エッセイ日常麻布情報

麻布に戻って4ヶ月経って今思うこと

エッセイ
スポンサーリンク

5月5日に文京区小日向から港区元麻布に転居した。あれから4ヶ月ちょっと。この辺りでちょっと今思っていることを書いてみよう。

スポンサーリンク

フリーのブロガー・作家として麻布に住む意味

僕が麻布に住むのは今回で3回目。一回目は27歳まで西麻布の実家で暮らしていた時期。そして2回目が31歳〜38歳にかけて。そして今回が3回目。

前回までの2回と今回は、同じ麻布なのに、暮らしている感覚が全然違う。

それは土地が変化したのではなく、僕の環境が変化したためだ。

 

 

前回までは僕はサラリーマンとして会社に勤務していた。

平日は朝早くに家を出て、麻布の外にある会社に行って、日が暮れてから帰ってくる生活だった。

だから、麻布に暮らしているといっても、実際麻布にはいなかったのだ。

でも今回は違う。フリーのプロフェッショナル・ブロガーとして、作家として麻布に暮らしている。

一日中街の中にいる日が大半で、仕事に疲れたら散歩やランニングに出る。

新刊をチェックしたくなったら歩いて青山ブックセンターや六本木ヒルズのツタヤにすぐ行ける。

仕事の打ち合わせや雑誌や新聞の取材、それに個人コンサルなども自宅を事務所として使えるようにしたので、自宅でできる。

昼食、夕食を作るのが面倒な日は、近所のレストランにちょこっと顔を出す。

この感覚は前回までとはまったく違う。今回はしっかりと「暮らしている」という感じが強い。

 

 

 

家がコックピットで街に暮らす感覚

通勤がなく、家の近所に美術館や映画館、大型書店やたくさんの飲食店が並んでいると、家と街との境界線が曖昧になっていく。

まるで、自分の家がコックピットで、街全体が家のような気持ちになる。

特に僕の場合ネット回線とMacBook Airがあればどこでも仕事が出来てしまうので、実は近所の公園でブログ書いてたりとか、カフェで読書してたりなんてこともできる。

以前住んでいた文京区小日向は、住宅地としては閑静でとても暮らしやすかったのだが、あまりにも静かで刺激が少なかった。

カフェもほとんどないし、飲食店の数も限られ、書店も駅前に小さな本屋さんが一軒あるだけ。

外食をしたり本屋さん巡りをするときには、必ず電車に乗って「出かける」感じだった。

それがこちらに引っ越してきたら、街の中に必要なモノの多くが揃っている。

だから、電車に乗って出かける回数が激減し、街の中を回遊していることが多くなった。

 

 

また、我が家は東南向きの斜面沿いにマンションが建っていて、裏が山になっている。

予想以上に緑が多く、夏は蝉時雨がうるさいほどだ。

そして私道を奥に引っ込んだ場所にあるマンションなので、通りのノイズはほとんど気にならない。

窓を開けていても、セミの声しか聞こえないので、「ここはどこだ?」と一瞬戸惑うことがあるほど。

モノカキという仕事をするのには、最高のコンディションと言えるだろう。

 

 

 

とにかくたくさん人と会う

本を出版するようになって交友関係が広がったせいもあるのだが、麻布の街を歩いていると、とにかくたくさんの知人・友人とすれ違う。

「今、桧町公園でピクニックやってるからおいでよ」と誘ってくれる人がいたり、スーパーで買い物していたらお友達に声を掛けられてビックリというのも、1回や2回ではない。

人と会いちょっとした会話をしてまた歩き出す。些細なことなんだけど、それが結構嬉しいし、刺激にもなる。

本屋さんに行くときも、「今日は誰かいないかな?」とキョロキョロしているし、実際誰かに会えるととてもハッピーになる。

刺激という意味では、アイデア出しや企画を考える時にも街をウロウロするのは良くて、僕はアイデアを考えるときに良く街をウロウロする。

そんな時に誰かに会うと、別れた後にほぼ確実に良いアイデアが浮かぶ。

予想しない刺激を受けて、脳が活性化するせいかもしれない。

これも予想していなかったことだけど、嬉しい変化。

 

 

 

まとめ 引っ越して本当に良かった

急に引っ越しを決めたり、奥さんの教室の引っ越しと続いてたりということで、色々バタバタしたし、家賃も高くなるので心配もしたのだが、結果は直観に従って大正解。

講演やセミナー会場も近く、移動に伴う時間のロスも減ったし、作業場としての部屋が広くなったことも嬉しい。

麻布は都心で便利で刺激も多い、現代的な街であると同時に、歴史も深く、由緒正しい街でもある。

古き良き部分と、洗練され現代的な部分を併せ持つ街。特に僕が暮らす麻布十番側の元麻布には、そのハイブリッド感が強く出ている。

まだ戻ってきて4ヶ月だけれど、ここに引っ越してきてから、明らかに強運になりつつあることも自覚している。

土地の機嫌が良いと、住んでいる住人も機嫌が良くなるものだ。

思い込みもあるんだろうけれど、僕はそう思っている。

しばらくはここに腰を落ち着けて活動を続けるつもりだ。

麻布発で、書籍やブログをどんどん発信していこうと思っていますので、今後ともよろしくお願いします(^-^)。

 

ヒルズ 挑戦する都市 (朝日新書 200)森ビル社長 森 稔 朝日新聞出版 2009-10-13
売り上げランキング : 19281

by ヨメレバ

 

冒険に出よう (U25サバイバル・マニュアル)安藤 美冬 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012-11-29
売り上げランキング : 5563

by ヨメレバ

 



 

 

関連エントリー:

タイトルとURLをコピーしました