本当は4月1日に書こうと思っていたのだか、バタバタしていてすっかり忘れていた。
そう、4月1日で、僕が会社員を辞めて独立してから6年がたった。
独立したとき僕は41歳だった。
決して早い独立ではない。
資産もコネもないなか、このブログだけを頼りに「えいや!」で飛び出してしまったが、おかげさまで何とか生き延びてきた。
今年は過去とはまた違う感慨を感じている。
ちょっとだけ書いてみようと思う。
41歳で「ブロガー」として独立して6年! 6冊本を出版し年収6倍到達!! いま想うことと伝えたいこと
独立前から時系列で簡単にまとめてみよう
2007年
- 「人生を劇的に変えたい」と本気で願うようになる
- 妻である大塚彩子と知り合う
- 祖母と親の借金の身代わり返済が始まる
2008年
- 前妻と離婚
- ブログNo Second Lifeスタート
- 大塚彩子と新大塚で同居生活スタート
2009年
- ランニングの習慣化に成功
- 親指シフトに移行
- 年間読書200冊スタート
- 1年で約12kgの減量
2010年
- 2月 新大塚から小日向に転居
- 4月 大塚彩子と入籍
- 4月 生まれて初めてプロブロガーの人と会う
- 5月 27kgダイエットをして最低体重を記録(78kg。その後82〜85kgで安定)
- 6月 勤務先に退職の意向を伝える
- 7月 2011年3月末での退職が決定
- 9月 第1回Dpubを開催
2011年
- 3月 17年勤務した会社を退職
- 4月 フリーランスとして活動開始。当初は請け負いライティングやWebコンサル、パーソナルITコンサルタントなどもやっていた
- 7月 ブログ月間100万PV突破
- 9月 仕事をブログとセミナー、出版だけに絞ることにして、請け負いの仕事をすべて終了させる
- 9月 第1回セミナーを主催して登壇
- 10月 ブログ月間150万PV突破
- 11月 ブログ月間165万PV突破
2012年
- 1月 人生初のフルマラソン「館山若潮マラソン」を完走
- 2月 電子書籍「西麻布バブルダイエット」を出版
- 6月 書籍「ノマドワーカーという生き方」を出版
- 9月 書籍「スマートフォンでFacebookとTwitterを使いこなす本」を出版
- 10月 書籍 「やせる「仕組み」で人生を劇的に変える iPhoneダイエット」を出版
- 10月ごろから 深刻な燃え尽き状況に陥り何も仕事ができなくなる
2013年
- 2月 岡部明美さんの3daysワークショップに初参加
- 4月 人生を劇的に変える!超実践2daysワークショップを初開催(のちのTLI講座)
- 5月 小日向から港区元麻布に転居
- 7月〜11月 7期LPL講座を受講・修了
2014年
- 3月 「サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法」を出版
- 6月 株式会社ツナゲルを設立し、代表取締役社長兼C.E.O.に就任
- 6月 テンプル大学日本校で講師の仕事がスタート
- 7月 ツナゲルアカデミーを開講
- 8月〜9月 ネコのソルとルナがやってくる
- 11月 「クラウド版 デッドライン仕事術」を出版(吉越浩一郎さんとの共著)
- 11月ごろから、再び激しい燃え尽き状態で何もできなくなる
- 12月〜4月 湯ノ口弘二さんの42期CCLを受講
2015年
- 2月 個別コンサルティングの仕事をスタート
- 5月 港区元麻布から六本木に転居。六本木ソノラスタジオで活動開始。
- 3daysワークショップを「ツナゲル ライフ インテグレーション講座」にリニューアル
- 5月〜11月 あけみちゃんの9期LPL養成講座を再受講・修了
- 7月〜10月 湯ノ口さんの22期CCL Excellentを受講・修了
- 10月 師であるあけみちゃんとのコラボワークショップがスタート
- 11月〜12月ごろ 自分の中の否定的な世界観、「コアビリーフ」の解放に成功
- 12月 カウンセリングの個別セッションを開始
2016年
- 1月 立花ブログ・ブランディング塾をスタート
- 2月 企業研修の仕事をスタート
- 3月〜12月 湯ノ口さんの3期マスタリートレーニングを受講・修了
- 6月 ツナゲルアカデミーを終了
- 10月 六本木と鎌倉のデュアルライフをスタート
- 12月 ブログが年間1,000万PVを突破
2017年
- 1月 立花ブログ・ブランディング塾を「立花Be・ブログ・ブランディング塾」にリニューアル
- 2月 アルファロメオ・ジュリエッタ購入
というわけで、ざっと書いてみたが、なんだかずいぶんいろんなことがあった6年だったような気もするし、あっという間だったような気もする。
いずれにしても言えることは、この6年間僕は常に自分の人生を生き切ってきた、ということで、その点においてはとても満足している。
6年間で一番苦しかったことは?
