高知県四万十市にあるうなぎ屋さん、「四万十屋」に行ってきたのでご紹介。
2014年7月の福岡、高知への旅、高知編。
旅の一つ前の記事はこちら!
2014年夏 福岡 高知旅行記 目次
高知旅行3日目。午前中は四万十川の雄大な流れの中を下る川下りを楽しんだ。
四万十川の川下りについては、こちらに2つ記事を書いたのでご参照ください。
さて、予想以上に雄大で素晴らしい景色に触れ、僕たちはハイテンションのままランチへと向かった。
実はこの日は偶然にも「土用の丑の日」だった。
僕らは全然そのことを知らなかったのだが、旅行前から「四万十川の天然鰻を食べたい!」と思っていた。
向かった先は四万十市山路にある、「四万十屋」。鉄道だと中村駅から1.5kmほどのところ。
さっそく紹介しよう。
高知 四万十屋 — 四万十川のすぐ脇! 採れたて天然の鰻重は感動的に美味かった!! [2014福岡・高知旅行記 その31]
やってきました、四万十屋。ここで目の前の四万十川で採れたばかりの天然鰻が食べられる!!
都内の鰻屋さんを想像してしまい、「土用の丑の日だから大行列だったらどうしよう」と心配したが、行列はまったくなかった。
良かった♪
看板にもでっかく「天然川うなぎ」の文字が。
お店は1階が土産物店、そして2階がレストランになっている。
懐かしい感じの土産物コーナーを抜けて、店内から2階に上がる。
お会計は全部まとめて1階でするスタイル。
古びてぎしぎし言う木の階段を上って2階に上がる。
2階は思いの外キレイで、何と川沿いのテラス席もあった。
残念ながらテラス席は僕らの直前で満席になってしまったので、僕たちは店内へ。
高知県内のあちこちで見かけたキリンビールの広告。
「たっすいがは、いかん」の意味が分からなかった。
色んな人が教えてくれたのだが、要は「薄いビールはいかん」ということらしい。
ビール飲みたくなったが、午後もずっと運転なので我慢。
そしてやってきました、四万十川の天然鰻の鰻重!
メニューには、「天然」と「養殖」が両方載っていて、選べるようになっている。
天然の方が200〜300円くらい高いのだが、ここまできて天然物の鰻を食べないというのはありえないでしょう!
東京だと肝はお吸い物になるが、こちらはお椀はお味噌汁で、肝は煮た状態で出てきた。
あとお新香と一緒に骨センベイも登場。
じゃーん!こちらが四万十川の天然鰻の鰻重!
関西風なので、蒸していないのでフワフワではない。
まず、身の密度が半端ない。お箸で切るのが大変なのだ。
そして身が尋常じゃないほど厚い。蒸してもいないのに、分厚い肉なのだ。
そして口に入れると、天然物ならでわの、泥の匂い、水の匂いが豊かに広がる。
「泥の匂い」というと印象が悪いかも知れないが、悪くない。まさに生命の匂いなのだ。
腰が強くて密度が濃い、まさに命をいただいている、という感慨が押し寄せてくる。
野生生物をそのまま食べているような感覚、といえば分かるだろうか。
東京で食べている鰻とは別物。まったく別の生き物だ。
蒸さずに直接 炭火で焼いているのだが、名古屋や大阪で食べた鰻とも食感が違う。
関西風は普通パリパリした食感なのだが、四万十の鰻は脂が強いのか、表面に脂が浮き出してしっとりしている。
でもそれは全然イヤな感じではなく、むしろ表面に上がってきた脂が旨みを強めていると感じる。
こんなに旨い鰻は初めて食べた。
いや、これは「四万十の天然鰻」という、別のカテゴリーに属すべき食べ物だな。
本当に感激した。
まとめ
土用の丑の日に、四万十川の川下りをしたあとで、目の前の四万十川で漁師が獲ったばかりの天然鰻の鰻重を食す。
こんな素晴らしい体験があるだろうか。
鰻が高級とかそういうレベルではなく、生命と一体となるような感覚を持った素晴らしい食事だった。
食べている最中からすでに「絶対またここに来る!」と宣言してしまうほど素敵な体験だった。
四万十川を訪ねることがあったら、是非このお店で天然鰻を堪能して欲しい。
本当に素晴らしかった。
オススメ。
旅の次の記事はこちら!
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四万十屋 お店情報
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。