僕も僕の両親も東京生まれだが、祖父母の代になると出身地がばらけてくる。
父方の祖父は千葉県生まれ、祖母は岩手県の盛岡生まれだ。
そして母方の祖父は福岡県の柳川生まれ、祖母は東京の原宿生まれということになる。
僕の名字立花は、柳川生まれの母方の祖父の名字を継いでいる。
僕自身柳川には中学生の頃に一度、そして一昨年一度来ただけなのだが、やはり先祖代々がこの地に暮らしていたと思うと感慨深い。
今回柳川編は3回に分けてエントリーを書く予定です。
まず第一弾は街を散策して撮った写真を中心にご紹介。
福岡 柳川 — 祖父の生まれ故郷をぐるっと歩いて写真を撮ってきました
柳川へは福岡の天神から西鉄特急に乗って向かう。所要時間は約50分。
柳川市は福岡南西部にあり、筑後川を挟んで佐賀県と隣接している。
直線距離では福岡市に出るより隣の佐賀市に出る方が近い、県境の町だ。
柳川に到着!
中学生のときに初めて来たときは、大牟田のホテルを拠点にしていたせいか、大牟田の先に柳川があると思い込んでいた。
実際は柳川の先が大牟田で、西鉄特急の終点。位置関係を逆に記憶していた。
のどかな景色。冬場の平日のせいか観光客っぽい人の姿も少ない。
前回来たときはもうFoursquareを使っていたのだな。
駅はいま高架駅に建て替える工事が始ったばかり。次に来るころには駅前の様子はまったく変わってしまっているだろう。
駅前の風景。特急停車駅だが、高い建物は全然なくてのどかなもの。
こんなのんびりした場所でも、Google Mapsの徒歩ルート検索はばっちり動いてめちゃくちゃ便利。
Google Mapsを使うようになってから、電車の経路検索アプリの出番がめっきり減った。
そして駅前の通りがいきなり「立花通」でウケる。柳川は立花さんだらけなのだ。
柳川は水郷である。堀が縦横に巡らされていて、川下りができるようになっている。
川下りの乗船場もシーズンオフの平日だけあって静かなもの。
iPhoneアプリWaterlogueで水彩画風に加工してみた。風情があるねえ。
この日は小春日和の穏やかな晴天。暖かくて気持ちが良い。
こちらも水彩画風に。
可愛らしい看板。いかにも手作り。
この看板の近くに、「自己啓発セミナー」という看板を掲げた教室があってビックリ。
お昼ごはんを済ませ、祖父のお墓があるお寺「良清寺」にやってきた。
一昨年来たときは柳川のことをブログにほとんど書いていない。
この時期僕はひどい燃え尽き症候群の真っ只中にいたので、ブログを書く気力がなかったのだろう。
お寺の向かいの幼稚園の看板の文字がカッコいい。
良清寺の門。立派だけどちょっと朽ちかけてて怖い(笑)。
お墓参りを済ませ再び柳川の町を歩く。
夏みかんがたわわに実っている。どこにいっても掘割があってなんとも落ち着く。
この日はなかなか川下りの舟に会わないなと思っていたら、やっとやってきた!
船頭さんは歌を唄っていた。
こちらの舟はカップル貸切で、良く見るとコタツになっている。冬ならでは!
こちらも水彩画にしてみた。カッコいいね(^-^)。
祖父の母校、柳川高校。デカデカとこんな看板が掲げられていてちょっと痛々しい。
祖父は柳川高校を卒業して旧東京帝国大学に入学するために上京し、そのまま東京で暮し続け、東京で亡くなった。
そう思うと祖父の人生も、大半は東京暮らしだったんだなあ。
僕が6歳のときに祖父は亡くなったが、一緒に暮らしていたせいか、意外と色んなことを憶えている。
*2014年5月23日追記:2014年5月に確認したところ、祖父の出身校は柳川高校ではなく旧制福岡高校と分かりました。
柳川高校というのは僕の記憶違いだったようです。
訂正します。
赤レンガ倉庫。左と右で大幅に建物の古さが違う。
最初右の新しい倉庫は「レンガ風」かと思ったが、良く見るとちゃんとレンガで作られている。
最近になってからもレンガで倉庫を建てる人がいることにちょっとビックリ。
町で見かけた看板。「喰い切り料理」ってどんな料理なのかめちゃくちゃ気になる!!
入口を覗いたら、夜はちゃんと営業してそうだった。ううむ、気になる。
食べログにもデータはあるのだが、残念ながら写真の投稿はなかった。
調べてみたら、どうも「喰い切り料理」とは、割烹のことのよう。
奇抜なものではなく、どちらかというと由緒正しいものだったのね。
まとめ
柳川の小さな町をぐるりと回って散策してみた。
途中昼食に立ち寄ったお店と、一ヶ所観光した場所があるので、そちらは独立した別エントリーにしようと思う。
祖父の実家なども事前に確認すれば訪ねられるわけだが、僕はまったく行き来がないので今回は遠慮した。
福岡には定期的に来るだろうから、次回にでもご縁があれば訪れてご挨拶させていただこう。
奥さんも一度くらいは連れてきたい。
柳川の町は写真家の荒木経惟さんが亡くなった奥さんとの新婚旅行に訪れたことで有名。
その様子は竹中直人さんと中山美穂さん主演の映画「東京日和」でも美しく描かれている。
静かで美しい町なので、是非一度訪れてみて欲しい。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。