生き方・ライフスタイル書評

死ぬこと以外かすり傷 by 箕輪厚介 〜 ネットを駆使して熱狂を生み出す男の法則をどう活かすか [書評]

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幻冬舎の書籍編集者である箕輪厚介さん著「死ぬこと以外かすり傷」を読んだのでご紹介。

僕は箕輪さんの存在をこの本を手に取るまで知らなかったのだが、箕輪さんが編集したビジネス書は何冊も読んでいたし、積ん読にもずいぶん入っている。

切れ味の鋭いタイトルと売り方を仕掛けている人なんだな、と思いつつ本書を手に取った。

1985年生まれとのことなので、今年34歳の若者が書いた本を、49歳の僕がどう受け止め、どう自分たちに活かしていくかを感じ取ってみた。

さっそく紹介しよう。

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死ぬこと以外かすり傷 by 箕輪厚介 〜 ネットを駆使して熱狂を生み出す男の法則をどう活かすか [書評]

熱きカリスマの自叙伝だが21世紀はスケールが違う

箕輪さんは幻冬舎の現役書籍編集者である。

だが、この本は幻冬舎からではなく、マガジンハウス社から出版されている。

さらに、箕輪さんはネット上にオンラインサロンを設立して運営しており、そこからの収益が、サラリーマンとしての収入の20倍以上あるという。

昔から若きカリスマの自叙伝というのは良くあるヒット作の典型なのだと思う。

ただ、21世紀になりネットを駆使したさまざまなビジネスが可能になり、また、副業に関する考え方も大きく変わってきた時代だからこそのカリスマなのだ。

単なる書籍編集者としての枠を大きくはみ出し、自分自身のブランドと腕で勝負し続けるカリスマ。

それが箕輪厚介さんということだ。

圧倒的熱量の高さを維持する

33歳の若者の仕事術を49歳の僕がそのまま鵜呑みにすることはできない。

寝ないで働くとか明け方まで呑むというライフスタイルは、僕はマネをしたいとも思わない。

ではこの本に学ぶ点がないのかといったら、猛烈にたくさんある、と僕は考える。

最も学ぶべき点は、「圧倒的熱量の高さを維持する」こと、そして「高速に変化し続けること」、さらに、「熱狂を生み出すこと」だろう。

年齢が上がったからといって情熱を失っては、これからの時代を生き残っていくことはできない。

彼は出版界という大きな土俵で日々圧倒的熱量でエネルギーを放出している。

そしてそれは書籍編集者としての枠を超え、彼のオンラインサロンやこの本などを通じて、出版界以外にも伝播している。

熱量は高い人から低い人に流れ、多くの人を惹き付ける。

49歳だろうが60歳だろうが、熱い熱を放出する人であり続けること。

これはとても大切なことだ。

高速に変化し続けること

年齢が上がってくると人間誰しも「守り」に入りたくなる。

僕は昨年離婚したときに思ったが、「離婚」というキーワードが恐ろしく感じられる最大のポイント「日常が失われる」ことだと感じた。

繰り返される日常、穏やかな日々。

それらは居心地が良いものだが、その中に落ち着いてしまうと、攻めることができなくなる。

変化し続けること、新しいことにチャレンジし続けることが億劫になったら、それは老化現象がスタートしていると思った方かいい。

幸い僕は49歳にしてシングルに戻り、再スタートを切った。

ならば、中途半端に守りに入るのではなく、どんどん攻めて変化していきたいと思う。

熱狂を生み出すこと

熱狂は若者だけに与えられたものではない。

平均寿命がどんどん伸び、100歳まで生きるという時代には、60歳の方たちには60歳の熱狂が、70歳の方たちには70歳の熱狂が必要になる。

僕は僕なりの方法で熱狂を作ってきた。

でも、それはまだまだスケールが小さいと感じる。

改めて再スタートの年となった2019年に、僕は僕なりの熱狂を用意して、皆さんにお届けしたいと思う。

それは、ごくごく小さな規模の集まりだったりするかもしれない。

Dpubのようなイベントかもしれない。

まだ形のない、新しい何かかもしれない。

いずれにしても、今までになかったものを産み出し、僕らの世代の熱狂を作っていけたらと思っている。

まとめ

暑苦しいのに、不思議な爽快感がある本だった。

閉塞感と同調圧力が強く、若者が息苦しい日本に風穴を明けてくれるカリスマとして君臨してもらいたい。

時代を変える若者のエネルギーを借りて、僕も僕なりの熱狂を産み出していく。

力強いメッセージ、オススメの一冊!

「死ぬこと以外かすり傷」のチェックはこちらからどうぞ!

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