2012年ヨーロッパ旅行記、2日目。
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2012年8月〜9月にかけて、約2週間かけてヨーロッパを旅したときの記事です。行ったのはフランスのパリ、ポルトガルのリスボン、そしてスペインのアンダルシア地方のマルベーリャ、グラナダです。
ホテル情報、レストラン・カフェ情報、ランニング情報、観光スポット情報などが盛りだくさんです！
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今回の旅行では、現地からブログやTwitter、Facebookでどんどん現地の様子をシェアしようと思っていた。
海外用レンタル モバイルルーター 使用時に必ずチェックすべき4つのこと [2012年夏 ヨーロッパ旅行記 その10]
海外旅行にはレンタルモバイルルーターMiFiを！
海外にいてもリアルタイムに情報をシェアしたり、現地の方に質問して情報をもらったり。
そんなことが手軽にできるようになった。本当に凄い時代。
今回の旅では、リアルタイムにさまざまなやり取りをすることを楽しみにしていた。
そしてそのために、海外旅行用のレンタルモバイルルーター、イモトのWiFi（当時はMiFiというブランドだった、以下MiFiと記載）を借りてきたのだ。
MiFiについては、ビジネスがスタートしたばかりのタイミングで僕がたまたま海外出張前に見つけ、ブログで紹介して大きな反響を呼んだことがあった。
その時に書いたMiFiに関するエントリーはこちら。
今回は、渡航する国が複数になるため、周遊タイプの契約をした。ちょっと値段は張ったが、これでどの国にいても常時ネット接続ができる。
そしてパリに到着すると早速MiFiを起動してネット接続。前回同様あっという間に現地の回線に接続できてネット活動を開始できた。
パリでRoissyバスを待っている間にも、現地の方や欧州の方とTwitterでやり取りして情報交換できて、良い感じだった。
パリ到着半日でMiFiが使用不可になってしまった
初日は長旅で疲れていたので食事を終えてホテルに戻り、すぐに眠ってしまった。
そして翌朝ランニングに出る時にもMiFiを持って出て、そしてホテルに戻って朝食を食べ、そこから早速旅行記ブログの更新を開始した。
ブログを公開して一息ついて、さてもう1本書こうかと考えていたら、MiFiがおかしい。接続できないのだ。
何度か再起動してみたがダメ。付属していたマニュアルのトラブル・シューティングを全部試したがダメ。
つながらなくなったMiFi。LEDの「Disconnected」が、本来は「Connected」になっていなければいけない。
MiFiでは無料で海外からでもサポートに24H電話ができる。
パリの午前9時くらいは、日本は午後4時ぐらいなので、普通にビジネスアワーだろうということでサポートに電話。
そして事情を説明したところ、ビックリするような回答が返ってきた。
何と、通信容量の制限オーバーとのこと。
え？容量制限オーバー？半日で？動画ファイルのダウンロードをしたわけでもないのに、何故？
この半日間に僕らがしたことといえば、Twitter、Facebook、メールチェック、Web、そしてブログ更新ぐらいのものだ。容量制限なんて有り得ない。
問題はiCloudのフォトストリーム
今回、MiFiには僕と奥さんのMBA、そして僕と奥さんのiPhoneを接続するように設定した。
4台を同時に使うことはなく、使いたい時に使う機器からつなぐという、ごく普通の使い方をしていた。
だから、まさか容量制限を半日で超えているなんてことが起こるとは、夢にも思わなかったのだが、使っていない間にもiCloudのフォトストリームは動作していて、容量制限を超えたとのこと。
MiFiのマニュアルを見返すと、確かに「iCloudのフォトストリームを切るように」という指示が書いてある。
見落とした僕が悪いのだが、でもiCloudのフォトストリームといったって、何万枚の写真を上げたわけではなく、ほとんどが移動で終わった初日の写真を上げただけだ。
そんな簡単に容量制限に引っ掛かるとは思わなかった。
容量制限解除に4〜5日もかかる！
しかも悪いことに、容量制限が解除されるのに、4〜5日も掛かるとのこと。
しかも、複数ある現地のキャリアを切り替えたり、国を移動したりしても、規制は解除されないとのこと。
複数国で利用できるSIMを管理している会社がキャリアとは無関係に制限を掛けてしまうので、国が変わってもキャリアを変えてもダメなのだ。
8月29日朝に規制が掛かってしまい、解除されるのは9月2日ぐらいではないかとのこと。
9月2日？？パリにいる間はMiFiがまったく使えないということか。がっくり。
