの人は習慣に関する悩みを抱えて生きている。

そして習慣化がうまくできない人は、みな同じことを言う。

「どうにも意志が弱くて早起きができないんです」

「私は意志が弱くてついダイエット中でも食べてしまうのです」と。

しかし、習慣化がうまくできないことと意志の力は実はほとんど関係がない。

習慣化は技術である。テクニックである。

正しいやり方を知らないから上手く習慣化ができないだけで、正しい方法で取り組み練習を積めば、誰でもできるようになる。

一番いけないのは、「自分は意志が弱いからどうせ何をやってもダメ」と決めつけてチャレンジをやめてしまうことだ。

自転車でもアイススケートでも水泳でも、正しい練習をしなければ上達しないし、裏を返せば正しい練習をすれば誰でも上手になる。

習慣力は技術である。

このことを是非憶えておいて欲しい。

2. 具体的に測定でき実行可能な目標を設定しよう!

身につけたい習慣を設定するときに、大切なことがある。

まず1つ目は、具体的に測定できる目標を決めること。

「なるべく身体を動かす」「時間を見つけて本を読む」というのは「具体性」が足りない。

体を動かすはどのような行動を指すのか、もっと具体的にしよう。

たとえば、「毎日15分ウォーキングをする」とか、「駅までの往復を自転車通勤に切り替える」などだ。

本を読む場合も、「毎日20分読書をする」とか「10ページ読書をする」など、誰でも具体的に測定が可能な目標にしよう。

目標が曖昧だとなぜいけないか。

それは達成感が得られないからだ。

「なるべく身体を動かす」という目標だと、「えーと、今日は身体を動かしたっけ?まあ駅の階段を昇ったからOKということにしよう」というように、達成したかしていないかが曖昧になりがちだ。

「今日も頑張って達成したぞ!」という喜びがない目標だと、やる気が維持できなくなり、やがて億劫になったり忘れてしまったりしてやらなくなる。

「毎日15分歩く」と決めたら、10分でも13分でもなく、15分を歩いて初めて達成となる。

明確だからこそ、その目標に向かえるのだ。

そしてもう1つ大切なのが、目標が「実行可能」であることが大切だ。

たとえば「ブログのPVを1日1万PVにする」という目標は、達成目標としてはアリだが習慣化には向いていない。

なぜならPVというのは読者の方がアクセスしてくれるかどうかに依存しており、自分がどんなに頑張ったからといって達成できるかどうか分からないからだ。

「毎日ブログを更新する」という目標ならば、自分でコントロールできる目標になる。

ダイエットでも同じで、「1ヶ月で5kg痩せる」という達成目標は良いが、習慣化は「痩せるために実行できること」にするべきだ。

「夕食後に甘いものは食べない」とか「ごはんのおかわりはしない」など、「実行できること」を習慣化の目標にしよう。

 

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