ブックレビュー2010年の81冊目は樺沢紫苑氏著、「Twitterでビジネスを加速する方法」を読了。
良い。非常に良かった。
著者の樺沢紫苑氏は、6月末に三浦で行われたスピードブランディング合宿セミナーの講師のお一人。
本業は精神科医だが、情報系サービスに関する書籍も複数出版していて、セミナーの講師までしてしまうのだから凄い。
Twitterでビジネスを加速する方法 by 樺沢紫苑 〜 情報発信者のバイブル!! [書評]
本書はTwitterで情報を発信したい人向けの書かれている。
本書によれば、Twitterユーザーの95%は、「交流」と「情報収集」を目的にTwitterを利用している。
そして残り5%が情報を発信することを目的にTwitterを利用しているという。
本書はその5%の人をターゲットとしている。
リアルに店舗を持って商品を販売している人や企業の公式アカウントを担当する社員など、ビジネス目的のTwitterユーザーも様々だが、多くの人が求めるのが集客と販売である。
だが、多くのビジネスTwitterユーザーが大きな勘違いをして、結果として一般ユーザーから嫌われてしまっているのが現状だ。
勘違いとは、自社製品の商品リンクを貼り付けただけの宣伝ツイートを連発したり、フォローした相手に対してすぐに自分の売り込みメンションを送ったりしてしまうのだ。
本書ではそのような売り込みをすることなく、要はユーザーから愛されて有用な人物として迎え入れられ、結果としてTwitterでビジネスを成功させるためのノウハウが詰まっている。
本書の優れている点は、情報発信者が有用で役立つ情報をツイートするように進化することが、情報収集をしたい一般ユーザーにとっても有益であり、そしてセルフ・ブランディング効果により情報発信者ももちろん得をするような仕組みが描かれていることだ。
先日紹介した田渕隆茂氏著「自分らしく儲かるツイッター」も同様だが、優れたTwitterビジネス論は結局は正論を述べる。
ユーザーに愛され情報を徹底的に出しまくることが、フォロワーに有益な情報発信者として受け入れられる唯一の方法なのだ。
自社の宣伝ツイートばかりを発信している人は、それを一般ユーザーが読みたいと思うかどうか、本書を読んでもう一度勉強したほうがいい。
Twitterで直接商売をしようと思っている人だけではなく、Twitterで人気者になりたいと狙っている野心家の人(笑)やとにかく情報を発信したいという人にもお薦めの一冊だった。素晴らしい。
「Twitterでビジネスを加速する方法」のチェックはこちらからどうそ!!
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https://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/71887
https://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/2556
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。