お天気もよかったので、上野でやっている「アーツ&クラフツ展」に出かけてゆきました。
久しぶりの上野公園は、さんざんいた鳩もすっかり減り、以前林の中にあったブルーシートのテント村がきれいさっぱり一掃されて、ずいぶん小ぎれいになっていてちょっとびっくり。それにしてもあそこの住人さん達、追い出されて大丈夫かなあなどとちょっと心配になってしまいました。
さてさて、今回の展覧会は、以前から駅などで見かけるポスターのデザインが好きで、行きたいなあと思っていたもの。
とはいえ、歴史的・学術的な深いことにはそれほど興味も思い入れもない私なので、ほんとにサーッと見た感じですが、確かにキレイ、ステキ、カッコいい・・・そういうものがたくさんあったのは確か。
ただ、全体を通して、やっぱり家具や工芸はその「家」「部屋」「生活」という文脈があってこそ真に輝くのものだなあ、ということを改めて感じました。
それがしかるべきお家の中でしかるべきように使われていたら、きっともっと素敵に見えるだろう、と予想させるような・・・
逆に言えば、ステキな物なんだけど、そういう文脈を外されてポツンとそこに置かれただけの物は、やっぱりちょっとくすんだ過去の「モノ」でしかない・・・という感じを逆に受けてしまったのでした。
由緒あるステキな家具や布や食器を様々に並べて作った「部屋」が、魅力的どころか、何かある種の気味悪ささえ感じるものだったのが、ちょっとショック。
結局、生きている人が、モノに命を与えるんですね、きっと。
そういう意味では、一番生き生きしていたのは最後の物販コーナーだったわ(笑)。
というわけで、それはそれ。
ランチは上野駅の駅ビル「アトレ」にある「ブラッスリー・レカン」で。
ここは、銀座の有名フレンチ店「レカン」の廉価版のようなところで、お値段抑えめなのに、そのわりに良い材料でできるだけのことはやっている感じで、好感が持てます。
文化会館でのコンサートが終わった後にも食事ができるくらい遅くまでやっているのもポイント高いのだけど、今日は1600円のランチ+デザートで大満足でした。
うぅん、何ともゆったりとした時間の流れを感じる内容ですね。
家具や調度品に限らず、物に命を与えるのは使う人間って気がします。
最近、使わないギターが並べてある自分の部屋を見て、
そんな事を感じて居ました。
しかし、そのらさまとデザート・・・というのがイメージできません。珈琲までは出来るんですが・・・・
ゆうさん
ホント、ギターをやる方はだいたい何本も楽器を持っているんですよねー。そのへんはピアノ弾きには考えられない感覚。大事にしてあげて下さいね〜(^-^)
あれっ意外? デザート、甘いもの、好きですよ!