発売から10日ほど遅れて僕の手許にがやってきて約10日が経った。
僕は自他ともに認めるウエアラブル・ガジェットマニアで、今も両手首に4つのガジェットが付いている(笑)。 さらにズボンのポケットにも2つのガジェットが付いており、合計6つのウエアラブルを装着して生活している。
一番古いものは、2013年12月に購入した、二代目のNike+ Fuelband WHITE ICEで、一番新しいものがApple Watchである。
常時装着しているもののほかにも、ランニング用にGarmin 620を持っていて、ランニング時の心拍数計も、GarminのものとWahooのものを二つつけて走っている(今は足の疲労骨折のためお休み中)。
そんなマニアな僕が、10日間Apple Watchをずっと使い続けてみて、いま感じていることを、包み隠さず本音で書こうと思う。
追記:2016年9月に発売された、第2世代、Apple Watch Series 2についてもこちらに書いてます。併せてご覧ください。
さっそく紹介しよう。
Apple Watch レビュー! 買い?使える? アップルウォッチを10日使って感じた本音の感想!!
活動量計として
Apple Watchにはさまざまな機能が搭載されており、他のウエアラブル・ガジェットとはその点で一線を画している。
他のウエアラブルが機能を絞って特化しているのに対して、Apple Watchは「総花」的に、多機能を追求しているのだ。
その中で、僕がApple Watchの発表当初から一番注目していたのは、活動量計としての機能である。
Apple Watchには「アクティビティ」というアプリが標準搭載されていて、そこで歩数や活動した距離、それにアクティブカロリーなどを計測することができる。
中でもApple Watchで面白いのは、「スタンド」という数値の計測だ。
デスクに座って仕事をしていたり、ソファーにずっと寝転んでいたりすると、1時間に一度、「立ち上がって1分間歩きましょう」という通知が出るのだ。
通知に従って椅子から立ち上がり、1分間歩くと、スタンドのカウントが1アップする。
これを1日の間に12回行うと、ゴール達成ということになる。
デスクワークは夢中になるとついずっと座りっぱなしになっししまうこともあるので、この「スタンド」機能は便利だし、ゲーム感覚で取り組めて楽しい。
Apple Watchの「アクティビティ」アプリは、このスタンド以外に「ムーブ」と「エクササイズ」という数値も測定しているが、いずれも進捗を通知で出してくるのが面白い。
「このままだと目標に届かないよ」とか「いい感じでスタートしたよ」というような通知が出ることで、身体を動かす癖がない人も、積極的に身体を動かせる仕組みができている点は素敵だ。
いっぽうで、活動量計として使うなら、多くのウエアラブル・ガジェットが搭載している「睡眠記録」が取れないのはとても残念だ。
僕のいまの使い方だと、Apple Watchのバッテリーは2日は持たない。
毎日充電する必要があるわけだが、睡眠ログ機能をいまのバッテリーの持ちで搭載すると、睡眠中に充電することができないことになる。
すると、「いつ充電するんだ」という問題が起こる。
他にも問題があったのかもしれないが、当初搭載されると言われていた睡眠ログ機能や、高度な身体活動ログ測定機能が搭載されなかったというのは、活動量計として使うには、とても残念な状態といえる。
活動量計として考えるなら、4万円以上するApple Watchよりも、1万円前後で購入できるUPやFitbitなどのウエアラブルの方が、高機能であると言わざるを得ない。
【次のページ】Apple Watchはランニング用GPSウォッチとしてはどうなのか?そして
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。