「人間は習慣の塊である」。
僕は常にそう思って行動している。
人間は急には変われない。
他人が突然変わったように見えたとしても、その人はコツコツと長い間準備をしてきて、ちょっとずつ変わっていく。
そして、やがて大きな成果に至るところまで変化したとき、その変化に周囲が驚くことになる。
深海まで潜っていた鯨がゆっくりゆっくりと海面に現れるように。
潜っている間の努力を周囲は知らない。
だから突然海上に勢い良く現れる鯨の姿にビックリするのだ。
人生を変えたいなら行動を変えるしかない。行動を変えるとは、すなわち習慣を変えることだ。
そしてその習慣とは、一つ一つは小さく些細なことばかりだ。
でも、その一つ一つの良い習慣が、あなたの人生を劇的に変える一歩となる。
一昔前までは夢も資産も特技もなにもない、ただの中小企業の無名の一サラリーマンだった僕が、いまはこうして「作家・ブロガー・講演家・カウンセラー」として自由に生きている。
365日24時間自由に生きつつ、7冊の本を出版し、自分の力で食べ続けている。
でもこの変化は、ある日突然起こったものではない。
コツコツと毎日ブログを書き、たくさんの本を読み、多くの新しい友達と出会い、積み上げてきたものだ。
本当に「ただの人」だった僕だからこそ言える。
「習慣を変えれば人生が変わる」と。
そんな僕が「人生を劇的に変えたい!」と本気で願ってから大切に実行してきた、小さな習慣を10集めてみた。
一つ一つは大したことはないかもしれないが、積み重なると凄いパワーを持つ。
気に入ったものがあればあなたの生活に採り入れてみて欲しい。
紹介しよう。
1. 早寝早起き
以前の僕はすごく夜更かしだった。
毎日寝るのは午前2時くらい。その間ずっと飲んでいるので結構な深酒だった。
寝ないで何をしているかといえば、酒を飲みつつテレビを観ているかネットをダラダラ見ているか。
人生を変えようと思ってまず取り掛かったことは、早寝早起きだ。
夜のイベントがない日は22時前には寝てしまい、5時過ぎに起きる。
早朝は電話も掛かってこないしメールも届かない。
家族も寝静まっていて邪魔も入らない。
そんな早朝の時間に自分を変えるための勉強やブログ執筆、運動などをするのだ。
最初から何時間も生活リズムを変えるのは難しくても、30分だけ、寝る時刻と起きる時刻を早くしてみよう。
朝の30分と夜の30分。
密度の違いを体感できたらしめたもの。
是非試してみて欲しい。
早寝早起き関して詳しくは以下の記事をぜひ読んでください。
2. 朝食をしっかり食べる
写真はある日の僕の朝食だ。
超夜更かしだった頃の僕は時間ギリギリまで寝ていたから、朝食は食べないこともあった。
食べるとしても朝からマクドナルドやコンビニのサンドイッチなどでの買い食いだった。
人生を変えると決めて早寝早起きにしたら、朝の時間に余裕ができた。
早く起きた分おなかも空くのでしっかり朝食を食べるようになった。
朝食を食べると身体にエネルギーが充填され、しっかり朝から活動できるようになる。
以前は午前中はボンヤリしていたが、今では午前中が一番パワフルな時間になった。
そしてもう一つ、朝食はおしゃれに食べたいと思うようになった。
朝は爽やかな気持ちに包まれて過ごしたい。
だからこそ、朝食の器や見た目にはほんのちょっとこだわっている。
そのこだわりが、一日の気分をグッと上げてくれるのだ。
美味しいパンとコーヒー、それにフルーツだけのシンプルな朝食だが、これがとっても大切な時間。
朝の質は一日の質を決める。
しっかり朝食、是非採ってみて欲しい。
3. 毎週月曜日にデスク周りをピカピカに掃除する
自分の仕事場であるデスクを毎週月曜日の朝一番にピカピカに磨き上げる。
それだけで仕事に向かう自分の気持ちがグッと引き締まる。
これから一週間も頑張るぞ!という気持ちが溢れ出してくる。
もちろんデスクの上には書類も文房具も何もない状態にする。
パソコンのデスクトップのファイルも全部分類してフォルダに入れる。
不要なものはどんどん処分して、余分なモノがない状態を作る。
不要なものがデスクにあれば、それはすべてノイズになる。
ノイズのない生活を送ると、クリエイティビティが高まってくる。
恥ずかしながら、ダメな自分だった頃はデスクも部屋もぐちゃぐちゃだった。
「すべてのモノの定位置を決める」コツコツ実践したところ、少しずつ部屋がキレイになり、やがてピカピカになった。
ノイズのないデスクにするためにも、週一回の朝の習慣が欠かせない。
4. 5分でいいので毎日運動する
僕は日々の運動を習慣にしている。
2020年3月は月間200kmを走った。4月も200km以上走れる予定だ。
そして日々筋トレもしている。
自宅でできる筋トレとしては、かなり本格的に取り組んでいる。
その成果については、こちらの記事をぜひ読んでほしい。
忙しい日ももちろんある。
そんな日でも、最低でも1km、時間にして6分だけは走るようにしている。
6分の運動自体には大した効果はないかもしれない。
でも、毎日続けることで、運動することから「視線が切れない」状態を作ることができる。
それが大切なのだ。
以前の僕は、忙しい日が続くと、一ヶ月や二ヶ月運動をまったくしない状態になることがしばしばだった。
今の僕は、毎日絶対1kmは走ると決めているおかげで、ちょっと時間ができれば10km、ゆとりがあれば15km走るように意識をコントロールできている。
ちょっとだけでも続ける。
運動においては、継続こそが力なのだ。
5. 20分でいいので毎日読書する
運動と並んで継続しているのが読書の習慣だ。
1日20分でいいので読書をする。それが僕の習慣だ。
僕は真夏でも必ずバスタブにお湯をはってお風呂に入る。シャワーだけでは嫌なのだ。
忙しくて本を読む時間が取れなかった日でも、必ず入浴するので、バスタイムで20分読書だけはできる。
時間に余裕があればもっとたくさん読めるが、最低でも20分。
忙しくなると本を読む習慣も途切れがちだ。
お風呂と本をセットにすることで、最低20分の読書時間を確保するのだ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。