ずっと前からトラックボールというものは気になっていた。
音楽関係の人はけっこう使ってるし、マウスにはない便利さがあるんだろうなあーとも思っていたし、単純になんかカッコイイなーとも思っていたし、「トラックボールならケンジントンだよね」という話もけっこう聞いていた。
でもケンジントンのだとだいたい一万円以上するので、憧れはするけどとりあえずマウスで事が足りてるし、とか思ってるうちに先送りになっていた。
ところが数ヶ月前に、元々の肩凝りを超えてちょっとヤバいくらいの背中の痛みが出るようになって、整体に行ったりとか,体操を工夫してみたりとか、それがきっかけで色々本を読んで体の使い方を見直してみたりする良い機会となった。
おかげさまで痛みはすっかりとれたのだけど、そうやって体に気を配ってみると、マウスってのがかなり手指の筋肉を酷使するものだということに気がついた。
私のは買った時のMacの付属品そのまんまで、もちろん右クリックその他便利な機能は何もついてないのっぺらぼうなヤツだったので、右手人差し指をひたすら緊張させ続 ける動作が、手の筋へ、肩へ、首へ・・・色んなところに悪影響を与えているんじゃないかと思い当たった。
そう気づいてしまったらホントにもう耐えられなくなった。
そうだ、トラックボール!あれしかない!今こそケンジントンなのだ!ちょうど今年の春にかっこいい新製品が出たのだ!
それが SlimBlade Trackball 72327!
というわけで、だいたい通常¥15000ぐらいするやつをネットで¥11000台で購入しました。
使ってみたら3分で気に入り5分で慣れた。
なんだーすっごいイイじゃん!
人差し指と中指で真中のボールを軽く転がすだけ。これに筋力はほとんどいらない。指自身の重みでいける。これはピアノと一緒だね。「筋力じゃなくて重力!」と私も日頃生徒に言っている。
クリックするのは主に親指。これには若干筋力がいるけど、親指の向きと構造が、今までの人差し指よりは負担が少ないような気がする。
そしてすばらしいのは、ボールを時計回り(or反時計回り)状にひねると画面が上下スクロールしてゆくこと。
これまでスクロールは、わざわざ画面のはじっこまでマウスを持って行って細い棒やら三角やらを狙って長時間にわたって筋力を注入し続けるという、今考えれば苦行のようなことをやっていた・・・そんなところからパーンと解放されて、今いる画面のその場所で、筋力のいらない指でちょっとボールをひねりさえすればスクロールされるなんて、夢のようです。
そして小指に当たる部分では右クリックができます。長年右クリックのないMacの世界にいた私としては、初めて触れる右クリック機能というのに「へ〜」とか「お〜」とか言いっぱなし。
ちなみに左上のボタンを有効にするとiTunesのコントロールができます。
右上のボタンではビューモードというらしいが、人様のレビューを読むとMacだと使い勝手が悪いらしい。私もよくわからないから使ってない。
その他、通な人はボタンのカスタマイズができない(非公式ならできるそう)という不満があったりするらしい。
でもいいんじゃない。
私にとってはこれだけ手が楽になるというそれだけで十分な価値があります。「一度使ったらマウスには戻れない」ってみんなが言うの、ホントだね!
トラックボールって、電子顕微鏡にも使われています。
マウスは手先というより、腕で操作する感じなのに対して、
手先で操作する感覚のトラックボールの方が、人間工学的に自然なんだと聞いた事があります。
ただ、コストが高くなるので顕微鏡もマウスになってきましてけどね。
ケンジントンって言うくらいだから、イギリス製でしょうか?
トラックボールを使い出してから殆ど
普通のマウスを使う機会がなくなりました。
メーカーによって使用が違うので
自分にあう物に出会った時はうれしかった(^^)
これからは仲間ですねw
ゆうちゃん様
へえー、電子顕微鏡もマウスやトラックボールなんですね。確かに腕と手先では落差が全然違うような気がします。
ケンジントンはどうもカリフォルニアの会社のようです。イギリスに地名がありますけどねー。
SΛI様
トラックボールはクリエイター系の人なら、ある意味当たり前ですよね。
私が遅いだけなんです・・・(^^:)
使いやすい道具があるとストレスも減りますね。