友人との飲み会で市ヶ谷の「福の花 市ヶ谷外堀店」を初訪問(左の写真はリンク先のぐるなびサイトからの転載)。
場所はJR市ヶ谷駅改札を出て左折し、橋を渡って外堀通りに突き当たったどん詰まりにある細い路地を入ってすぐの地下一階。以前この場所は伝説の怪居酒屋「遊泳禁止」があった場所で、その後「うの花」というお店に変わっていたが、今回ぶらりと訪れたらさらにお店が変わっていた。変化が早い。
店は地下一階。外階段を下りるとドアの外にも小さなカウンターがあって外飲みもできるようになっている。さすがにお客はいなかったが、満員の時なんかに活用するのだろう。
店内は和風居酒屋的な造りで照明は明るめ、BGMは一応鳴っているが特に音量が気になるほどではない。8席ほどある入口脇のカウンター席に通される。席は比較的ゆったりしており、隣とぶつかるようなことはない。
メニューを開いて知ったのだが、この店は何やら山口県と関係があるようで、地酒にも山口のものが多く、料理にも「山口の恵」なるコーナーが冒頭にあったりしている。
串焼き盛り合わせ、辛子レンコン、七福神サラダ、海老マヨなどを注文し、ビールで乾杯。その後は山口の地酒を試してみる。3種類ほど試したが(名前は忘れてしまった)、どれも比較的重めでやや甘めが強い。どの銘柄がお薦めかを店員さんと会話したのだが、その際も「山口のお酒は比較的甘め」とのことだった。これまで一度も山口の地酒を飲んだことがなかったので良い経験になったが、個人的にはもう少しスッキリしているものの方が好みだ。
料理の中では焼鳥がどれも美味かった。こういう書き方をしては失礼かもしれないが、予想以上の出来だった。最初は5本盛りを頼んだのだが、美味しくて単品でお代わりしてしまった。肉が大降りでジューシー、塩加減もバランス良い。
想像だが、火加減が上手いんじゃないだろうか。外側がぱりっとして中がふわりとしていて、相当美味い焼鳥だった。あと、ジャンボエリンギのベーコン巻きなるものもあったのでこちらも注文。カウンター席だったので目の前でバカでかいエリンギが炭火の上をゴロゴロ転がされているのは見ていて面白かった。
接客についても悪い印象はなかった。極端に若いアルバイト君的なスタッフを見なかったような気がするが、そのせいだろうか、比較的落ち着いて気持ちの良い接客だったように思う。地酒の説明もシンプルで的を射ていて悪くなかった。
お値段は二人で約1万円。僕は日本酒を3合飲んでいて、料理も結構頼んだのでこんなものだろうか。あと1,000円安くても良いような気がするが、どうだろう。
市ヶ谷界隈は居酒屋は数は多いものの、あまり良い店がないと思っていたのだが、ここはちょっと気に入った。今度また使ってみてもいい。
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