独立して6年の間で一番苦しかったことは、とにかく「燃え尽き症候群」だ。
4冊の本を立て続けに出版した2012年、そして同じく2冊の本を出版した2014年、それぞれ年末近くに、ひどい燃え尽き状態に陥って、何もできなくなった。
「自分は何もできない」「もうダメだ」という否定的な想いに包まれ、でもそれを口に出すことが出来ず、隠していることも苦しくて、とにかく辛かった。
そして、そういう精神状態だと、セミナーの企画もできず、本も書けず、ブログも書けないという状態になる。
フリーで仕事をしている場合、セミナーややらず本もブログも書かなければ、当然収入の源が途絶えてしまうことになる。
お金がなくなっていくと、ますます不安が強くなり、そして「もうダメだ」という否定的な気持ちが強まり、という悪循環に陥った。
幸い二度ともギリギリのところで「えいやー!」という切り札みたいなパワーが出て乗り切ったわけだが、この2回の燃え尽きは本当に苦しかった。
6年間で一番嬉しかったことは?
上の質問の続きになるわけだが、6年間で一番嬉しかったことは、コアビリーフを解放できて、自分の無限の可能性を本気で信じられるようになったことだ。
繰り返される燃え尽きを本気で何とかしたいと思い、あけみちゃんのLPL養成講座、湯ノ口さんのCCLなどを片っ端から受講して、「我は何者か」という問いを立て続けた。
2015年の年末に大きなブレイクスルーがあり、自分の中のコアビリーフが解放され、「自分はそのままでも素晴らしい」「自分はなにもしていなくてもただいるだけで最高だ」という自己信頼を得られるようになった。
そこから約1年半がたつが、日々自己信頼は増すばかりで、本当に毎日がどんどん楽しくなっている。
最高の自分で最高のチャレンジをして、さらに自分を高めていく。
そのチャレンジ自体が楽しくて仕方がないので、どこまででも行けそうな気がしている。
そんな自分として存在できていることが、いま最高に嬉しい。
年収6倍ってどうよ?
会社を辞めたときの年収から見ると、直近の年度が約6倍になった。
6年で6倍だが、毎年2倍になっていったわけでは、もちろんない。
独立した年はサラリーマン時代の年収を下回り、自己否定も強かったので、すごく不安が多い一年だった。
翌年に4冊の本を出版してそれぞれがかなり売れてくれたおかげで好転し、そこからは多少の波はあったが、順調に売上は伸びてきた。
しかし、奥さんとも良く話すのだが、数字というのはあくまでも数字で、僕たちにはそんなに稼いでいる実感はない。
でも実際には、六本木と鎌倉、さらに母の横浜の家の家賃も払っており、3軒の家を維持できていたりするわけで、それなりに稼いでいるのだとは思う。
僕はお金を貯めることにはほとんど感心がなく、むしろ「どう使うか」に興味がある。
その使い道は、自己投資が中心だ。
自分をより高めてくれる講座やコンサル、それに最近だとパーソナルトレーニングなど、自分に対する投資にお金を使いたいと思っている。
あと、生きている環境としての住環境への投資も積極的にしていきたいと思っている。
鎌倉とのデュアルライフを始めてつくづく思ったが、人間は住む環境によって、パフォーマンスが劇的に変わるのだ。
自分をさらに高めることにお金を使い、さらに稼げるようになり、そしてまたさらに自分を高めていく。
そして、そこに常に「他者貢献」「社会貢献」「世界貢献」をできるよう、僕がやることが人の役に立つことを考えて、これからもさらに稼いでいきたいし、それを還元していきたい。
41歳で会社を辞めたことをどう思っている?
