「夏風邪は長引く」「夏風邪は辛い」と良く言うが、まさにそのとおりだ。
2014年8月20日ごろにひいた夏風邪が長引き、完治まで約3週間かかった。
一度熱が出てその後平熱に戻ったものの、一週間後に再度熱が出てダウンする形となった。
要は「ぶり返した」のだ。
風邪をひいてしまっていたために、多くの約束、特に遊び系の約束をキャンセルせざるを得なくなった。
クルーザーでの海遊びやランチ、それに懐かしい仲間との飲み会など、いずれもすごく楽しみにしていたものばかり。
また、秋のマラソンレースに向けて順調にトレーニングしていたのも、3週間に渡って一時中断することになった。
風邪はひき始めが肝心という。
今回僕は初動を完全に失敗して、結果として風邪を長引かせることとなった。
今後の教訓として、風邪かな?と思ったときにするべきことを列挙しておこう。
自戒を込めて紹介しよう。
夏風邪に苦しんだ僕の備忘録 — 風邪か?と思ったら即するべき6つのこと
1. うがい & 手洗いによる水際阻止
今回僕は、風邪をひき始めたときに、ハッキリ言って何も対策を講じなかった。
一つには、「夏だからひどくならないだろう」という思い込みがあった。
「あれ?ちょっと喉が痛いな」という初期症状が出た日も、その翌日も、何も対策を講じなかった。
これはハッキリ言って大失敗。
喉に入った風邪がその後どんどん進行してしまうかどうかは、初期の対応にかかっている。
風邪のひき始めには、うがいと手洗いを積極的にして、風邪の進行を食い止める水際作戦を実行すべきだった。
冬にはうがいと手洗いをしているのだが、夏だからと完全に甘く見てしまった。
反省である。
2. 身体が冷えないよう上着を持ち歩く
いつもお世話になっている整体の先生から教えてもらったのだが、アスリート、特に屋外で真夏にスポーツをする人は、身体が冷えやすいのだそうだ。
僕はランナーで、8月もせっせと毎日走っていた。まさに僕は冷えやすい人に該当する。
アスリートは真夏の炎天下で運動をする。つまり体温が急激に上昇しやすい環境で運動をしている。
だから、身体が大量の汗を出し、急激に身体を冷却できるよう、環境に適応しているのだ。
そのため、普通の人以上に僕たちアスリートは身体が冷えやすく、結果風邪をひきやすい。
運動をしていると、「俺は身体を鍛えているから強いんだ」と勘違いをしやすいのだが、逆なのだ。
激しい運動をして追い込んでいるからこそ、身体は敏感になっていて、消耗もしている。
ちょっとのことで、むしろ風邪をひいたり体調を崩したりしやすいのだ。
汗をかいたら着替えられるよう替えのシャツを持って歩いたり、冷房が強かったらすぐにはおれるよう上着を持って歩くなどの対策が必要だ。
僕自身、まさに「鍛えているから大丈夫」とあぐらをかいて、全然対策を講じていなかった。
アスリートの身体は鍛えているからこそ敏感で繊細なもの。
180度考えを改めさせられた。
この考えを忘れないようにしよう。
3. ビタミンC大量摂取
Facebookでお友達から教えてもらい、ビタミンCの大量摂取を行ったところ、長引いていた風邪があっという間に治った。
詳細は別エントリーを書こうと思っているが、1,000mgのビタミンCカプセル(500mgを2錠)を、起きている間ずっと1時間おきに飲み続けたのだ。
この「ビタミンCのメガドーズ」療法が、僕には素晴らしく良く効いた。
ハードスケジュールだった合宿ワークショップ中も、ずっとビタミンCを飲み続け、ぶり返すことなく、むしろ完治に近づいてくれた。
今回は、風邪が長引いてから初めてビタミンCの大量摂取を試してみたのだが、本来はひき始めにこそ有効なのだ。
次回「あ?風邪かな?」と思ったら、即時にビタミンCのメガドーズを開始しようと思う。
安価で副作用もない「食品」であるビタミンCだからこそ、大量摂取も怖くない。
生活の知恵として採り入れたい。
4. 激しい運動の休止
今回は風邪のひき始めの数日は、それまでどおり10km以上のランニングを続けていた。
ランニングも10km以上走れば、結構な運動量である。
風邪のひき始めには体力を温存すべきなのに、僕はガンガン走って消耗してしまった。
8月20日に「あれ?風邪かな?」と気づいてから、毎日着実に悪化してしまったのは、運動の強度を落とさず消耗してしまった点にも問題があった。
風邪がひどくなれば運動はますますできなくなる。
潔く激しい運動は控え、体力を温存するようにしよう。
5. 葛根湯を飲む
漢方薬の葛根湯は風邪の初期に飲むと良く効くということは知っていた。
知っていたが、今回は「夏だし」と症状を軽く見て、何も薬を飲まずに風邪が進行してしまった。
総合感冒薬や解熱剤を飲むことにはあまり意味を感じないので飲まないのだが、葛根湯で風邪を初期段階で封じ込めるのは意味があると思う。
次回はビタミンCと葛根湯。このコンビでいこうと思う。
6. 睡眠の確保・昼寝
僕は多少体調が悪くても仕事を続けてしまう傾向が強い。
今回も、本当に具合が悪くなって熱が出るまで、ずっと普通に仕事をしていた。
初期段階でも身体が怠く、そして日中に眠くなっていたのだが、昼寝などはせずに仕事を続け、結果として風邪の進行を止められなかった。
治りかけになってから日中に30〜40分の昼寝をしたところ、すごく気分が良くなり体調も上向いていることを実感した。
風邪っぽいと思ったら、身体が「眠り」を求めてきたら、極力それに応えて短時間でも眠るようにしたい。
風邪の菌と身体が闘っているからこそ、休みたがっているのだから。
まとめ
僕は5年ほど前に25kgのダイエットに成功した。
ダイエットに成功して痩せたのはいいのだが、それ以来風邪をひきやすくなった。
毎日運動もしているし、健康的な生活をしているのに、なぜ風邪をひくんだろう?
疑問にも思うし悔しいと感じていたのだが、今回の夏風邪で理由が分かったような気がする。
身体を鍛えて自分を追い込む運動をしている人こそ、身体をいたわり充分な休養と必要な栄養を採る必要があるのに、僕はケアをちゃんとしていなかったことが原因だ。
これから日本は秋、そして冬へと向かう。
マラソン大会もあるし、たくさんのイベントが控えている。
風邪なんかひいている暇はないのだ。
ここに書いた5つの柱をメインに、「風邪をひかない身体」を作っていきたい。
反省して改善だ!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。