昨日読書メモで紹介した「人生は1冊のノートにまとめなさい」を読んで、いろいろ考えている。
僕はデジタルなライフロガーなのだが、この本でアナログなライフログの素晴らしさ、楽しさを強く感じた。
何よりも印象に残ったのは、ライフログは「見返して楽しみ、その結果として、豊かな記憶を持ち続けることができる」ためのものだ、という点。
確かにその通りで、写真にしても日記にしても、撮っただけ、書いただけではほとんど意味はない。
何故写真を撮るかといえば、後から自分や一緒にいた人が見返して「あー楽しかったなあ」と思うためだろう。
そして日記は自分で読み返して「あの時はこんな風に苦労していたけど、今は成長したな」と思い返したり、物事がうまくいかなくなった時に、うまくいっていた日の記録を読み返すことで、今の自分に足りなくなっているものは何かを確認したりする。
デジタルになってログの収集は格段にしやすくなった。いちいち書かなくてもFoursquareにチェックインすればいつどこにいたのか記録できるし、写真もフィルムの枚数を気にせずバンバン撮ることができるようになった。
でも、記録したものをどうやって見返すのが一番楽しいのかを考えると、ちょっと悩んでしまう。
現状僕はEvernoteにライフログを集中させている。
ログの収集にはこの方法が多分ベストなのだが、「見る」「読む」という役割を考えた時には、Evernoteでの管理は不満だ。
僕が知らないだけかもしれないが、Twitterのツイートは一日分まとめて入ってくるので時系列とはいかない。あとFacebookのウォールの書き込みは収集する方法を知らない(あるのかな?)。
PostEverに入れている自分向けツイートも一日分でまとまってしまうので、全部をミックスして一日を時系列に見る、ということはできない。
やはり一日単位で朝起きてから寝るまでを時系列で見たいなあと思い、以前試して感動したiPhoneアプリ、Momentoにログを集約させてみることにした。
Momento (Diary/Journal) 2.3.2(¥250)
カテゴリ: ライフスタイル, ソーシャルネットワーキング
販売元: d3i Ltd – d3i Ltd(サイズ: 10.9 MB)
全てのバージョンの評価: (415件の評価)
このアプリ、Twitter、Facebook、Flickr、Last.fm、Instagram、Foursquare、それにRSSなどの主要なライフログ関連サービスを全部まとめて時系列順に並べてくれるという凄いもの。
UIデザインも美しく、ツイートも一ツイートずつばらけるし、しかもFoursquareやInstagramからのツイートは無視できるという優れもの。
ただこのアプリにも弱点があって、外部連携がすごく弱いのだ。ログを読み込むのには強いのだが、吐き出す方が全然ダメ。
個人的にはここに集約させたログをMacや他の環境でも同期させて見たいわけで、それができないのがとても残念。
ただ、Momentoに直接日記を書き込むことはしないので、手間はまったくかからない。
今までEvernoteに直接書き込んでいた非公開の個人日記や週次レビューの振り返り文章を、はてなダイアリーで非公開ブログを作ってこちらに移動すれば、RSSからMomentoにもEvernoteにも自動で吐き出せるので、これでいいように思う。
あとは、Togglがフィードを吐けないので、作業履歴をどうするか考える必要がある。aTimeLoggerをiPhoneに復活させればTwitter連携で作業履歴をツイートすることができるので、非公開サブ垢を作って飛ばせばMomentoにもEvernoteにも格納可能だ。
aTimeLogger 1.9.4(無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
販売元: Sergei Zaplitny – Sergei Zaplitny(サイズ: 6.3 MB)
全てのバージョンの評価: (441件の評価)
Momentoはあくまでも集約させるハブ的に考えれば、このアプリが仮に消滅したとしても、各サービスに履歴は残っているので、ダメージは少ないのではないだろうか。
それと、日々のお金の流れもできればMomentoに集約させたい。何か良いソーシャルなサービスはないだろうか。。。
というようなことをつらつらと考えている。
まとまったらまたエントリー書きますね。
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。