勝間和代さんの「勝間式食事ハック」という本を読んだのでご紹介。
僕の日記ブログやFacebookを見ている方は、僕が自炊好きなことをご存知だろう。
そしてそれと同時に僕が食事を整えることで身体を絞り、105kgの肥満体から25kg以上の減量に成功したこともご存知の方が多いと思う。
50歳となったいまも自他ともにまったく衰えや老いなどは感じないし、心身ともにフレッシュな状態をキープできている。
若さの源は睡眠と運動と食事(栄養)だと僕は確信している。
そしてその食事の源こそが、自炊による正しい栄養補給である。
僕は華やかな外食も大好きだが、地味で堅実で高栄養価の自炊ごはんも大好きだ。
ただ、この本を読んで僕に足りないものが明確に分かった。
それは「自動化による料理に掛かる時間の短縮」に対する意識だ。
僕は地味に丁寧に、コツコツと手作業ですべてをこなしているが、ここに文明の光を当てることで自分の時間を増やせるかもしれないと思い始めた。
さっそく紹介しよう。
加工食品をできるだけ追放する
僕はいま一人暮らしだが、家に加工食品はできるだけ置かないようにしている。
カップラーメンもないし冷凍食品もないし、レトルト食品もほとんどない。
置いているのはサバ缶とツナ缶、それにソーセージとベーコンくらい。
加工食品を置かないようになったのは、栄養と食事について学べば学ぶほど、加工食品は「カロリーは高くても栄養が少なく、毒が多い」からだ。
せっかく美味しいものを食べて健康で若々しい身体を作ろうと自炊しているのに、太りやすく体調を崩しやすいモノを食べるのはナンセンス!
加工食品は大量に安く、しかもぱっと見美味しく作って流通させるために、酸化したアブラ、単純糖質、そして添加物が大量に入っているものが多い。
そして微量栄養素が含まれていないため、食べても食べても身体は栄養が足りず、「食べたりない」というメッセージを出すため、我々は食べ過ぎ、そして太る。
安くて手軽なファストフード的外食も加工食品の使用率が高い。
加工食品を避け、しっかり栄養で身体を満たし、身体に毒を入れない食生活を送るためには、自炊が費用対効果が一番高い。
健康に良いものを食べ続ける習慣
僕が目指している食生活は、勝間さんが書かれている食生活に近い。
要は「栄養で身体を満たし、毒を入れない」ことで、美味しく食べつつ健康を促進し、若々しくあり続けることだ。
ちなみに知的生産をして生きる人間として、非常に重要なのが、食事を変えると頭の冴え方も変わるし、集中力の高さも維持する力も変わること。
食事について学ぶ前の僕は昼食が終わったあとの午後の生産性に大きな問題があった。
昼ごはんのあとは怠くて眠くて集中力が続かなかった。
でも今は夕方まで集中力が途切れることはないし、眠くて仕事にならないということもまったくなくなった。
それは食事と睡眠、運動の改善を続けてきた成果である。
この本を出版した当時の勝間さんはヴィーガン的な食生活をされていて、本書でも「肉は食べない」と書かれているが、いまは肉も食べるようになったようだ。
僕はヴィーガン食には興味がなく、肉も魚もバランス良く食べているが、野菜をどっさり食べてしっかり栄養を補給することについては完全に同意。
僕が目指している食生活は、「高たんぱく、高食物繊維、高微量栄養素(ビタミン・ミネラル)」である。
あと、良質のアブラは積極的に摂るが、悪いアブラは極力遠ざけるようにしている。
僕の食に対するこだわりを書き始めるとキリがないのでそれは別の場所に書くが、要はしっかりした食事は「たまに」ではだめで、日々の食生活自体を良い状態に「習慣化」しなければならない。
で、ほとんどの人が、分かっちゃいても加工食品やファストフードに依存してしまうのは、身体に良いしっかりした食事を続けることが現代社会では困難だからだ。
何が困難かというと、身体に良い食事を毎日しようと思うと「値段が高くつき」「手間がかかる」からだ。
健康な食生活に文明の光を当てよう
僕は自宅で仕事をしているため通勤がない。
さらに僕の仕事は原価も掛からず利益率も良いため、労働時間が短くて済む。
そのため、僕は一般的な会社員の方に比べると、自分の心や身体を整えるために使える時間が多い。
なので僕はいま3食しっかり自炊をして、とても健康的な生活を送ることができている。
でも、この本を読んで僕はつくづく思った。
「自分は料理に関してまったく効率化をしていないな」と。
僕は料理に関しては未開のジャングルで生きる原始人みたいなものだ。
本書で勝間さんが解説している「自動化」は二つ。
買い物の自動化と、調理の自動化だ。
僕はいまこのどちらもほとんどしていない。
本書では買い物の自動化は、アマゾンフレッシュなどのネット通販が推奨されている。
僕がいま住んでいる神奈川県鎌倉市はアマゾンフレッシュはエリア外で使えない。