というわけで、最初の渡航先のパリに到着してわずか半日でMiFiは使えなくなってしまった。
幸いパリのホテルには無料のWifiが部屋に来ていたので、ホテル滞在時はこれを利用したが、外出中はネット接続ができなくなってしまった。
ソフトバンクの海外パケット放題を使おうかと思ったが、値段が高いので、規制がかかっている間ずっと使うのは怖くて躊躇した。
外出先に片っ端からチェックインして、カフェからツイートしたりブログ更新したりするのを楽しみにしていたのだが、どこにもいかないうちに挫折となってしまった。ああガッカリ。
MiFi利用時に必ずチェックすべきこと
というわけで、MiFi大好き人間の僕が、MiFiをパリで全然使えないとう事態に陥っての教訓。
せっかくの楽しい海外旅行を、ストレスなく過ごすために、是非参考にしてください(>_<)/。
1. MacとiPhoneのフォトストリームは確実にOFFにする
今回「どれぐらいの期間にどれだけのデータを送受信するのと規制がかかるのか」には回答してもらえなかった。
だが、僕の経験からして、日本ではごく普通に「同期」しているデータ量で規制がかかってしまう可能性がある。
MiFiのマニュアルにも書かれているが、MacのiPhotoとiPhoneの「フォトストリーム」は確実にOFFにしてから利用開始しよう。これは絶対の教訓。
2. Dropbox、Evernote、SugarSyncなどの同期モノもOFFに
フォトストリーム以外にも、サーバとローカルでデータを同期し続けるサービスを無意識に利用している。
DropboxやEvernote、SugarSyncなどの同期系のサービスもOFFにしておこう。
Evernoteは必要な時にはWebからアクセスすれば良い。アプリを同期させると、データ転送量が跳ね上がる。
あと、Dropboxなどは、共有プロジェクトがあると、他人が入れたファイルを同期し始めてしまうので要注意。
とにかくデータ転送量は最小になるよう留意しよう。
3. 急ぎではないアプリのアップデートなどは行なわない
iPhoneやMacに入れているアプリにアップデートがあると、アップデート可能の表示が出る。
新機能を試したかったり、アプリのアップデートは習慣的にすぐしてしまう人もいるだろう（僕もそうだ）。
だが、急ぎではないアップデートはMiFiからはしない方が無難だろう。
アップデータはものによってはファイルサイズが大きく、容量制限の原因になる可能性があるからだ。
アップデートは帰国後、または制限がない（緩い）ホテルなどのWiFiにつないで行なおう。
4. ホテルなどのWiFiが使えるときはそちらを優先的に使おう
パリのホテルは部屋でWiFiが使えるようになっていた。
ただ、使うたびにログイン画面が出てきて、その都度メールアドレスと氏名を入れる必要があった。
5分くらい放置するとすぐに接続画面に切り替わり、とても鬱陶しい。
なので、僕らはホテルにいる間もずっとMiFiを使っていた。
これも良くなかった。
MiFiはホテルのWiFiのように接続が切れることがない分、フォトストリームのデータをずっと転送し続けてしまったようだ。
ホテルや公衆無線LANスポットなど、別のWiFiを利用できる環境にいる時は、そちらを優先的に使うようにしよう。
まとめ
せっかく楽しみにしていた旅先でのネット活動。
まさかこんな形で規制がかかってしまうとは夢にも思わなかった。
確かに前回の出張の時には、まだiCloudはなかったので、こんな影響を受けるとは思わなかった。
パリにはプリペイド式のモバイルルーターの販売店もあるようだったのだが、フランス語での調べモノにちょっとテンションが落ちてしまい、購入には至らなかった。
アクセス制限がかかる可能性についてはMiFiのマニュアルで言及しており、僕の不注意が原因なのだが、おそらく同じトラブルに遭遇する人も今後出てくるだろう。
僕のトラブルを参考にしてもらい、同じトラブルに陥る人が一人でも減れば幸い。
せっかく超便利なMiFiなので、規制に引っ掛からず楽しくネットしましょう！是非是非！
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2012年8月〜9月にかけて、約2週間かけてヨーロッパを旅したときの記事です。行ったのはフランスのパリ、ポルトガルのリスボン、そしてスペインのアンダルシア地方のマルベーリャ、グラナダです。
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著者／出版プロデューサー／起業支援コンサルタント／ブロガー／心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった！40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。