鴨頭嘉人(かもがしら よしひと)さん著「今日からできる、年収を10倍にする習慣術」という本を読んだのでご紹介します。
こんにちは。ビジネス書作家・ブロガー・心理カウンセラーの立花岳志です。
当ブログでは、皆さんが人生をより自由に、より美しく、より楽しく生きるための情報やメッセージをシェアしています。
本を読んで得た学びをシェアすることが僕のミッションの一つだと思っています。
僕は習慣力については人一倍のこだわりがありますが、本書から得た学びにも素晴らしいものがありました。
鴨頭さんが実践している習慣をいくつか即採用させてもらいました。
僕が採用した「年収を10倍にする習慣術」をご紹介したいと思います。
「成長の4ステップ」を理解する
悪い習慣を断ち切り、良い習慣に置き換えていきたい。
我々は誰もがそう思うものだが、なかなか上手くいかない。
悪い習慣を断ち切り良い習慣を身に付けるための最初のステップとして、「成長の4ステップ」を理解することが必要だ。
我々は一直線に成長していくのではなく、次の4ステップを踏んで成長していくのだ。
- 無意識/無能
- 有意識/無能
- 有意識/有能
- 無意識/有能
最初の「無意識/無能」というのは、「知らないし、できない」ということ。
最初は誰しも知らないし、できないところからスタートする。
そこから次に「何かをやろう」と決心する。
たとえば「毎日早起きをしよう」と決める。
ところが二度寝してしまい、なかなかできない。
これが二番目の「有意識/無能」の状態になる。
「分かっちゃいるけどできない」という状態である。
そして3番目の段階が「有意識/有能」で、これは「意識すればできる」という状態になる。
そして最後、4番目が「無意識/有能」。
もう意識しなくても自然に身体が動き、毎日勝手にできるようになっている状態だ。
歯磨きをするとか、お風呂に入るというように、勝手にできるようになっている状態が到達点。
ここで重要なポイントは、何かを習慣化しようとすると、「意識してもできない」状態を経て、さらに「意識すればできる」ステップを通過する必要があるということ。
意識してもできない状態も、意識すればできる状態も、「不快」なプロセスである。
やろうと思っても上手くできない。
必死に意識しないとできない。
これらのプロセスはずっと不快であり、違和感を感じるものである。
そして、それらの違和感を消す一番手っ取り早い方法は、「なかったことにする」、つまり「止めてしまうこと」である。
なかったことにした瞬間に、一瞬の快感がある。
でもそれでは、我々は何も成し遂げることができない。
だからこそ、「違和感を喜ぶ」ことが大切。
止めようとする言い訳を封じる。
悪習慣を止めたい場合は、悪習慣にくっついている「快」を求める言い訳を封じる。
言い訳に流されず、違和感を受け入れることで、「有意識/無能」と「有意識/有能」のステップを潜り抜け、無事習慣化を手に入れるのだ。
キャッチフレーズを持つ
本書では「言葉が持つ力」を重要視している。
著者の鴨頭さんはたくさんのキャッチフレーズを持っているという。
その中でも僕が気に入ったのが、「世界を変える男、鴨頭嘉人」というもの。
さっそく僕もTTP(徹底的にパクる)させてもらい、「世界を変える男、立花岳志」というキャッチフレーズを採用した。
毎朝僕はアファメーションをしているのだが、その時に「世界を変える男、立花岳志」というフレーズを加え、音読するようにしている。
「世界を変える男、立花岳志。俺は世界を変える」と。
キャッチフレーズの使い方について、鴨頭さんはこのように書いている。
以下引用しよう。
「この言葉は、僕に大きな影響を与えています。
どんなふうにと言うと、例えば、電車の床にゴミが落ちていたとします。周りの人が知らん顔をしていたとしても、僕は、
「世界を変える男だったら…拾う!」
そう想ってゴミを拾います。
困っている人を見かけたら、「どうなさいましたか?」って声を懸けます。
人が躊躇しそうなことでも、
「世界を変える男だったらやるはずだ」
と思って行動を起こすんです。」
自分のことを「こんな人間」と信じることを、「自己定義」という。
たいていの人は無意識に自分のことを定義してしまう。
そしてほとんどの場合、その自己定義は本当の自分の可能性よりも小さな自分を設定してしまうものだ。
だからこそ、このように「世界を変える男、立花岳志」というような、スケールの大きな自己定義を顕在意識側から潜在意識側に送ることはとても効果的だ。
毎日繰り返しているうちに、徐々に自己定義が書き変わっていくことになる。
「メンター召喚法」
自己定義も大事だが、この「メンター召喚法」も僕には非常に効果的だったので、即採用した。
自分が尊敬する人、目標とする人、凄いなぁと思う人を設定する。
そして、その人はどんな習慣を持ってるだろうか、そして、こんなとき、その人だったらどう決断するだろうか、とイメージするのだ。
あなたのメンターがやっているだろうと思う習慣を、あなたも実行する。
尊敬する人の習慣を、あなたの習慣にする。
尊敬する人の思考法、決断の仕方を、あなたの思考法、決断にする。
どうしていいか分からず悩んでしまった時、このように使う。
「こんなとき、あの人だったらどう決断するだろうか」
これは実際にやってみると、めちゃくちゃ効果的である。
メンターは一人である必要はない。
その時の状況に合わせて登場するメンターは使い分けてOK。
頭の中でイメージするだけだから、お金も時間も掛からない。
尊敬する人が持っている習慣を取り入れるだけで人生の質が変わっていく。
そのメンターが実際に会える人の場合は、会って直接質問してみるのもいいだろう。
非常にオススメの方法だ。
朝一番の習慣!!
