ひさしぶりに風邪をひいた。
ひさしぶり、といっても「ちょっと鼻水が出るな」くらいは年に何回かあることで、風邪をひいたうちに入らない。
今回は「ひょっとしたら高熱が出て寝込むかも」と身構えるレベルで、そのレベルの風邪をひいたのは何年ぶりか分からないくらいひさしぶりだった。
でも結果として高熱も出ず寝込むこともなく、ちょうど一週間でほぼ風邪は抜けた感じ。
まだ多少鼻水が残っているが気管支のゼーゼーも咳き込むこともなくなり、軽い怠さも取れてきた。
いつ以来か分からない久し振りの風邪だったので、備忘録としてこの一週間を簡単に振り返っておこうと思う。
2015年ごろまでの僕は毎月風邪で発熱して倒れていた
僕は2008年から2010年にかけて約2年かけて27kgのダイエットに成功した。
ランニングと食事の改善で痩せたわけだが、当時は栄養学の知識はなく、我流だった。
痩せたあとも運動は積極的にしていて身体を鍛えているつもりだったが、それとは関係なく毎月風邪を引くようになっていた。
いま思うと当時は運動ばかりに意識がいって食事と栄養に対するケアが足りなくて、栄養不足、特にたんぱく質不足で毎月倒れていたのだと分かる。
2015年12月に最後に風邪で高熱を出して倒れて本気で体質改善に取り組み始めた。
以降、軽く熱が出るくらいはあっても風邪で倒れて寝込むことはなくなった。
2019年3月にはこんな記事も書いている。
身体を栄養で満たすことで風邪を引かなくなった僕。
今回は結果として寝込むことはなかったが、久し振りに「ヤバいかも」と感じる状況だった。
一週間の経緯
5月16日(火)の朝に自覚症状が出た
2023年5月16日(火)の朝に目が覚めると鼻水と鼻詰まり、それに咳と喉の痛みを感じた。
前夜眠るときにはまったく自覚症状がなかったので驚いたが熱は平熱だったので通常通り活動開始。
ビタミンCの大量摂取をするか迷ったが、まずは通常通り5,000mgでいくことに。
新刊原稿の執筆も予定どおりこなして順調。
ランニングの距離は短くしておいた。
仕事を終え夕方寛いでいたら軽い寒気を感じ、「これは熱が出るかも」と。
夕食後お風呂を普段より長く、40分くらい湯船に浸かって深部体温を上げる努力を。
ポカポカに温まって普段より布団を温かくして21時前に就寝。
就寝前に体温を測ったら入浴後だったので微熱程度。
鼻水鼻詰まりで眠りにくいかと思ったが、あっさり眠れて朝までぐっすり。
5月17日(水)は地元で粛々と過ごす
9時間近く眠って起きて熱を測ったら平熱だった。
ただ気管支がかなりゼーゼーするのと鼻水・鼻詰まりがひどい感じ。
咳も出ないときは出ないのだが、出始めると咳き込むのが辛い。
新刊原稿はしんどかったら休んでも良いと思っていたが、集中力にはまったく問題がないので通常通り。
この日は近所の友人とランチに行く予定だった。
一瞬迷ったが予定通り出かけることに。
楽しく過ごして帰宅。
風邪の影響があるのか分からないがランチの鰻がヘビーでおなかが空かず、夜ごはんは抜き。
夜はこの日も長風呂で深部体温を上げてから眠る。
5月18日(木)都内でのパーティーを欠席
この日も起きて体温を測ると平熱。
ただ気管支のゼーゼーと咳き込むのがまだ酷い感じ。
この日は夜に都内で著者仲間の出版パーティーだったのだが、80名以上の方が集う会場でゲホゲホ咳き込むのは迷惑を掛けてしまうと思い残念ながら欠席することに。
朝に主催の方にお詫びのメッセを送り、その後の新刊原稿の執筆ほかルーティンは軽めだけど通常モード。
発症してからも筋トレとランニングも負荷は軽くしつつ継続。
食事を作るのが面倒なのとパーティーを欠席して残念だったので外食に出かける。
夜はこの日も長風呂して早寝の体制を整えたが、パーティーの欲求不満が残っていて無駄に夜更し。
5月19日(金)母との約束をリスケ
体温は引き続き平熱。
すこし気管支のゼーゼーが収まってきたが、まだまだ風邪ひきモード。
この日もルーティンは軽めながらも通常モード。
もともとの予定ではこの日母と都内で会う約束だったが17日の時点で来週にリスケしてもらっていた。
せめて機嫌良く凄そうと、普段平日には作らないパスタを作って食べる。
夜も自炊して長風呂して早寝。
5月20日(土)気管支がかなり楽になる
