このブログに関しては、11月はいろいろとアクシデントが多い時期だった。
ブログのアクセスが激減!なぜだ?
昨日書いたとおり、11月13日から12月7日の間AdSense広告が表示されなくなってしまっていた。
AdSense広告についての記事はこちら。
Google AdSense広告をいきなり停止されまして | No Second Life
だが、それ以外にもう一つトラブルがあった。
原因不明のアクセスの激減だ。
ブログというのは、最新記事はTwitterやFacebook、それにRSSを経由して読んでくれる方が多い。もちろんブックマークから毎日来てくれる方もいるだろう。
それに対して古い記事には、GoogleやBing、Yahooなどの検索を通じてのアクセスが多くなる。
僕のブログにも古くても人気の高い記事というのがいくつもあって、日々検索エンジン経由でたくさんの人が読みに来てくれる。
検索エンジン経由のアクセスというのは日による変動が少ない。統計的に判断することができるのだ。
そして人気の高いエントリーをコツコツと書き続けていくことで、検索エンジン経由のアクセスがじわじわと増えていく。
これが人気ブログ作りの鉄則なのだ。
新規エントリーをソーシャル経由で投下しつつ、過去のエントリーのアクセスをピラミッドのように積み上げていく。
それを継続していくことで、トータルのアクセス数がじわじわと増えていくのだ。
つまり、書き続けている限り、よっぽどの不祥事でもない限り、アクセスが激減することはないはずだったし、僕自身今までアクセスは緩やかに増え続けてきていた。
第1の異変は9月にあった
異変は今年の9月に一度訪れた。
それまでずっと安定していたブログへのアクセスが激減したのだ。
9月下旬に、それまで安定していたアクセス数が1/3以下に激減した。
当時の僕は書籍の出版が追い込みだったのと、ヨーロッパ旅行記が楽しくて旅行記ばかり書いていた。
「拡散系のガジェットネタや書評を書いていないからアクセスが減っているのかな」くらいに考え、あまり深刻に考えていなかったのだが、実は減っていたのは新規ではなくGoogle検索経由の流入だった。
上のグラフは9/14から10/14の間のGoogleウェブマスターツールにおける、検索クエリ数の推移である。
青いグラフは検索エンジンに僕のブログの記事が表示された回数。
そしてオレンジ色はユーザーさんがクリックしてくれた数。
9月22日を境に検索表示数が1/8以下に激減している。
検索エンジンに表示されないので、クリック数も同じく激減。これがアクセス激減の理由だった。
ところが10月10日から11日にかけてで検索表示数もクリック数も何事もなかったかのように元に戻った。
何だったんだろう?と思いつつも、忙しい時期だったこともあって放置。その後もアクセス数は通常通りで順調だった。
異変再び:11月に再度検索数激減
そして異変は再度やってきた。
11月10日を境にずるずるとアクセスが激減し、今回は通常時の1/4程度まで落ち込んでしまったのだ。
赤で囲ったのがアクセス激減の時期。11月15日から一昨日12月12日までが激減期である。
アクセスが減っている間も新規のエントリーは書いているのだが、これだけアクセスが減ると広告収入にもかなりの影響が出る。
しかも丁度このアクセス減の時期に、昨日エントリーを書いたAdSense広告停止処分を受けていたので、「アクセス減と処分は関係あるのかな?」と想像していた。
こちらが直近のウェブマスターツールの検索クエリ表示。
ウェブマスターツールは数日遅れてしか表示されないので、一番右の直近が12/11のデータである。
今回の落ち込みは前回よりも激しく、検索表示数は通常の1/10にまで落ち込んだ。
いつも検索エンジンで10人来てくれるところが1人になってしまうのだから、これはたまらない。
僕以外にも激減しているブロガー多数発見!