会社を辞めて本当に良かったと僕は思っている。
それは、「正当な努力をして結果が出ると、ストレートに返ってくる」世界に移動できたからだ。
僕は自分で言うのも何だが、すごく良く働いている。
朝は起きた直後から仕事をスタートさせているし、起きている間はほぼずっと仕事をしている。
でも、仕事と遊びが完全に融合しているので、まったく辛くないし、飽きることもない。
だからこそ、仕事の効率をあげて、もっと楽しくしようとすると、もっと仕事をして、もっと稼げるようになる。
この無限ループが面白くて仕方がない。
だから僕は働きまくっているし、遊びまくっている。
僕のライフスタイルは、一年365連勤とも言えるし、365連休とも言える。
元日から5本ブログ書いたのは、超ブラック企業並みの労働環境だけど、やらされ感ゼロなので、超楽しいといえば超楽しい。
良くも悪くも評価がダイレクトに返ってくるのが今の僕の仕事で、僕はそういう仕事が向いているのだと思う。
なので、僕は会社を辞めて独立して本当に良かったと思っている。
あと10年早く独立できたら良かったかもしれないけれど、僕は17年のサラリーマン生活自分にとって経験の宝の塊だと思っている。
17年間サラリーマンをやって、営業、マーケティング、人事からマネジメントまで、全部やっておいたからこそ、僕は独立後6年でここまで来ることができたと思っている。
フリーで働くことが向いているとしても、サラリーマン時代には徹底的に働いておくことは、一つも損にはならないと思う。
読んでくれている人たちへメッセージ
人生は楽しんだ者勝ちだから、どんな生き方、ライフスタイルでも、それを楽しめるならそれで良いと思う。
ただ、自分に力があると思っていて、自分の力を試してみたいと思うなら、21世紀は独立するのに最高の時代だ。
どんなものでも、好きなことをお金に変えることは簡単だし、それをネットで拡散するのも簡単だ。
20世紀には絶対できなかった生き方、ライフスタイルが、21世紀には簡単にできるようになっている。
もちろん努力をしないと成功しないケースも多いと思うが、裏を返せば、努力が正当に、いやそれ以上に評価されやすい時代になっていると僕は思う。
やりたいことがあるなら、やらずに後悔して死ぬより、やり切って死ぬ方がずっと素敵な人生だ。
個人の情報発信で生きることは、良くも悪くも社会、マーケット(市場)と直接触れ合って生きることだ。
評価は直接跳ね返ってきて、それは収入にも直結する。
だからこそ楽しいし、自分のBeingを信頼できるようになることが大切なんだと思う。
7年目のチャレンジは、ちょっと大きなことをしようと思っている。
本も2冊書くし、会社でやりたいことも決まっている。
少しずつ実現させていき、また皆さんにお披露目したい。
来年の今ごろにどんなことを書いているか、今から楽しみだ。
最後に2017年のお正月に決めた、僕の今年のテーマを掲げて終わりにしたい。
「無敵のBeingで圧倒的ビジョンを描き、爆発的に行動する(圧倒的Doing)」
今日までのところ、2017年はすごくこのテーマどおりに生きることができているように思う。
さらに加速して突っ走るので、よく見ていてね♪
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。