僕が市販のドレッシングを食べなくなった理由 [健康]

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先日「普通の家にはあって 我が家にはない 生活家電 5つと 置かない理由 [ライフスタイル]」という記事を書いたところ、かなりの反響をいただいた。

こちらの記事は家電についてだが、健康と食生活、栄養について学び、見直していくと、徐々に日々スーパーで買うものも変化していく。

本当は「普通の家の冷蔵庫にはあって 我が家にはない なんちゃら」という記事を書こうかと思ったのだが、ちょっと普通の家の冷蔵庫がどんななのか想像できなかった。

なので、まずは僕自身が栄養と健康を学んだ結果、買わなくなったもの、食べなくなったものについて書いてみようと思う。

まず思い付いたのが「ドレッシング」だったので、さっそく書いてみる。

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最初のきっかけはヨーロッパ旅行

以前は僕も普通に市販のドレッシングを食べていた。

それが最初に変化したきっかけは、2012年8月から9月にかけて訪れたフランス、ポルトガル、スペインへの旅だった。

ヨーロッパの人々は、レストランでサラダにドレッシングを掛けずに食べる。

というか、レストランで完成したドレッシングというものが、サラダと一緒に出てこないのだ。

では何が出てくるかというと、塩、胡椒と共に、数種類のオイルと水手類のビネガー(酢)がボトルで出てくるのだ。

人々はサラダのうえに、思い思い好きな分量の塩コショウとオイル、ビネガーを掛けて食べている。

僕はそのスタイルに感化されて、帰国後しばらくヨーロッパ式を導入していた。

ただ、このときはただ単に「カッコいい」からやっていただけで、まだ栄養学の知識はなかった。

そのため、一時の熱が醒めると徐々にオイルとビネガーを別々に買うのが面倒になり、また市販のドレッシングに戻っていった。

栄養学を学び「アブラ」の「質」の重要性を知る

その後2017年に僕はパーソナルトレーニングのジムに入り筋トレを始める。

ところがなかなか成果が出ず、運動面だけではなく食事の改善に乗り出した。

そしてその過程で分子栄養学を学ぶことになり、栄養に関する書籍を片っ端から読み倒していった。

そのときに読んだ3冊の本が、アブラについてかなり詳細かつ入念に解説をしてくれていた。

その三冊の本とは以下のとおり。

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他にも何冊も同じシャンルの本を読んだが、そこで共通していた教えは、「アブラ」の大切さ。

世間一般では「油っこい料理」= 「身体に悪い」というイメージが先行しているが、実はそれは大間違い。

アブラは身体を作る非常に大切な栄養なのだが、ほとんどの日本人が無知なのは、その「質」を選ぶことの大切さだ。

スーパーで普通に売っているサラダ油の類いのほとんどが「悪いアブラ」で、摂取すると身体に悪影響を与えることを初めて知ったときは驚愕した。

そして学んでいくうちに、身体に良い「良質のアブラ」をきちんと摂取しようとすると、かなりのお金と手間が掛かることが分かってきた。

たとえば僕がいまでも日常的にサラダに掛けて食べている「亜麻仁油」というオイルだが、僕が買っているものはオーガニックで170gで1,580円もする。

こちらだ。

また、エクストラバージンのオリーブオイルについても、お友達からプレゼントしてもらったカペッツァーナのものは、500mlで5,000円もする。

カペッツァーナ 有機エキストラバージンオリーブオイル|カーサ・モӤ
カペッツァーナ有機エキストラバージンオリーブオイル。まるでオリーブのジュースな上質なオイル。メディチ家が愛したトスカーナ地方の歴史ある大地より。

亜麻仁油とオリーブオイルに限らず、調べていくと、ちゃんとした製法できちんと作られ、専門家が「これは身体に良い」としているアブラはどれもかなり高額になる。

で、最初にまだ知識がなかったときに僕は最初に何を思ったかというと、多分皆さんと同じことを考えた。

「そんなに高いアブラばかりじゃあ、毎日炒め物とか揚げ物とかに使えないじゃん!どうするんだよ!」と思ったわけ。

ここからは余談だけど、だから専門家は「炒め物は食べるな」「揚げ物は食べるな」と推奨しているわけで、いま僕は日常的には炒め物も揚げ物も家では作らないし食べない。

というわけで、亜麻仁油、MCTオイル、エクストラバージンのオリーブオイル、グラスフェッドバター、ココナッツオイル、ギーなどの、「身体に良いアブラ」を僕は積極的に摂取することにした。

