このところ、ずっとnoteの有料記事で書いてきたが、本家のブログにも区切りなので書いておこうと思う。
2018年12月19日に、7年半婚姻関係にあったあやちゃんと離婚することになり、離婚届を提出、受理されました。
一緒に暮らして10年、再婚同士で結婚して7年8ヶ月でしたが、本当に素晴らしく充実した日々でした。
今年の6月ころから約半年かけて話し合いを続け、円満に、仲良く、二人で一緒に区役所に行って離婚届を提出することができ、ホッとしています。
詳しい経緯はnoteの有料記事を購読いただきたいのですが(この記事の末尾にリンクを貼ります)、こちらにも一通りのことを書いておきます。
12月19日に離婚届を提出して独身になりました!新体制で新年を迎えます!!
ポリアモリーのその後
今回の話しの経緯は、やはりポリアモリー辺りに端を発するのだと思います。
ポリアモリーのことをブログに書いたのは去年の12月でしたが、実際に僕らがポリアモリーを許容したのは去年2017年の7月でした。
僕とあやちゃんは、もともと極端に趣味・趣向などが異なる二人でした。
食べ物の好みや生活の時間帯、運動や睡眠に対する趣向や方向性、考え方が、全然違うのです。
そして、お互いに相手に自分のスタイルを押し付けない代わりに、自分のスタイルも曲げないという、頑固な部分を持ち合わせていました。
だから、僕らは別々の時間に眠り、別々の時間に起き、別々のものをキッチンで作って一緒に食べる、というようなライフスタイルに、徐々になっていきました。
全然違う二人だからこそ、新鮮で面白く、学ぶことも多くて楽しい側面も多々ありました。
ただ、結婚してからの月日が流れるに連れ、やはり日常的なすれ違いが双方の欲求不満として、徐々に溜まっていったんだと思います。
やはり、同じものを食べて「美味しいね〜♪」と言い合ったり、一緒の時間にベッドに入ってお話しをしたりイチャイチャしたりという機会がないことは、少しずつ不満として、お互いに溜まっていったんだと思います。
僕らは夫婦というプライベートなパートナーシップだけではなく、会社の共同経営者でもあり、一緒にセミナーやイベントに出演、登壇するプレイヤーとしてのパートナーでもあります。
ビジネスのパートナーとしての二人の相性は多分すごく良くて、だからこそ、二人で運営する会社は毎年どんどん売上を伸ばし、二人の仕事は飛躍していきました。
そんななかで、あやちゃんから去年提案があったのが、「ポリアモリーでいこう」だったわけですね。
お互いにすれ違ってしまう部分を自由な複数恋愛で、別のパートナーと埋めるようにしたらどうか、という提案だったわけです。
お互いに恋人ができるという前提でポリアモリーな活動を開始したわけですが、僕にはすぐに恋人ができたいっぽう、あやちゃんには恋人ができず、アンバランスな状態になりました。
その結果、あやちゃんが出した結論が、「我々が夫婦でいる限り、自分には恋人ができない」ということでした。
確かに周囲の多くの人は、「立花岳志の妻」というレッテルを貼ってあやちゃんを見るでしょうから、敢えてあやちゃんに言い寄る勇気を持った男性は少ないのかもしれません。
いっぽう、僕は恋人との関係が約1年続いたのですが、その関係性も僕が去年イメージした「関係者全員が幸せになるポリアモリー」というイメージとは違ったものでした。
詳しくは書きませんが、要は、僕とあやちゃんがいくら「ポリアモリー」「複数恋愛」と言っていても、恋人の側が「自分は不倫をしている」と定義しては、全員が幸せな状況にはなり得ないわけです。
そんな状況のなかで、7月に僕は恋人との関係が終わり、そしてあやちゃんは僕とは別の場所で一人で暮らしたいと言い始め、中目黒に部屋を借りて暮らし始めました。
7月一ヶ月の間に、僕は、妻と恋人が両方いなくなる、という、なかなか希有な経験をしたわけです。
離婚とビジネス継続の提案
僕の心の動きに関しては、noteを読んでいただくとして、この記事では全体の流れを説明するに留めますが、8月末にあやちゃんが僕に「プライベートの関係を清算したい」と言いました。
要は、離婚をする。そしてビジネスは一緒に継続する、というものです。
最初僕は意味が分からず混乱したのですが、その日々のことはnoteに書きました。
でも、いまとなってはあやちゃんが言っていたことは、とてもリーズナブルで、受け止めやすいものでした。
離婚をすれば、あやちゃんはもちろん、僕も独身になります。
誰とお付き合いしようが、誰と一緒にいようが、とやかく言われることはなくなり、完全に自由になります。
僕とあやちゃんは、高次の部分でのつながりに関しては、とても素晴らしいものを共有できていると思いますが、上にも書いたとおり、日常的な生活時間帯や食事、運動、睡眠などのプライベートな部分でのすれ違いがとても大きい。
であれば、僕らはビジネスやビジョンなどを今後も共有して活動を共にし、プライベートな部分はお互いに、より日常生活的な部分、プライベートな男女関係的な部分でピッタリくる相手を見つければ良いんじゃないか?ということです。
