「かわせみ」なる日本語入力ソフトが発売された。
Macには「ことえり」という入力ソフトが付属していて、最近Macを買った人はは、それほどの不便を感じずに日本語入力ができているはずだ.
だが、僕が14〜15年前にはじめてMacに触れた頃は、「ことえり」の出来があまりにも酷くてどうにもならず、Macを買った人は皆行列をなしてもっとまともな日本語入力ソフトを購入していた。
当時の「もっとまともな」日本語入力ソフトとして、二大勢力だったのが、エルゴソフトのEG Bridgeと、ジャストシステムのATOKだった。
ATOKは今でもWindowsベースの日本語入力ソフトとして頑張っていて、Mac版も出ているが(先月僕もお試し版をインストールしてみた)、EG Bridgeは残念ながら数年前に開発を終え、Macの世界から静かに消えていった。
余談だが、15年前のMacの世界には、EG Wordというワープロソフトがあり、当時まだまだ使い物にならなかったMac版のMS Wordなどを押しやって、Mac界でワープロソフトのエースとして君臨していた。そしてEG BridgeはEG Wordを購入すると付属してきた日本語入力プログラムであった(単体でも買えた)。
そして時代は移り、今日、EG Bridgeの流れを汲む新たな日本語変換プログラムが発売された。それが「かわせみ」だ。EG Bridgeのライセンスを受けて開発されたソフトなので、まさに正当なる後継者である。
正直言って僕はほとんど連文節変換をしないので、ことえりで十分だと感じているのだが、あのEG Bridge復活となれば、やはり入れないわけにはいかないだろう、ということで、早速30日のお試し版をインストールしてみた。
先月ATOKのお試し版も入れてみたのだが、この「かわせみ」の方が軽い。だが、正直言ってしまうと、かわせみであってもやはり、ことえりよりは多少重い。これはもうどうしようもないことなのかもしれない。
変換効率については、やはりことえりよりは良いようで、これは使い込んで来ると、かなり仕上がってくるかもしれないという予感がする。
というわけで一長一短見えているので、30日の試用期間を活用して見極めようと思う。まあ、シングルライセンスなら2,000円しないので、買ってしまってからじっくり試すというのもアリだろう。
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