市販のドレッシングの問題は「アブラの質」と「食品添加物」

亜麻仁油、オリーブオイル、ごま油、菜種油などの植物性のアブラは、加熱すると酸化して変質し、毒となるトランス脂肪酸になってしまう。

なので植物性のアブラは生のまま料理にかけて食べ、高温に加熱しないように推奨されている。

生のアブラをかけて食べるという話しになって真っ先に思い出したのが2012年ヨーロッパの旅の、現地の人たちのサラダのスタイルだ。

身体に良いものを美味しく食べよう、ということで、アブラに続いてビネガーについても調べていったが、ビネガーもちゃんとしたものはなかなか良いお値段がする。

さらにいうと、塩もすごく大切で、いわゆる塩化ナトリウム、食卓塩 は栄養がほとんど含まれていないが、海塩は非常に豊富なミネラル分、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが含まれている。

というわけで、僕はサラダに「良いアブラ」と「良いビネガー」と「良い塩」にブラックペッパー、さらに胡麻とエゴマ、亜麻仁、チアシードの実をミックスしてすり下ろしたものを掛けて食べるようにしている。

お陰で体調は非常に良く、また栄養バランスも良いため体型もどんどんスリムになり、さらに胃腸の調子も常に快調となっている。

そして、市販のドレッシングを止めてみて分かったことだが、市販のドレッシングの大きな問題は2つある。

一つはアブラの質、そしてもう一つが食品添加物だ。

先日「50歳の僕が 健康で若々しくあり続けるために実践しているこだわり 5つの大原則」という記事を書いた。

この記事の食事の項目で書いた通り、食事で大切なことは「栄養で身体を満たし」「毒を入れない」ことだ。

市販のドレッシングに使われているアブラは質があまり良くないものが多い。

それは価格を見れば一目瞭然。

きちんと作られた亜麻仁油の値段に対して、市販のドレッシングは1/4とか1/5の値段で売られている。

当然その価格で売っても利益が出る値段のアブラ、質が悪く値段も安い、しかもサラダ油を使っている。

市販のドレッシングの成分表示では、使っているアブラの質と種類を明記する義務なんてないので、どんなアブラが使われているかさっぱり分からないわけだ。

これが一つの問題。

そしてもう一つの問題が食品添加物だ。

特に大手メーカーが大量生産で作るドレッシングには、安く作って日持ちさせるために、さまざまな添加物が加えられている。

たとえば以前僕が買っていたあるドレッシングには、以下が含まれていることが明記されている。

「調味料(アミノ酸等)、香味食用油、オニオンエキスパウダー、香辛料抽出物、増粘剤(キサンタンガム、加工でん粉)、香辛料、甘味料(ステビア)、グルコン酸鉄」

すでに完成品として販売されているドレッシングに含まれている食品添加物のうち、どれが安全でどれが危険で、どれがどうなのかというのを、一つ一つ分析することはできない。

加工品を買うとそのようにブラックボックス化された、何が入っているか分からない商品を身体に入れることになる。

せっかく身体に良いものを食べようとサラダを食べるのに、その上に「毒」を振り掛けていてはあまりにももったいない。

であれば、単体の「亜麻仁油」「オリーブオイル」「粟国の塩」をそれぞれ買って、自分の手で掛けてサラダボウルの中で混ぜ合わせて食べた方がシンプルで安全という結論に至った。

まとめ

市販のドレッシングは安くて種類も豊富で美味しいものも多い。

ただ、野菜の上に直接かけて食べるため、摂取量も多くなる。

僕は毎朝サラダを食べるので、そのたびに身体に悪いものを入れるのはイヤだ。

というわけで、今のスタイルになってもう2年以上。

オイルやビネガー、そして塩こしょう、さらに胡麻などを自分のこだわりでセレクトしていくのは楽しい。

そして日々食べているものが確実に自分の身体を作り、身体を良くしている実感があるのも嬉しい。

当たり前のようにスーパーで売っている加工済みの食品を買うことに疑問を持つこと。

フードビジネス全盛の時代だからこそ、買う側がきちんと知識を持って毒を避けるようにすることが大切だと僕は思っている。

参考になれば幸い。

 

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