困ったなと思いつつも、広告停止のせいでアクセスが減っているのなら僕固有の問題で仕方がないと諦めてもいた。
コツコツと良い記事を書き、広告が再開されればアクセスも復活するだろう、くらいに思っていた。
ところが、ある日Twitterで、有名ブロガーさん同士が「突然のアクセス激減」についてツイートで相談しあっているのを発見!
なに?僕だけの問題ではないのか!とビックリ。
そのうちのお一人はこのトラブルについてエントリーを書かれているのでお名前を出してもいいだろう。「なまら春友流」の著者、はるちゃん @spring_friends だ。
はるちゃんのアクセス激減に関するエントリーはこちら。
Google検索からの訪問者が激減したので泣きながらいろいろ調べてみた結果… | なまら春友流
はるちゃん以外にも、「えっ?」とビックリするような大物ブロガーさんもアクセス激減に悩んでいることが判明。
これはどうやら僕だけの問題ではないようだ。
そして「パンダ」や「ペンギン」アップデートとも無関係らしいということも判明。
そもそも、僕は多忙だったこともあり、はるちゃんみたいにブログのデザインや広告を変更したりしていなかった。
9月の時もそうで、何もしていないのに激減して、何もしていないのに勝手に復活した。
ということは、これはGoogleさん側で一時的にテクニカルな事象が起こっていて検索エンジンに引っ掛からなくなっているのだ、としか思えない。
そうなると、できることは何もない。
はるちゃんと同じく「放置」である。
ある方からの間接的アドバイス
解決方法が分からないのでアクセス減を放置しつつ、AdSense広告復活を果たしたのが先週。
その後もアクセスは少ないまま。
アクセスが少ない状態というのは、すごく精神的に良くない。
まるで自分が急に除け者にされてしまい、世界の果てに放置されたような精神状態になる。
すると、どうしてもエントリーを書く気力も萎える。
しかも、お友達を応援したいエントリーとかは「書いてもアクセスされないと可哀想」とか余計な心配をしてしまい、記事が書けなくなった。
これはまずいなあと思っていたら、最近仲良くなったTwitterのフォロワーさんが、日本でトップレベルにGoogleの技術面に詳しい方と親しいそうで、今回のトラブルについて間接的にアドバイスをいただくことに成功した。
そのアドバイスは一言「待て」。
間接的アドバイスなので、具体的な話しは伺っていないのだが、要約すると「Googleでデータベースのアルゴリズム変更を行っていて、その変更に伴ってインデックス化をやり直す作業をしている。インデックス化が終了するまでの一時的なアクセス減なので、心配いらない。復活を待て」ということ。
このアドバイスで心を強くし、どうどうと待とうと決心した。
そして復活……。だが。
アクセスが復活したのは火曜日だ。
一気に復活したのではなく、前日までの3割り増しくらいになった。
そして一昨日、昨日とアクセスは順調に伸び、ほぼ平常値にまで戻ってきた。
アクセスが伸びるのに連れて広告収入も復活。AdSenseの金額もAmazonなども、だいたい平常値に戻ってきた。
やれやれである。
しかし、昨日の広告停止といい今回の突然のアクセス減といい、こちらは完全に受身になってしまい、リスクに対する備えが全然できていないことを実感。
今後に向け、リスクが回避できる体制を作っていかないといけないと考えている。
ブログはタイトルも内容も自分で自由に決められ、人気も自分の努力と才能により高めていけると思っていても、Googleのちょっとした風向きでアクセスが1/4にまで減ってしまうのは、要は「生殺与奪の権限をGoogleに握られている」ことになる。
Googleがくしゃみをした瞬間に僕が肺炎になる、というような構図からは早く脱却しないといけない。
真剣に考えようと思う。
最後に、今回の件で相談に乗ってくれたはるちゃんはじめブロガーの皆さん、ありがとうございました。
そしてアドバイスを伝えてくれた某さん、本当に感謝です。お名前を出すと影響が大きいと思い、ここでは伏せます。
しかし波乱の11月でした。参った参った。でも復活して良かった(^-^)。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。