iPhoneを使っている人なら誰でも知っていることだが、iPhoneは普通の携帯とは違い、携帯の電波、いわゆる3Gだけではなく、無線LAN、いわゆるWi-Fi環境でも接続ができる。
3Gで通信を行うということは、ソフトバンクのネットワークを使用することを意味するので、当然パケット通信料金がかかる。iPhoneのパケット通信料金は一応従量制になっているものの、普通に使えば誰でも必ず上限金額に達する設定になっており、従量制の意味は事実上まったくない。
だが、従量制であることは事実なので、この仕組みをうまく使えば、毎月の通信料を削減することができるのではないかと、ここ数ヶ月考えてきた。
iPhone以外に携帯やEMobileの携帯端末などを持っていて、パケット通信の定額サービス、または無意味な従量制に入っている人には有効な方法だと思う。すでに導入している人も多数いると思うが、まだやったことがない人の参考になればと思い書いてみる。
まず、僕の携帯端末環境をおさらいしよう。僕はiPhoneと、EMobileの携帯通信端末、D02HWを使っている。D02HWも一応従量制なのだが、一度でも使えば必ず料金は上限に貼り付いてしまい、毎月の請求は必ず4,987円のマックスである。
そしてiPhoneのパケット通信料金も、毎月必ず上限の5,985円である。二つ合わせて携帯通信料金だけで11,000円である。これは高い。これ以外に自宅の固定電話料金、ISP料金も払っているわけで、通信費のスリム化が必要な状況だ。
そこでまず導入したのがモバイルWi-Fiルーター、PHS300である。
以前も書いたが、モバイルWi-Fiルーターとは、携帯端末と接続することで、自分の周辺にWi-Fi環境を構築するデバイスである。つまり、僕の環境に置き換えれば、EMobileのD02HWをPHS300に接続すると、iPhoneはどこにいても、3Gではなく、Wi-Fiでインターネット接続ができるようになる。
つまり、EMobileに今まで通りのMAX料金を払えば、iPhoneのパケット通信料金は基本料金だけにできるはずである。
それだけではない。iPhoneをいつでもWi-Fiで使えるということは、SkypeのiPhoneアプリをいつでも使えることになる。
Skypeは無料で通話ができるアプリなのだが、無料なのはSkypeユーザー同士に限定される。だが、Skypeから固定電話や携帯電話に電話をする場合も、通常のソフトバンクの通話料金の約1/10の料金で通話ができる(Skypeアウトと呼ぶ)。Skypeの料金表を見てもらえば分かるが、一分あたりのSkypeアウト料金は2.66円である。これに対してソフトバンクの携帯通話料金は30秒で21円、つまり1分で42円である。この差はあり得ないぐらい大きい。
ただ、Skypeは3G環境ではSkypeアウトできない。これは当たり前の話で、ソフトバンクの回線を使っているのにソフトバンクの通話を使わずに、別の通話方法を使うことなどは許容するはずがない。Skypeは技術的には3GでもSkypeアウトできるのだが、日本では3Gでは通話できなくなっている。
従って、いつでもSkypeで通話をするためにも、Wi-Fi環境がいつでも使えるということが必要条件なのだ。
というわけで、喜び勇んでPHS300を購入し、10月上旬から外出時にはiPhoneとともにPHS300とD02HWを持ち歩いてどこでもWi-Fiしていたのだが、マイソフトバンクのサイトで今月の料金を見て、愕然としてしまった。
通話料20円は予定通り。10月上旬にPHS300が届いて以降は一度もソフトバンク回線で電話を使っていないのだから当たり前。ちなみに10月のSkypeでの通話料金は100円だった(^-^)。
だが、パケット通信については、上記のとおり、相変わらず従来と同じぐらいの金額がかかっている。もちろんパケット放題なので、こんな金額を払っているわけではなく、上限の5,985円を払うだけなのだが、毎日PHS300をせっせと持ち歩いて充電もしまくり、さぞかし今月は安くなっているだろうと期待していたのでガッカリである。
PHS300を持ち歩いても、勝手に3Gに切り替わってしまうケースが多く、あまりWi-Fiが活用されていなかったのだろう。なんてこったい。この一ヶ月の努力が〜ヽ(`д´) ノ。
というわけで、もっと抜本的な改革が必要だと感じた今日この頃である。
(つづく)
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