前夜早寝に成功してがっつり眠ったおかげか、気管支のゼーゼーがかなり楽になる。
鼻詰まりも弱くなってきて治る方向に進み始めたことを実感。
この日もルーティンは軽めながら通常運行。
夕食が面倒に感じて近所のコンビニでサンドイッチなどを買い食い。
5月21日(日)都内でのイベント参加を見送り
この日もしっかり眠れて体調はさらに改善。
気管支はもう大丈夫。あとは軽い咳と鼻水くらい。
この日は午前中に個人コンサルをZoomで。
長く話すとまだ風邪声で大きな声が出なくなる感じ。
午後からは体調が良ければ都内のイベントに飛び入り参加しようと思っていたが、まだ大人しくしていることに。
自宅でBreaking Down 8をPPVで観て楽しむ。
テンション下がらず困るかと思ったが早寝できて良かった。
5月22日(月)ほぼ完治で都内へ
早寝早起きで体調的にはほぼ完治。結局熱は出ず約1週間でやりすごした感じ。
午前中の個人コンサル、昨日よりも声もしっかり出るようになった。
昼から都内に出かけて母と合流してお墓参りとランチ会。
母から「喋る声が大き過ぎる」と苦笑されるくらい声が出るようになった。
治りかけが大事なのでまっすぐ夕方には帰宅。
引き続き長風呂して早寝。
5月23日(火)鼻水も止まって完調かな
早寝早起きして目覚めると、最後まで残っていた鼻水もなくなっていた。
これで症状はほぼ全部なくなって完調というところか。
久し振りの風邪で悪化を食い止めるためにしていたこと
すべての人に当てはまるものではないと思うが、僕が風邪の悪化を防ぐためにやっていたことを書いておく。
症状が出た初日から最初の3日間はヒヤヒヤしたが、結果として上手くやり過ごすことができた。
できる限り通常モードで行動する
今回は熱が出ることはなかったので、無理のない範囲で通常運転でルーティンを行っていた。
薬も飲まなかったし医者にも行かず、食事とサプリで栄養補給していただけ。
敢えて自分を病人モードに設定せず、普段通りだと、という感じで行動していた。
イベント参加と東京出撃は避ける
都内でのパーティーとイベントへの参加は見合わせた。
パーティーは夜だったので夜更し・寝不足になり体調が悪化する怖れがあったのと、大人数の場所でゲホゲホ咳をするのは周囲に迷惑になると判断したので。
あと長距離移動は負担が掛かるので、体調が改善してからの方が良いと判断した。
長風呂で深部体温を上げてからの早寝で睡眠時間を十分とる
普段からお風呂は大好きなのだが、風邪の間は意識的に長風呂にしてゆっくり浸かり深部体温を上げるようにした。
深部体温が上がっていると入眠時に今度は深部体温が大きく下がることが知られている。
入眠時に深部体温が大きく下がると眠りが深くなり成長ホルモンが多く分泌される。
成長ホルモンは身体の傷や病気などを治癒する働きがあるので、風邪の治りが早くなると考えたのだ。
食べたいものを腹八分目で美味しく食べる
栄養補給に関しては、体調がイマイチの時はあまり大量に食べないほうが良いというのが僕の考え方。
野生動物も体調が悪いときは基本的に食べずにじっとして回復を待つ。
よく「しっかり栄養を摂ってね」と病人に言うが、体調が悪いときにたくさん食べると消化にエネルギーを取られてしまうので良くないという説があり、僕はその考えを採用している。
量を多くとか栄養をしっかりではなく、食べたいと感じるものを腹八分目で美味しく食べることを心がけた。
とにかく上機嫌でいるよう心がける
体調が悪いとメンタルもどんよりしがち。
体調がイマイチでもせめて機嫌は良く凄そうと心がけた。
仕事が終わったあとは積極的に楽しそうな動画を観たり友達とメッセでバカ話をしたりしてニコニコ過ごすようにした。
ルーティンを軽めにした分自由時間が増えたので、その時間は楽しく過ごすことにフォーカスした。
まとめ
風邪で高熱が出て倒れることがなくなってもう7年半くらいになる。
あれだけ毎月倒れていたのが嘘のようだ。
でもやはり、風邪はひくときにはひくものだと再認識した。
今回は上手くやり過ごせたが、さらに免疫力を高めるよう日頃から運動、入浴、睡眠をしっかり整えていきましょう。
アイキャッチ画像は風邪っぽい、どんよりした空模様の海。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。