旅が好きで、あちこちに出掛けるのが大好きだ。
そして旅先でいろんな場所に行き、いろんなものを食べて飲み、いろんな体験をして、たくさんの人と会う。
それらをブログに記録として書いていくのが、たまらなく好きだ。
旅行記はブログの醍醐味の一つだが、注意点もある。
それは、旅先で無闇にブログを書こうとすると、旅を楽しめなくなってしまうこと。
以前の僕は旅先でもばんばんブログを更新していた。
でも、リアルタイム更新にこだわると、せっかくの旅先でひたすらパソコンに向かっている状態になってしまい、本末転倒になってしまう。
しっかり旅を楽しみつつ、旅行記ブログも書いて、ついでにしっかりアクセスもアップさせたい。
そう思い色々と試行錯誤してきたが、ここ数年ほど、これだ!という型を身につけたように思う。
せっかくなので、立花式・旅行記ブログの書き方を紹介しよう。
旅行記ブログの書き方!立花式・旅を楽しみつつアクセスもUPさせる方法!!!
旅の間は「旅日記」だけ書いて更新にこだわらない!
旅を「時系列」で見たいのは書いた本人だけかも?
旅をしていると、僕たちはその記録を時系列で記録したくなる。
たとえば、「9時35分の飛行機で那覇から石垣島に飛び、10時30分に石垣島着。そのあとレンタカーを借りて島を北上し、「坦たん亭」で石垣牛のステーキを食べ、そのあとカビラ湾を見に行った」という風に。
旅をした本人としては、時系列で自分の行動を書く「旅日記」のスタイルが一番しっくり来る。僕も旅日記は書いていてすごく楽しい。
しかし、時系列順に他人の旅を追いたい人って、そんなにいるだろうか?
ブログのファンの人は興味があるかもしれないが、赤の他人の時系列の行動には、そんなに興味はないのでは?とも思う。
「旅日記」は検索エンジン対策の「キーワード」が抜け落ちてしまう
旅日記にはもう一つ問題がある。
それは、一日を時系列で書いてしまうと、立ち寄ったスポット名やお店、ホテルの名前など、検索エンジン対策となる「キーワード」が抜け落ちてしまうのだ。
たとえば沖縄で、「ジョン万ビーチでシュノーケリング → どらえもんで宮古そば → 首里城見学 → 公設市場観光 → 碧でステーキ →ホテルJALCITY那覇に宿泊」という一日を過ごしたとしよう。
これを旅日記に書く場合、全部のキーワードをタイトルに入れることは不可能だし、カッコ悪い。
そうすると、たいていの場合「シュノーケリングから首里城まで!沖縄を満喫した1日!」みたいなタイトルになるのだが、これだと検索エンジン対策にならない。
つまり、旅日記というのは、ブログのアクセスUP的には、あまり得策ではない記事のスタイルなのだ。
旅の間は自己満足+ファンサービスの「旅日記」でOK
旅日記はアクセスUPにはあまり有効ではない記事のスタイルであることは分かった。
でも、旅をしている本人は、旅日記は書いていて楽しいし、恐らく固定客であるファンの方も喜んでくれるだろう。
ということで、僕は旅の間は自己満足 + ファンサービスの旅日記だけ書けばOK、ということにしている。
こちらが先日の沖縄の旅の旅日記。
時系列で一日を追っていて、具体的なスポットに関する詳しい情報は入れていない。
とにかく自分とファンの方のための、リアルタイムの旅の記録という位置づけだ。
これは書いていてすごく楽しい。
紀行文みたいなものだね。
旅が終わってから一つずつ「キーワード」入りの個別記事を書いていく
検索エンジン対策の「キーワード」を入れたスポットごとの個別記事を書いていく
旅の間は旅日記だけ書いて、あとは徹底的に旅をエンジョイする。
そして帰宅して落ち着いたら、今度は初日から順番に、「個別記事」を書いていく。
行った観光スポット、レストランやカフェ、ホテル、飛行機や船、参加した(主催した)イベント、買ったお土産、そして、その時想ったことや感じたことなどなど。
これらを一つずつ、「キーワード」をタイトルに入れて、記事にしていくのだ。
たとえばこちらは、先日の北陸の旅で訪れたお寿司屋さんの記事。
初日のランチに行ったお店だが、「鮨」「寿司」「富山市」「つか田」などのキーワードをタイトルに入れ、それらのキーワードを目がけて検索エンジン経由で読者が来てくれることを想定している。
こちらは名古屋で訪れたうなぎ屋さん。「名古屋」「鶴舞」「鰻」「うなぎ」「ひつまぶし」「うな富士」などのキーワードを入れている。
検索エンジンからやってくる読者の方たちは、リアルタイム性を求めている人はあまりいない(もちろん「花火大会」など、開催日と密接に関係するネタの場合は関係がある)。
しっかり「情報価値」と「著者の個性」が前に出た記事を書いていくことで、ブログのアクセスUPにつながっていく。
そしてもちろん、一つ一つの記事をこうして書いていくことで、自分自身の旅の記録が完成していくわけで、書いていてとても楽しい。
個別記事向けの情報は、必要に応じて現地でメモを取っておくことを忘れないように。
お寿司屋さんのネタなどは、種類も多いので、メモしておかないと、忘れてしまう。
旅を一つのタグで管理して串刺しにする
僕がすごく気に入っているのは、1回の旅行を一つのタグで管理する方法だ。
たとえば、先週までの沖縄の旅に関する記事には、すべて「2016年7月沖縄旅行記」というタグを付けるようにしている。
WordPressのタグは、同じタグを付けた記事だけを、タグのページで一覧表示させることができる。
たとえば、「2015年晩秋旅行記」というタグを付けた記事はこういう形で「目次」として表示できる。
2015年11月に高野山、京都、神戸、大阪、奈良、伊勢と巡った晩秋の旅、旅行記のまとめです。
観光スポット、史跡旧跡、ホテル・宿坊情報、グルメ情報、イベント情報など盛り沢山!