いま、実際に離婚が成立して振り返れば、とても分かりやすい提案に思えるわけですが、僕は当初はどうしても離婚はイヤでした。
あやちゃんが提案している「部分的なコンビ解消」がなかなか腑に落ちず、「全部を失う」という恐怖がつきまといました。
まあ、ある意味それも仕方がないと思うのですが、実際にすでにあやちゃんは家を出てしまい、鎌倉でときどき同居する半別居状態になっていましたし、「状況はどんどん悪くなる」という不安もありました。
あと、僕は自分が子供のころに両親が離婚したときが結構大変なトラブルになったのを子供の目で見ていたせいか、離婚に対して必要以上に脅える傾向があったようにも思います。
ただ、僕としては、別居も離婚も望まないけれど、イヤという人を引き止めることはそもそもできないので、「僕はイヤだけど、あやちゃんがそう言うならしょうがない」というスタンスで話し合いをしていました。
年内に決着を → 冬至の前に結論を そして12月19日
最初にあやちゃんが別居したいと言い始めて半年近くが経過しました。
僕も11月には麻布の新居での独り暮らしが始まり、独り暮らしを楽しむ自分も発見していました。
二人とも、押し問答の話し合いにもうくたびれていました。
「もういいね」という感じの空気が生まれ、「年内には決着を」と言い始めたのが、12月の頭でした。
その時点では、「会社は今後も二人で継続」「二人の講座も継続」という部分も合意ができていました。
あとは、「エイヤ!」の勢いで、届けを出してしまい、決着をつけるだけになりました。
そうなると、「いつ?」という話しになります。
当初は「年内」だったわけですが、「陰極まって陽に転ずる」の「冬至」が12月22日なので、その前に決着をつけ、新しい気持ちで冬至を濾して新年を迎えようということになりました。
先週土曜日に僕がnoteに一連のことを書き始めたことを契機に、物事の進みが一気に早まり、今週あやちゃんも以下の記事を公開しました。
そして事務手続きの都合などから、12月19日に離婚届を出すことになりました。
当日たまたまミーティングのため来社してくれる予定だったものくろさんとゴリ君にメッセで証人をお願いしたところ快諾いただき、12月19日決行が決まりました。
そして、一昨日、12月19日当日、役所が閉まるギリギリの時間に二人で窓口に駆け込み、無事離婚届を提出し、受理されました。
届けを出したあとは、近所の和食屋さんに二人で行き、10年間の健闘を讃え乾杯をして、この日を締めくくりました。
こうして半年に渡る、僕らの「婚姻離脱プロジェクト」は無事ソフトランディングすることができ、僕らは二人の独身の個人になりました。
今想うこと、これからのこと
実際に離婚が成立した今、気持ちはスッキリしていますが、心身共にかなり消耗したようです。
届けを出した翌日は1day講座で一日講義・講演と懇親会だったのですが、講座中もかなり疲労感が出て、しんどかったです。
今日も、無事講座を終えた安堵感もあり、ちょっとグッタリしていますが、気分はある意味爽快で、フルマラソンを完走したあとみたいな気分です。
まずはこの半年間、というか、去年からの疲れを癒しつつ、年末はじっくり今年一年、自分の半生を振り返ろうかな、と思っています。
そしてしばらくは独りであることを味わい、楽しみたいと思っています。
独り暮らしは22年ぶり、そして独身として活動するのは18年ぶりですから、ひさびさの独身貴族を楽しみたいですね(笑)。
そして、できたらプライベートの部分を共有できる、素敵なパートナーを見つけたいと思っています。
当面鎌倉の家を残し、ときどきネコも含めて鎌倉に集合する、変則的な「元夫婦」な生活になります。
ビジネスはこれからも一緒にやっていきます。
会社はどんどん発展させ、さらにみんなが豊かで充実した日々になれるよう、たくさん発信をしていきたいと思っています。
今回の件からは、すごくたくさんのことを学んでいます。
まだ現段階では、それを詳細にお話しできるだけ頭と心が整理されていません。
気持ちが落ち着いてきたら、それを教訓、法則性に落とし込み、皆さんにお伝えしていきたいと思っています。
先週土曜日にnoteに発信を開始するまで、離婚のことは一切書いてきませんでした。
多くの方が心配して応援してくれて本当にありがたいです。ありがとうございます。
皆さんのお陰で、こうして仲良く二人で独立宣言をして、けんか別れすることなく、婚姻関係を解消することができました。
これからも、あやちゃんと僕はお互いを応援しあい、相互発展を目指しつつ、プライベートは別々に充実させていきたいと思います。
今後も僕ら、そして二人の会社株式会社ツナゲルをどうぞよろしくお願いいたします!
noteの連載記事は以下からどうぞ
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。