ただオイシックスや大地を守る会など、鎌倉市でも使えるネットスーパーはいくつかある。
僕も以前オイシックスや大地を守る会を使っていた時期もあったのだが、結局止めてしまった。
やめてしまった最大の理由は、「大量のものが一斉に届いてしまい全部が同時に古くなる」のがイヤだったから。
あとは「欲しいときにすぐ手に入らない」のと、「配達日に柔軟性がない」からだ。
食材がまとめてどさっと届くと、届いた日は全部が新鮮だけど、使い切るまでの日がたてば全体が全部古くなっていく。
当時僕は結婚していて二人暮らしだったが、二人でもその「大量の食材が冷蔵庫でどんどん古くなっていく」状態が耐えられなかった。
当たり前のことだが、その日に使う分をその日に買いに行くのが一番新鮮である。
でも、その新鮮さを優先させると毎日スーパーに行くことになる。
スーパーに行く頻度を下げれば、まとめ買いをすることになるから鮮度は下がるが、その分スーパーに行く時間が減る。
これはトレードオフであり、少量を毎日のように届けてくれるサービスがあればいいのだが、僕が使ったことがあるネットスーパーには、なかなかその柔軟性がなかった。
あと、締め切り日があって、その締切り日から届くまでに何日か日数があるのも不便だった。
そして、「あなたのエリアは毎週火曜日配達です」みたいに曜日が固定されてしまっていたのも不便だった(これは大地を守る会だったかな)。
恐らくアマゾンフレッシュは少量でも毎日配達してくれるのだろうが、鎌倉市が対象エリアに入るのはきっと遠い未来のような気がする(笑)。
なので現段階では僕の生活圏内ではネットスーパーによる自動化はあまり魅力的ではない感じ。
なので「鮮度を犠牲にしない範囲でスーパーに行く頻度を下げまとめ買いをする」ことで、買い物の時短をしていこうと思っている。
調理ガジェットで料理を自動化する
僕はいま調理を自動化してくれる「調理ガジェット」は一つしか持っていない。
それはパナソニックの「おさかな煙らん亭」というフィッシュロースターだ。
僕が使っているのは4年前に買ったもので、いまは後継モデルが出ていて、「おさかな」が商品名から消えている。
僕もこのロースターで魚はもちろん、鶏肉も豚肉も牛肉も焼いてしまうので、「おさかな」の文字を商品名から取ったのは正解だと思う。
で、この本を読むまでは、特にこのロースター以外に調理ガジェットが欲しいとは思っていなかった。
だが、本書を読んで、俄然スチームコンベクションオーブンが欲しくなった。
僕は調理のときに「高温の植物油で揚げる」「炒める」はできるだけしないようにしている。
理由は植物油を高温加熱してアブラが酸化するのと、AGE(終末糖化産物)と言われる毒性が極めて強い物質ができるのを避けるためだ。
ちなみにAGEは、食材が焦げたときの茶色の部分にできるもので、身体の酸化を招き老化を促進すると言われている。
そして「揚げる」と「炒める」を避けるとなると、調理法は限られてくる。
当然ながら残る選択肢は「炙る」「茹でる」「蒸す」「煮る」などになる。
そのうちの「炙る」を、ロースターが自動調理してくれているのだが、これはめちゃくちゃ便利で、しかも美味しくできる。
ただ、いまのロースターは網焼きの炙りしかできないので、蒸し焼きとかはできず、できる料理がかなり限られている。
なので、ヘルシオのスチームコンベクションオーブンがあると、かなりいろんな料理が自動でできることが分かり、ぜひ購入したいと思うようになった。
いずれにしても、ロースターが一つあるだけで僕の料理は大幅に楽になっているのは間違いがない。
ここにあと一つか二つ、応用力が高い調理ガジェットが加わると、僕の料理はもっと時間が短縮でき、楽に美味しくできるだろうと思う。
ぜひ文明の光を料理の現場に採り入れたい。
まとめ
食事は美味しい方が良いに決まっている。
そして、できるだけコストを安く抑え、しかも作る時間、片づける時間が短い方が良いに決まっている。
僕のいまの生活は時間にゆとりがあるが、それでも時間は無尽蔵ではない。
限られた時間を効果的に使い、より美味しい食事をより簡単に作り、そしてさらに健康になっていこう。
料理や家事の自動化は、まだまだ僕は未知のことばかり。
とても勉強になったし、興味も湧いたので、一つ一つ調べて採り入れていきたい。
そうそう、新居に移って食洗機もなくなってしまったので、これも検討課題なんだな。
いろいろ自動化して自分にしかできないことに時間を想い切り使おう。
勝間式食事ハック、素晴らしかったです。
オススメ!
「勝間式食事ハック」のチェックはこちらからどうぞ!
勝間和代さんの著作の書評はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。