東京都港区三田一丁目に鎮座する「元神明宮(もとしんめいぐう)」という神社に参拝してきたのでご紹介。
この一帯は旧町名を「三田小山町」といい、以前は昔ながらの懐かしい町並みが残っていた。
しかしこの20年の間に大規模な再開発が複数行われ、町並みは大きく変貌している。
僕は20年ほど前に麻布十番に住んでいたころ、この一帯をランニングコースにして早朝に走っていた。
この元神明宮にもその際にちょくちょく参拝していた。
今回久し振りに町歩きでこの地区を訪れたので、元神明宮にも参拝させていただいた。
さっそく紹介しよう。
元神明宮(もとしんめいぐう) 基本情報
神社名 | 元神明宮(もとしんめいぐう) |
---|---|
住所 | 東京都港区三田1-4-74 |
電話番号 | 03-3451-2493 |
創建年 | 寛弘2年(1005年) |
ご祭神 | 天照皇大御神 |
拝観料 | 志料 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 公式サイト |
元神明宮 御由緒
以下、公式サイトからの引用。
当社は、社伝によると平安時代の寛弘二年(西暦一〇〇五年)一條天皇の勅命により創建されました。
渡辺綱(註)の産土神でもあり、多くの武人に崇敬を受けました。
江戸に入府した徳川家の命により神宝・御神体が飯倉神明(現在の芝大神宮)に移される際、氏子・崇敬者の熱意により境内に御神体だけは渡せないと隠し留め、昼夜警護して守ったと伝えられております。
以来、元神明宮と称され有馬侯を始め広く一般より今日まで多くの崇敬を受けてきました。
元神明宮 地図とアクセス
都営大江戸線「赤羽橋駅」 徒歩3分
東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番駅」 徒歩4分
最新!元神明宮(もとしんめいぐう)1回目の参拝レポート 2024年3月
参拝日と参拝方式
2024年3月2日(土)に社頭参拝。
当日の様子
▲ 神明坂という坂を下り切った場所に元神明宮がある。
▲ 港区が設置している神明坂の標識。
▲ 石標には大きく「天祖神社」と書かれている。
そして右上に小さく「元神明宮」の文字。
▲ 明らかに後から「元神明宮」の文字を足した感じ。
しかし神社の公式サイトにも東京都神社庁のサイトにも「天祖神社」の文字は一つもない。
さらに、東京都神社庁サイトによると、この神社の正式名称は「神明宮」であり、「元神明宮」は通称とのこと。
だが、公式サイトは全部「元神明宮」で統一されているので、この記事でも「元神明宮」とする。
「天祖神社」という名称がどのような経緯で登場しているのかは良く分からない。
あるサイトでは、「明治期に改称した」とだけあるが、天祖神社に改称したのか、天祖神社から元神明宮に改称したのか不明だった。
いろいろややこしい。
▲ 小高い丘の上に社殿があるのだが、その手前に複数の境内社が祀られている。
▲ 石段の左側に2つの境内社が。
▲ 社殿が見えてきた。
1994年建立の、超近代的、ある意味バブルっぽい造りの建物だ。
▲ 手水者と境内社。
▲ 鳥居には大きく奉納された方のお名前が刻まれている。
▲ こちらの境内社には貼り紙がしてある。
▲ 近づいてみると、この祠は仮宮であり、元の地が麻布十番にあって、そちらに戻ったとのこと。
こういうのは珍しい。
▲ 社殿には階段をのぼっていく。
▲ コンクリート打ちっ放しの神社というのは初めて見た。
▲ ガラスのドアは開いていて、そこから拝所へと向かう。
▲ 外観は現代的だけれど内装は伝統的だ。
▲ 参拝しようとすると、額には「神明宮」の文字が。
やっぱり正式名は「神明宮」なのだろうか。
▲ 帰りがけに石段の下の方から分岐している境内社に参拝。
▲ 「天白稲荷神社」の文字が。
公式サイトによると、元神明宮の境内社はすべて稲荷神社とのこと。
▲ 脇から見ると、ご覧の通り道路が丘を削ったようになっており、神社は小高い丘の上に建っている。
崖が崩れないかと心配になる。
この日のまとめ
正式名称が良く分からなかったり社殿が現代的だったり、色々とユニークな神社だった。
歴史ある神社だからこそなのだろう。
是非また参拝に訪れたい。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。