記事を書いた時系列順に、新しいものが一番上になります。旅の順番を追うなら、一番下から読んでいくのがベスト!
こちらは2016年冬の富山・金沢旅行記のタグを「目次」として使っているもの。
2016年1月30日〜2月3日にかけて、富山と金沢を旅したときの記事です。観光スポット情報、ホテル情報、レストラン・カフェ情報、ランニング情報、セミナー開催情報などが盛りだくさんです!
記事を書いた時系列順に、新しいものが一番上になります。旅の順番を追うなら、一番下から読んでいくのがベスト!
このタグを、「目次」として、旅日記も個別記事も含め、全部の記事に貼っておくのだ。
この方法を思いついた背景を説明しよう。
旅行記の中にはレストラン情報もあれば、観光スポット情報もある。
さらには、便利だった旅行用ガジェットについても書きたいし、ちょっとしたエッセイも書きたいときもある。
そして、それぞれの記事にはカテゴリーがある。
レストランに行ったなら、それは「レストラン&カフェ情報」に、観光スポットは「エリア情報」に、そしてガジェットについて書いたなら「ガジェット情報」に、エッセイを書いたら「エッセイ」になる。
一つ一つの記事のカテゴリーはバラバラだけど、一つの旅を全部串刺しでリストにして見たい!!
自分も見たいし、読者の人も一つの記事を便利だと感じたら、他の記事も見たいと思う人はきっといるはず!
というわけで思いついたのが、一つの旅行記をタグにしてしまって、そのタグにレストラン情報から観光スポット情報からエッセイからランニング情報からセミナーレポまで、全部を串刺しにする方法。
この方法なら、「石川県のレストラン&カフェ情報」というカテゴリーを選択すれば、いつの旅行かを問わず、全部の「レストラン&カフェ情報」が見られる。
そして、「2016年冬北陸旅行記」というタグを選択すれば、その旅行記が通しで「目次」として表示される。
しかも、タグを付与するだけでどんどん記事を足すことができて、管理もすごく楽。
この方法はすっかり気に入っていて、僕の定番となっている。
全記事書いたら〆で「まとめ記事」を書いてフィニッシュ!!
旅日記と個別記事を全記事書き終えたら、旅の総集編、「まとめ記事」を書こう。
目次で用は足りているのだが、やはりまとめ記事を書くことで、気持的にも〆って気持が良いし、全記事リンクがあると読者にも親切だ。
上は今年2016年3月の葉山・三浦・鎌倉の旅まとめ。
上は去年7〜8月に行った金沢の旅まとめだ。
旅のアルバムを作るみたいな感じで、最後にまとめ記事を作ると、本当の意味で旅が終わった感じになる。
まとめ 「旅日記」と「個別記事」「まとめ記事」で旅行記を楽しく書いてアクセスUP!!
というわけで、まとめると、以下のスタイルが僕の書き方でありオススメ。
・旅の間は、自分とファンの人が楽しい、時系列の旅日記を書く
・旅が終わったあとで、検索対策をしてスポット・イベントごとに分割された個別記事を書く
・一つの旅の記事全部に同じタグを付けて、「目次」として全部の記事に貼り付ける
・全記事を書き終えたら、「まとめ記事」を書いてフィニッシュ
この書き方だと、自分の楽しみも、検索対策も両立でき、しかも記事数も量産できるので、ネタ切れ対策にもなる。
そして、数が増えていくと、本当にデータベースとして素晴らしく機能するようになる。
たとえば、僕は金沢が大好きで何回も行っているが、「石川県のレストラン&カフェ情報」カテゴリーには、こんなにたくさんの記事が入っている。
友人から「金沢でオススメのお店ない?」と聞かれたら、瞬時にこのページを送ることで、お役に立つことができる。
自分も楽しく読者の皆さんへの貢献になり、さらにブログのアクセスUPにもなる!
旅行記を楽しく書いて、アクセスを上げていきましょう♪
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。