先月「笑って生きようぜ!の曲」と題して書きましたが、私にとって作曲は小舟であてもなく漁に出て行くような気分。お魚を獲ってこなきゃいけないんだけど、獲るべき魚がどこの海にいていつつかまるんだかさっぱりわからない、ってかんじです。
結局あの時出した舟はどうなったか、その後のお話です。
いや〜 今回の漁はなかなかハードでした。
あっちの海、こっちの海とさまよい、星も見えない真っ暗な海に漂って途方に暮れた夜も幾日・・・。遥かカリブ海の方まで行ってはみたものの、どうも違うようで。
「釣れたーっ これどうすか!」と市場に持って行ったら「それじゃなくて」と仲買さんに言われちゃったりとかもあって。
慣れない世界一周とかもしてきたけど、結局地元・相模湾沖でよかったみたい。回り回って最終的には、自分の一番得意分野でどうにか道が開けました。なんだ、そうだったのかー。
とはいえ今回苦労した漁なので、はっきり言って最終的にどのくらい私の曲が使われるのかとか、今のところよくわかりません。獲ってきたお魚がその後どういう料理になるかは私の知る範囲ではないのでねー。
でも、自分としては一番直球の曲を作ることができたし、自分のするべきことが何なのか、また少し見えた気がしたので、あとの結果はお任せ。これをふまえてもっと先の目標に向かって行けばいいのですから。