次に僕が即採用したのは、「朝一番の習慣」だ。
鴨頭さんは、目覚めた瞬間に「今日は最高の1日だ!!」と言って飛び起きるようにしているとのこと。
笑顔でカーテンを開け、朝の光を浴びて、「おはよー♬」とあいさつをする。
目が覚めたとき、変な夢を見ていた後とか、微妙に後ろ向きな気分で目覚める時は誰にでもあるだろう。
そんな気持ちのまま、のっそり起き上がったり、ベッドの中でだらだらしていても、気分は良くならない。
目が覚めたら、まず笑顔。
そして「今日は最高の1日だ!!」「最高の1日を作るのは、自分自身だ!!」と言葉に出し、勢い良く飛び起きる。
この習慣を始めてから、たとえ前の日にちょっとしんどいことがあったり、上手くできないことがあったりしても、翌日に引き摺ることがなくなった。
そして不思議なことに、楽しい夢を見てニコニコして目覚めたり、目覚めた瞬間に頭の中で大好きな曲が流れていて、勝手に良い気分で目覚められるようになってきた。
もしかしたらこれこそ「無意識/有能」のレベルに到達した証拠なのかもしれない。
これもオススメ。
まずは「できる」と言う。やり方は後から考える
本書の後半では、成功した人の習慣についての解説がある。
この「まずは『できる』と言う。やり方は後から考える」というのは、ウルトラマンなどで知られる特撮監督、円谷英二さんの言葉だ。
特撮の現場というのは、イメージはできてもそれを実際に撮影するためには困難なシーンが山ほどある。
どんな難しい撮影シーンでも、円谷さんは必ず「やれるよ」と答えたという。
あるとき不安を観じたスタッフが、円谷さんに「本当にできるんですか?」と尋ねたときの回答がこちら。
「まず、できるって言うんだよ。方法はそれから考えればいい」
これは僕が一人ビジネスをやっていく上で、今までも無意識に実践してきたことだった。
イメージできないことは実現できない。
だからこそ、最初から「できない」と言ってしまうと、我々はもうイメージしようという努力を放棄してしまう。
とにかく「できる」と言う。
そして「どうやったらできるか」をリアルにイメージしていく。
それによって僕たちは「できない」というイメージを捨て、「できる」というイメージだけに吸い寄せられていくことになる。
多くの人は、条件が整ったらモノゴトを進めようと考える。
しかしそれではいつまでたっても進むことはできない。
出来ることからやる、できる部分からやる、そして走りながら考える。
今までは無意識にやっていたが、これからは意識的に「どうやったらできるか」を常に考え、すべてに「できる」と返事をしていこうと決めた。
まとめ
人間は習慣の塊である。
悪い習慣を一つ一つ良い習慣に置き換えていくことで、別人のような生き方を手に入れることができる。
本書から学んだ「良い習慣」を生活にどんどん採り入れ、悪い習慣を駆逐していきたい。
言葉の習慣は一人で即できることが多い。
お金も時間も掛からないのだから、積極的に採用しないと損だ。
楽しみながら実践していこうと思う。
今日からできる、年収を10倍にする習慣術、オススメです!!
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。