年末年始にかけて、12泊13日という長期鎌倉滞在をしてきた。
2015年10月4日に鎌倉に拠点を持ち、六本木の本拠地との間を行き来しながら生活するデュアルライフをスタートさせた。
2016年12月24日、クリスマスイブから昨日、2017年1月5日までの13日間、鎌倉をベースキャンプにして生活してみた。
13日間の鎌倉生活を終え六本木に戻ってきて、今感じていることが幾つかあるので記録しておこうと思う。
モノが少ない鎌倉で年越し!13日連続で鎌倉に暮らして感じた心の変化 [デュアルライフ]
六本木のモノを減らしたい
六本木の本拠地にはあって、鎌倉にはまだないものがたくさんある。
湯飲みもないしラーメン用のどんぶりもない。
炊飯器もないし食洗機もない。
靴下も予備が3足しかないので、4日目に洗濯しないと靴下が足りなくなる感じ。
そんな鎌倉で13日間暮らしてきて、六本木の本拠地に戻ってきたら、あれれれれれ。
「モノが多すぎて落ち着かない」
という、これまでに経験したことがない気持ちになった。
この状態は、実は昨年ツナゲルアカデミーに佐々木俊尚さんがゲストでいらしたときに、「マルチハビテーション」の話をしてくださったときに、佐々木さんご自身が感じたと話されていたことと一緒。
「モノが少ない場所で暮らして、本拠地に戻ると、モノの多さがイヤになり、減らしたくなる。結果、徐々に本拠地のモノが減っていった」
佐々木さんはそう仰っていたのだが、まさに同じ感覚。
我が家はずいぶんモノが少なくてスッキリしていると思っていたが、鎌倉に比べたら多すぎるぐらい多い。
どんどん不要なものを処分してスッキリさせていこう。
鎌倉は極力少ないモノで生きていこう
そうなってくると、鎌倉の拠点にも、むやみにモノは増やさず、シンプル生きていこうと思うようになってきた。
たとえば予備の靴下や下着って、そんなにたくさんいらないなと改めて思ったり。
靴下3足だとさすがにちょっとギリギリ感があるが、あと1〜2足あれば何とかなる。
モノをぎっしり詰め込むのではなく、空間を楽しめるように暮らしていこうと思った。
自然に寄り添う生活への憧れ
六本木になくて、鎌倉にあるもの。
それは、圧倒的な自然である。
鎌倉には海があり、山があり、広い空があり、さんさんと輝く太陽があり、そして富士山が見え、そらには毎日トンビが大きな翼を広げて舞っている。
六本木は大都会東京のど真ん中だ。
海も山もないし、富士山も見えない。
もちろんその代わり、徒歩圏内にミッドタウンがあり六本木ヒルズがあり東京タワーがあり、美味しいレストランや美術館、映画館、お店などがぎっしりある。
だけど、やはり自然の近くで暮らすことの豊かさを体感してしまうと、ちょっと価値観が変わってしまう。
いまこの原稿は六本木の仕事部屋で書いているが、「あー良いお天気だから海沿いのPOSTに移動して原稿を書こう」ということはできない。
もちろん六本木の良さも引き続き享受したいからこそ、デュアルライフにしているわけだが、将来年を取って、もう刺激が必要なくなったなら、自然の豊かな場所で、自然に寄り添うように生きたい、なんてことを、生まれて初めて思った。
まとめ
自他ともに認める都会生まれ都会育ち、人生47年のうち約40年を麻布・六本木で生きてきた僕が、鎌倉で13日過ごしただけで、ちょっと価値観が変わってきてしまった(笑)。
それだけ自然の力ってすごいんだなと思うとともに、モノが少ない生活の良さを再認識することになった。
これから六本木にある余計なものをどんどん処分して、さらにシンプルで豊かな空間を作っていきたいと思う。
いやあ、デュアルライフいいですよ。本当に。
価値観がどんどん変わっていく。
参考書
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。